理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.389

座右の銘

DRkobayashi

昨年は上陸する度に各地に甚大な被害を及ぼした台風ですが、今年のコロナ禍の中では緊急避難所におけるクラスター発生といった、更なる2次被害が生じたら大変な事になっていたものと思われます。勿論今年も台風の被害そのものは随所に発生しましたが、このままですと2008年以来日本列島への台風の“上陸が無い”年になりそうでございます。

ここ数年渋谷ではとんでもない大騒ぎになるハロウィンですが、このコロナ禍でもそれなりに人出はあったみたいです。それでも例年のような逮捕者が出るほどの大騒ぎにはならなかったようですが、大阪や博多ではお調子者はやはり出現してしまい、警察沙汰になったケースの報道もされておりました。

我が国ではハロウィンの夜空に満月が登場するのはナント46年ぶりだったそうですが、コラム読者の皆様方はきちんと3密を避けてのTrick or Treatを如何お過ごしになられましたでしょうか?(まあいい大人はしませんよね)

あと数日でアメリカの次の大統領が決まるわけですが、何か慣例通りにすんなりと決定はしなさそうな雲行きであります。トランプ氏が勝てばそれほどではないと思いますが、負けた場合はありとあらゆる難癖・イチャモンを見苦しくぶつけての徹底抗戦で臨んできそうな気がします。

新型コロナ対策で言えばトランプ氏がやって来たことをまともだとは到底思えませんので、あれだけの感染者や死者を認めておきながら常識的には再選はありえないと考えますが、前回も当選した事を一番驚いたのが“本人だった”という笑い話もあるくらいですからアメリカ国民が考える事は正直予想が出来ません。

こんな世間様がコロナ、コロナでバタバタしている中ではございますが、当院は同じフロアで診療をしておりましたレディース部門が移転をすることとなり、今月19日より新装オープンとさせて頂きます。場所は当院から少し銀座寄りになりまして、数寄屋橋の交差点の近くにございます有楽町電気ビル北館の17階となります。

クリニック名も『クレアージュ東京 エイジングケアクリニック』と変更しまして、女性の皆様に更なる特化した先端医療を御提供できるようにして参りますのでご期待の程何卒宜しくお願い申し上げます。

そしてそのレディースクリニックの抜けた場所には『Dクリニック東京メンズ +(プラス)』と致しまして、今まで以上に男性へのアンチエイジング医療をより多く御提供できる環境を整えて行きますので、こちらはまた後日詳細をアナウンスさせて頂きます。

という事で当クリニック拡大に伴い、新たなスタッフを増員する必要が生じますため、ここの所採用面接ラッシュの状態が続いております。お陰様でこんな場末のクリニックでもご興味を持って頂き、ご勤務を希望してこられる多くの方々と日々面接をさせて頂いておる次第です。

面接では当然こちらから志望動機などのオーソドックスな質問をした上で、私は必ず「院長の私に何か聞きたいことはありますか?」と皆さんにお尋ねする事にしています。そこで先日面接させて頂いた方からいきなり、「院長先生の座右の銘は何ですか?」と尋ねられてしまったのであります。

改めてそのような質問を、面接される側から唐突に尋ねられると、一瞬言葉につまってしまい即答が出来ない自分がそこにいたわけです。皆さんは如何でしょうか?常に人生においての座右の銘を抱きながら日々生活を送っていらっしゃいますか?

そんな時は座右の銘とまでは言えないものの、私自身の正に人としての器の大きさ(正確には“小ささ”です)を表現するような、『立って半畳、寝て一畳』とか、『無い袖は振れない』とか、そんなことをよく口にしながら、あとは『千里の道も五十歩百歩』、『君子危うきに近寄らずんば虎児を得ず』といった造語で誤魔化すという感じでやり過ごすことが多かったのですが、さすがに採用を決めるかどうかの相手にいきなりそのような事を言うと、「ここの院長(理事長)本当に大丈夫かしら?」と思われてしまいますので、さ~~て困ってしまいました。

そこで最近たまたま目にすることがあった、とある映画の台詞をこの座右の銘として頂戴しましたというお話であります。その台詞とは1963年ですから、私が生まれた次の年の古い映画です。イタリアとフランスの合作映画で、監督はご存知の方も多いと思いますルキノ・ヴィスコンティ。音楽担当ニーノ・ロータ、出演者はバート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ。とくれば名作『山猫(The Leopard)』でございます。

で、お前はきちんと最後までこの映画を観たのかと言われると、スミマセンきちんと通しては観ておりません。ただその映画の中の台詞で「永遠に変わらないためには、変わり続けなければならない(変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない)」というものがありまして。これに先日ビビビッと来たものですから、これを急遽座右の銘とさせて頂いた次第でございます。

我々の生業とは患者さんの悩みや苦しみを理解し少しでも軽減して、改善に向かうような手助けをすることです。この軸はこれからも変わることなく一切ぶれる事はありません。しかしそこへ辿り着くためには、日進月歩で進化する医療に、私自身がしっかりと遅れることなくついていきながら、同時に変わって行く必要があるのです。

先述のクリニックの改装もその一環と捉えて頂きまして、Dクリニック東京が変わらず生き残るために、これからどう変わって行くのかをキチンとお示ししながら、日々精進して参る所存でございますので、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

家に帰れば『変われるものなら、変わってみたい・・・』と念じる軸をぶらさない日々の積み重ねが、今日という日を迎えてくれるのですけどね(爆)

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