理事長の呟き
〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜
Vol.387
我が家で昼夜季節を一切問わずに、文句も言わず常に勤勉に働いているのは勿論、私・・・ではなくて我が家の“空気清浄機”兼“加湿機”兼“除湿機”の1台3役君であります。梅雨から初秋にかけてフル稼働をしていた除湿機能がつい先日自ら我が家のリビングの空気を読んで、空気清浄機能のみの稼働へと変身をしたのであります。
除湿機能というのは意外と大きな音を常に発しておりまして、テレビの音や家族の会話が聞き取りにくい(年齢のせいもあろうかとは思いますが・・・)場面が多々あったりするのですが、空気清浄機能のみになると(強烈なオヤジ臭や粉塵を発しない限り)途端に静かになり、秋の夜長の虫の音も耳にする事が可能となって本当にこんな事でも季節の変わり目を実感できたり致します。
のべつ幕無しコロナ、コロナと騒いでいたら、今年も残すところあと3ヶ月になってしまいました。本当に今年はコロナに始まりコロナに終わりそうな2020年と言えるのではないでしょうか。
来年どうしても開催したいオリンピックへの下準備も兼ねてなのか、今月から早々に海外からの渡航者の受け入れを開始するようです。果たしてこれがどこまで入国者をキチンと追っかけられるものなのか一抹の不安もありありですけれど、コラム読者の皆様の所までこの受け入れが感染拡大に繋がって行かない事を切実に願うばかりの10月スタートです。
のっけからのキャッチコピーが“仕事をする内閣”って、それでは今までの内閣は仕事をしていなかったのかよ?と思わず突っ込みたくなる菅総理の仕事始めでしたが、またまた野党さんが得意の政局以外でワーワー喚き出しそうなネタが世間を騒がしております。
中曽根元首相の「内閣・自民党合同葬儀」が今月執り行われるそうですが、今年度予算の予備費から『9600万円』を支出するとの事。これって全部我々が収めた税金からですよね。過日広島方面の国会議員夫婦に選挙資金で1億5000万円もポンと党費から支給出来たのだから、自民党主催の葬儀ならそこは我々の税金ではなくて、党のお金で勝手にやって欲しいものであります。
ちょ~~~っと、このお金の使い方は、前首相マターの「サクラを“呼ぶ”会」の時と何ら変わっておりませんぞ菅総理!さあここに本気で噛みつく事が出来たのなら、河野太郎大臣、君は本物だと私は認めてあげましょう!
ファビピラビル(商品名:アビガン)が今月中にも新型コロナの治療薬として承認されそうであります。本来であればもっと早くに承認をされても良かったのではないかと思いますが、各方面の様々な思惑や横やりで遅くなってしまった感は否めません。
確かに新型コロナの感染者全てに効く特効薬とまでは言えないにしても、世に多数ある抗がん剤も患者さんによってはさほど効果を認めずに副作用ばかり出てしまう薬があります。ではその薬剤は全然ダメなのかと言えば決してそうではなくて、救える患者さんがいるのであればそれは使う価値のある薬剤なのだと思います。
既に上市されている薬剤ですから副作用の出現に関しては、本邦初公開の新薬程の心配はいらないでしょうし、既存の薬剤で言えばノーベル賞受賞となった大村先生のイベルメクチンも我が母校の北里大学で新型コロナへの治験を実施しているようで、こちらも期待をしたいところであります。
大学生(特に首都圏の)が本当にかわいそうです。小学校から高校までは普通に通学が出来て、社会人はかなり通勤しており、何故大学生だけが未だに通学すらできないのか?歌舞伎町のホストだって通常営業で仕事を再開しているのに、大学生とはホストよりも世の中に対して危険な集団なのか?と言いたくなるような現状です。
一説によるとお歳を召されたお偉い教授様が、「多くの若者の前で講義をすると自分自身は感染して重症化する恐れがあるから通常の講義をしたくない」とごねているようなお話も聞こえております。
だったら自分だけ教室に入らずに、リモートで講義をすれば何の問題も無いように思われますが、もっとひどいお話ではAOのような入試で面接が必要な入学試験も、その面接がしたくないとごねている教授様もいらっしゃるようでして、これからの日本を背負って立つ若者を果たしてここまでないがしろにして良いものなのでしょうか?
最近テレビのCMで通販関連のコマーシャルがやたらと目につくのを皆さんもお感じでしょうか?新型コロナの影響で多くの企業が業績を悪化させて、テレビCMに予算を見出すだけの余力を失っている中で、その間隙を縫うようにこのような通販系のCMがやたらと台頭しております。
未だに自粛生活が継続して自宅に閉居している時間が長くなり、何気にテレビを見ていたらそのようなCMがどんどん流れてきて、そこで外出して買い物も出来ないストレスも併せて、ついついその通販物品を購入してしまうケースが多くなっていると聞きます。
つまりこのあたりの業界は今やすっかりとコロナバブルのようでして、テレビCMという巨額な広告宣伝費をあれだけかけても十分採算が合うと見越しての事かと思われます。ですからこのままコロナ自粛が続いてくれれば、多くの人々は自宅でテレビを見るわけで、つまり情報番組がコロナの恐怖心をあおってくれた方がCMする側としては願ったり叶ったりとなりますから、番組側もスポンサー様に忖度してコロナの女王を連日登場させていたのかも・・・?
ここ最近芸能関係の方々の自殺報道が目立っております。理由は勿論我々には伺い知れぬ事ではありますが、非常に残念で悲しい現実であります。我が国のこれまでの統計上では失業率が1ポイント悪化すると年間で約2000人の自殺者が増えると言われております。コロナ前から比較すると既に2ポイント以上悪化しておりますので、つまり約4000人の自殺者が増える可能性があるという事です。
今日現在コロナ関連でお亡くなりになった方が約1600人ですからこの比較は今後のコロナ対策をする上で非常に大きな問題提起となるはずですし、これから企業の倒産やお店の閉店などが増える事は間違いないわけですから、今後確実に自殺者が増加するこの現実をどうとらえるべきで、そしてどう解決していく事が必要なのかは菅内閣の最も大切なお仕事の1つになるはずだと・・・。
開始直後は『GO TOトラベル』をあれだけ愚策だとこき下ろしていたテレビ番組が、舌の根も乾かぬうちに、「実はこれだけお得な割安プランがありますぅぅぅ」と情報提供する我が国の三流マスコミに、洗脳されませぬように皆様十分お気をつけ下さい。
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