これまでに陰圧式勃起補助具（ビガー2020） の治療を受けた患者さんへ

順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科では「勃起不全に対する陰圧式勃起補助具（ビガー2020）の治療効果に関する後ろ向き観察研究」という研究を行っております。この研究は、新たな陰圧式勃起補助具を使用して、性交が可能となるか調べることを主な目的としています。そのため、過去に陰圧式勃起補助具（ビガー2020）の治療を受けた患者さんのカルテ等の治療データを使用させていただきます。

○この研究の対象となる患者さんは、勃起不全（ED）の方で、西暦2022年4月1日から西暦2022年9月30日の間に泌尿器科でED治療を受けた方です。
・利用させていただくカルテ情報、およびカルテ期間は下記です。
診断名、年齢、性別、身体所見、問診票（EHS（Erection Hardness Score）、IIEF（International Index of Erectile Function）、MSHQ-EjD (Male Sexual Health Questionnaire for assessing ejaculatory dysfunction）CPSIQ-12 （Confidence in Performing Sexual Intercourse Questionnaire-12）NRS (Numerical Rating Scale)、IPSS (International Prostate Symptom Score)、OABSS(Overactive Bladder Symptom Score)）
期間：西暦2022年4月1日～西暦2022年9月30日

○この研究は順天堂大学医学部医学系研究等倫理委員会の承認を受けて行われます。
・研究実施期間　倫理委員会承認日　～　西暦2024年3月31日まで
・研究責任者　　順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科・教授　　辻村　晃

○過去のデータを使用する研究であり、新たな検査や費用が生じることはなく、また、使用させていただいた患者さんへの謝礼等もありません。

○患者さんの情報は、個人を特定できる情報とは切り離した上で使用します。また、研究成果を学会や学術雑誌で発表しますが、患者さん個人を特定できる個人情報は含みません。

○調査研究の結果、特許などの知的財産が生じる可能性もございますが、その権利は大学・研究者に帰属し、あなたには帰属しません。

○この研究は、泌尿器科の研究費によって実施しておりますので、外部の企業等からの資金の提供を受けておりません。研究者が企業等から独立して計画し実施することから、特定の企業が研究結果および解析等に影響を及ぼすことはありません。また、本研究の責任医師および分担医師には開示すべき利益相反はありません。

「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」第８の1（2）イの規定により、研究者等は、被験者からインフォームド・コンセント（説明と同意）を受けることを必ずしも要しないと定められております。そのため今回の研究では患者さんから同意取得はせず、その代りに対象となる患者さんへ向けホームページで情報を公開しております。
この研究の対象となる患者さんで、ご自身の情報は利用しないでほしい等のご要望や、研究に関するご質問がございましたら、大変お手数ですが下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

なお、同意の有無が今後の治療などに影響することはございません。
　
　
【問い合わせ先】
〒279-0021　千葉県浦安市富岡2-1-1　　
順天堂大学医学部附属浦安病院
泌尿器科　　教授　辻村　晃　　　047-353-3111（内線）5167