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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.051 ジュネリックが欲しい?

最近テレビ、新聞等で「ジェネリック医薬品」なる言葉を目にしたり耳にしたりしませんか?今回はこのお薬に関してのお話を少しさせていただきましょう。

宣伝の主旨では、何でもこの薬に変えると医療費(薬代)が何割か削減できる!と強く訴えております。今国会でも医療法の改定で、国民に対しての負担が大きくなるように自民党に強行採決されてしまいました。医者だって患者さんになる事は多々あるわけですから、医療負担は少ない方がどう考えても良いに決まっています。そういった意味でも薬代だって少しでも安ければそれに越したことはございません。そこで登場、正義の味方?“ジェネリック君”というわけです。

その前にジェネリックって何?どうも「generic」と綴るようですが、意味としては「総称的な、(薬、食品などが)商標登録されていない」となっており、generic
brand とはノーブランド商品、無印商品(“良品”ではございません!)の意味になるようです。つまりジェネリック薬品とは『無商標登録薬』とか『無印薬品』と言うことになり「オイオイ、そんな薬でホントに大丈夫なの?」と怪しまれること請け合いですから、そこで前回のコラムで申し上げたように、我が国民の弱点である横文字攻勢にメーカー側も打って出たように思われます。

医薬品とは、製薬メーカー各社が凌ぎを削って、巨額の費用を投じ、人と時間をかけた研究開発をし、社運をかけて、やっとの事でこの世に送り出したものですから、簡単においそれと他社に同じもの作って売られたのではたまったものではありません。ですから、めでたく開発できた暁には一定期間その開発会社が発売を独占する権利を有するわけです。世界中で多くの患者さんが待ち焦がれているような薬を世界初で発売できれば、巨額の収益を期待できる業界である事は、勿論皆さん御存知の事と思います。新薬と一言で簡単に言いますけど、新薬開発までの道のりは、分かっていてもついついひょっとして・・・と思って購入するジャンボ宝くじの高額当選に匹敵する確率と遜色ないと言っていい(?)かもしれません。

そうして世に出た最新薬剤は1社の独占販売ですから当然値段も高いわけですね。製薬メーカーも独占的に稼げるうちに稼がなくっちゃ!という営業となります。ですから値段の高い薬の大部分は、ジェネリックとしては存在“しない”と言うことです!「あの〜、この薬ジェネリックになりません?」と勇気を振り絞って言ったところで全く同じ効果を期待できるものがなければ諦めるしかないわけです。逆にパテントの切れた薬は開発会社の薬の値段も安くなりますから、ジェネリックと大きな差は無くなってしまいます。

先日外来患者さんからこんな話しを聞きました。他院に保険診療で掛かったところジェネリック薬品が処方された。そこでそれを使い始めたところ、薬疹(使用した薬物に対してのアレルギー反応)が出たようだったのでそのメーカーに問い合わせをしたところ、「薬の細かい情報は開発をしたメーカーに問い合わせてくれ」と悪びれる風でもなく拒否をされてしまい、値段の安さはそんな所にあるのかと愕然としてしまったと言われました。

他にも、ジェネリック薬品とは商品名が違うだけで成分は同じ薬のはずなのに、保険適応の病名が足らなかったりする事(つまり先発の薬で適応のあった疾患に、そのお薬では保険診療が出来なくなってしまう事)になり、それが院外薬局での処方となると、これまた薬局と主治医のやり取りでトラブルになってしまいます。

薬を使った治療で重要なポイントの一つに、薬剤の血中濃度を体内で安定させる事があります。1日1回の内服でよい薬はそのような飲み方で継続する事で血中濃度を一定に保てますし、4回飲まなければいけないものはそうしないと体内での血中濃度を1日の中で均等に保てないからです。ジェネリック薬品の中には全部とは言いませんが、残念な事にそのような品質の管理が徹底できていないものがあるとも聞きます。

諸外国では臨床現場でのジェネリック薬品の占める割合が我が国より大きいことを強調しますが、そこまでにするだけの土壌が我が国では十分に出来上がっていないように思います。製薬メーカーは確かに“薬を売ってナンボの商売”である事はどうしようもない事実ですが、治療薬を選択する上で我々医師は『効果』だけでなく、起こりうる『副作用』についてもきちんと患者さんに説明をした上で処方しています。ジェネリック薬品を選択する上でのメリットだけを論うのでなく、デメリットがあればきちんとそれを説明する義務もあろうかと思う次第です。

これから暑くなるとビールが美味しい季節になりますが、我が国ではお父さん達の肩身の狭さゆえ、ビールのような“ジェネリックビール”(=発泡酒など)が幅を利かせております。しかし医療費だけではなく、こちらもお上の方から税金を上げられて厳しい状況ですね。ちなみに我が家は350mlまでなら“ビール”を飲む事は今の所は可能です。しかしこれもきっといつかは・・・・(泣)。

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