理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.58

『J事務所』

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結局今年も猛暑日、真夏日、熱帯夜における全ての最多記録を更新する酷暑の夏となりました。それでも“長月”になって夜になると、こちらでお願いしたわけでもなく、準備したわけでもないのに、どこからともなく我が家の裏側(裏庭と呼べるほど広くはございません)から虫の音がちゃんと聞こえるようになりました。

先月の中旬のコラム更新は、あまりの暑さに筆が進まず何の予告もなくこちらで勝手に夏休みを頂戴させて頂きました。楽しみにお待ちくださっている方が果たしてどれほどいらっしゃるのかわかっておりませんが、大変申し訳ございませんでした。(>_<) そこで今月初めには更新予定でしたが、バスケットのワールドカップが予想外に盛り上がりを見せて結果が出るまで待っていたら、高校野球のワールドカップが世界一になったり、ともするとラグビーのワールドカップも始まって1勝して、ついでにサッカーもドイツに再び勝ったりと、何か我が国のスポーツ界の盛り上がりを追いかけていたら中旬の更新日すらも過ぎてしまいましたぁぁぁ。

そしてナントこの度は18年ぶりの阪神タイガースリーグ優勝だそうでございますが、今年の流行語大賞に『アレ』は必ずノミネートされますね。果たして日本シリーズ優勝は『ソレ』なのか、『コレ』なのか、さて一体何になるのか場合によっては抱き合わせでの流行語大賞にノミネートになるのかもしれません(笑)

スポーツ界はそんな感じで健全な盛り上がりを見せているのですが、エンターテインメント業界は今やもうジャニーズ事務所(私はすぐにでも事務所の名前は変更するべきであり、新興宗教法人さんを見てごらんなさいよ!と言う気持ちから以下「J事務所」で通させて頂きます)の話題で持ちきりです。事務所側も先日会見を開いてやっと元社長の青少年への長きにわたる性犯罪の存在を認めたわけでございます。

その昔では、いい歳のオッサンが自分の息子位の少年に対して性犯罪なんて想像も出来ないし、存在すら疑わしかったために表ざたにならなかったのかもしれません。これが“少女”に対するとなれば、こりゃ~もう即座に逮捕レベルの話になるのでしょうけど、『同性の少年へ』という部分が正直話をややこしくしていたのではないでしょうか。おそらく大多数の人が「まさかそんな事・・・」、「そりゃ~ありえない・・・」と思っていたから、関心もあまり持てず半信半疑状態であったのではないかと思うのです。

そこで被害者以外のJ事務所関係者の皆さんが口をそろえて言うのは、「噂のようなものは聞いていたけど・・・」、「直接その現場を見たわけではないので・・・」という、核心に触れないというか、触れたくないのか非常にあいまいな返答しかされません。今でこそこのコラムでもよく取り上げさせて頂きますLGBTQの存在を認める世の中になりましたから、そんな性犯罪もありと言えばありのお話という事になるわけです。

そして皆さんも御存知の通りJ事務所が我が国における芸能界において莫大な力を次第に持つようになったことから、そこにぶら下がって商売をさせてもらっているマスコミ全てが自分たちの経営の安定維持を保持するべく、忖度をし続けて今回に至ってしまった歴史が全てなのだと思います。それはマスコミだけではなく、J事務所のタレントを使って自社商品のCMを制作していた企業側にも問題はあったはずなのに、今になって突然手のひらを返したようにCM契約の更新拒否や契約打ち切りを言い出しております。

そこでそのような自浄作用がこれから全てうまく働くのかと思いきや、J事務所のタレントにおける根強いファンが「そんな〇▲君をいじめる会社の商品なんて絶対に買わないから~~~」という不買ムーブメント等が起き出すと、正にブーメラン現象となり企業としても売り上げに影響が出ては困ってしまいますから、落しどころがなかなか見つからないという事になりそうです。

そして公約通りJ事務所は被害者救済のための補償受付窓口を設置した模様です。そこでは被害の内容(1:口腔性交、2:肛門性交、3:性器への接触、4;キス、5:その他のわいせつ行為、から番号で選択する)、時期、場所、期間・回数、を尋ねるようにしていて、そしてJ事務所のタレント又は研修生(ジャニーズjr.)として所属していたことがわかる資料や、性加害により受けた影響に関する診断書などの資料の提出を要望しているようです。しかしこれらがないことを理由に補償を拒むことはないとも言っているみたいですね。それにしても全ての申し出に対して一律いくらで支払ったら、それはそれで不公平感を訴えだす被害者も必ず出るでしょうから、全てが落ち着くまでには本当に大変そうなお話です。

もうこうなったらある程度名前も売れて第一線でご活躍の所属タレントさん達は、早く個人事務所の設立や別の事務所に移籍してもらうか、あとはJ事務所のブランチ事務所を内緒に開設してそこの所属としてマネージメントするとかにしないと、今後はもう収まりがつかないような気がします。まあ他の事務所はこれまで男性アイドルを世に出したくてもJ事務所の圧力でことごとく潰されて来たわけですから、ここぞとばかりに新しいグループなどをデビューさせてきて、韓流からも押し寄せてきて、しばらくは男性アイドル戦国時代に突入となるのでしょう。

あとは今年の流行語大賞が『アレ』に決定した後に、大晦日の紅白歌合戦(こそがその名前で存続するのかどうかも怪しい気がしますけど・・・)に、J事務所のグループを出場させるのか、させないのか、ここはNHKさんどう出て来るのか、ある意味で見ものだと思います。まあしかしどちらに転んでも「それなら受信料なんて払わないぞ!」と言い出す人はこれまた必ず出てきそうですけど・・・。

 

 

季節性のはずのインフルエンザが、季節外れに猛威を振るいだしているようで、都心では学級閉鎖も多発しております。これからはインフルエンザと新型コロナの混合ワクチンでも出てきてしまうのではないかと・・・。どうぞコラム読者の皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。

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