『霜月突入』

さて霜月となりました。本日より833品目（年明けには2000品目とか）！！）が値上がりをするそうです。これだけ円安が続いていたら、多くの品物を輸入に頼って製品化している我が国としては致し方ないのかなとは思われます。おそらく便乗的な値上げをしてくるところもきっとあろうかとは思いますが、我々の生活には厳しい冬がやって来そうです。

渋谷センター商店街振興組合の理事長さんが先日インタビューで「馬鹿者のバカ騒動」と思わぬ本音を吐露しておられましたハローウィンも終わってしまいました。お隣の国ではドラマでも有名になった梨泰院で大惨事が引き起こされてしまい、その報道を知っているはずの翌日でもあれだけの人々（＝馬鹿者）が渋谷には集結していました。

長引くコロナ禍で様々なイベントや行事が自粛や中止を強いられていたうっぷんのようなものが、一気に爆発してしまったのかもしれません。しかし本国のアメリカではそもそも子供たちのお祭りという事もありますが、今回のような報道は聞こえてきません。このイベントは土地が広大で道が広くて人口密度が低い国のためのお祭り騒ぎと考えるしかないのですかね（笑）。

あとこの時季になるとインスタグラム上では仮装をした（正しくは“させられた”）ワンコの写真が「これでもか！！」とあがってきます。確かにほのぼのとしたかわいらしいものもございますが、さすがにここまでやるのは虐待に近いんじゃないですかね～、と思わせる写真もございます。好きでやっている馬鹿者の人間とは違って、ワンコは自ら好き好んで仮装をしているわけではありませんので、そこのところは飼い主の皆様方もよく考えてあげてください。

話は戻りまして梨泰院での大惨事ですが、『群衆雪崩』による『圧着性窒息死』が大きな原因であるとされています。今回は1㎡に14人という密集度であったようで、とにかく人と人の圧力による呼吸困難がこの悲劇を生んでしまったと言えます。人と人に挟まれて自分の足が宙に浮く状態は、実際我が国のラッシュアワーの満員電車でもあるような話を聞きます。しかしそこでこのような惨事にならないのはどうしてでしょうか？

それは電車内では車両が動いているときには、乗車中の人が移動するという行動はとらないからでしょうね。今回はとにかく巨大な群衆が少しずつ無秩序に動くことで、集団としての規律を保った動きが制御できなくなってこのようなことになったのだと思われます。車内の人が動くのは、電車が停車してそれなりの数のドアが開いてから乗り降りの流れが出来る時だけですし、日本人は「降りる人が先で乗る人は後」といった暗黙のルールもまあそれなりに守られているのでかろうじて大丈夫なのだと思いますが、通勤電車で毎日こんな惨事が起こっていたらもうテレワークは永遠に継続するしかありません。

それとここで一つ精神科医的なコメントを追加して言わせて頂くと、恐らくそのような密集状態に対してパニック発作を発症し、そこからの過換気症候群による過呼吸症状が出現してしまった人は必ずいるはずです。そのような呼吸状態に加えて圧迫されるような呼吸困難を併発すると意識障害を認めて自立が不可能となり倒れてしまいますので、より将棋倒しのような状況を引き起こし、その結果として死傷者を生んでしまったのではないか類推いたします。

このような事件が起こるとマスコミをはじめ多くの民意として、必ず行政の警備が行き届いていなかったとか、安全配慮への不備を指摘することとなります。梨泰院の国では少し前に大きなフェリーが沈没し多数の犠牲者を出してしまった「事故」も、日を追うごとに人災による「事件」へと発展して、最終的に政府の責任を問われることとなり政権維持にも影響が出てしまいました。

馬鹿者のバカ騒動の尻ぬぐいまで一国の大統領が全責任を負わなくてはならないとするのは、ちょっとエキセントリックではないかと個人的には思いますが、今のご時世SNSで拡散する意見の強さは、気が付くと計り知れないパワーになってしまう時代ですから、今後の政権の対応とその成り行きは見ものと言えば見ものです。

そして最後に、いよいよサッカーのワールドカップが今月に開催されます。ドバイなんて場所でサッカーのワールドカップが開催できるなんてその昔は夢にも思っていませんでした。そこで日本代表の選手発表がありましたが、実はこの結果を確認してからこのコラムを書こうと思っていたこともあっていつもの1日に更新できず申し訳ございませんでした。

その発表の結果を眺めていつも思うのですが、サッカーのワールドカップは予選の期間があまりにも長いため、予選で活躍した選手が必ずしも代表に選ばれるわけではないという悲劇が必発するのが本当に不憫で仕方がありません。

夏の間に一生懸命働くアリさんとその間は遊び惚けて何もしないキリギリスさんがいて、冬になって食べ物が無くなった頃にアリさんは過労死をしていて、キリギリスさんはそのアリさんの貯えで優雅に冬を越すことが出来ました。めでたし、めでたし。

という有名な昔話を皆さんご存知かと思いますが（笑）、まさにサッカーワールドカップ日本代表の選考がこれになってしまう選手が出ちゃうのですよね～～～。その昔での代表格は三浦カズでした。今回も大迫選手、原口選手あたりは忸怩たる思いだとお察し申し上げます。しかしそんな人達の努力の上で歴史は作られるのですから、出場する選手の皆さん方には死ぬ気で戦って是非とも好成績を上げてほしいものでございます。頑張れニッポン！！

その後の我が家のお風呂のリフォームにおける進捗状況ですが、使いだしてそろそろ1ヵ月になろうとしております。しかしオーダーしているシャワーヘッドの交換と、浴室乾燥機の設置が未完成のままであります。まあそれでも快適なバスライフを送ることが出来ていますので良しとしましょうかね。