理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.241

メッシ残念!

小林一広


先日の台風による影響で、各地では大雨の被害が発生いたしました。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い梅雨明けを願う今日この頃でございます。

エルニーニョによる冷夏と予測された今夏も、ものの見事にその予測は外れエルニーニョは発生しないようで、例年通りの猛暑となりそうな感じでございます。コラム読者の皆様方におかれましても熱中症対策は万全にしていただき、どうか健やかな夏をお過ごしください。

さて1ヶ月にわたって熱戦を繰り広げてきたブラジルのワールドカップでございますが、時差の関係から寝不足は必至の連日となりましたものの、1990年に統一前の西ドイツでの優勝以来の、統一後でのドイツによる通算4回目の優勝で幕を閉じました。

個人的にはスカルプDさんの開発に多少関与している手前(なんと!直筆サイン入りユニフォームを頂いている事情もあって)、メッシ率いるアルゼンチンを今回は応援しておりましたが決勝戦では残念な結果となりました。彼自身大会MVPには選出されたようですが、これはどう考えても自他ともに不満足な受け入れ難い結果と言えましょう。

準決勝では攻守のエースを欠いてしまったとはいえ、あの開催国ブラジルを完全にアウェー状態にもかかわらず7対1で撃破してしまったあたり、暫くはこのドイツの強さは続くような予感さえ致します。

今回のメンバーを見ても若手とベテランを織り交ぜた年齢的なバランスも良かったように思えますし、更に純血のドイツというよりも移民系の力をうまく取り入れてのチーム編成も功を奏しているように思えました。

実はドイツのみならずヨーロッパのサッカー強豪国と言われる国々では、それがもう当たり前のようになってきています。我が国ではサッカーにおきましてはたまにブラジルからの帰化組がチラホラいる程度ですが、既に様々な業種においては海外からの力を借りなければ成り立たなくなりつつあるのが現状です。

医療現場でも看護師さん不足は深刻で、他国からのサポートメンバーに頼り始めておりますし、知人の建設関係の社長さんもベトナムまで研修生からスタートしてくれるスタッフを募りに現地へと赴かれているようです。

このまま少子高齢化が進んでしまえば、必ずや日本の労働人口は激減し国内の様々な分野では大変なことが起こり始めることは必至であります。今回の惨敗結果から強化が絶対的に必要なサッカーに限らず、強化どころか存続のためにも諸外国からの力の移入は必要不可欠な時代になっていると言えるのです。

そんな我が国における少子高齢化の既に老いる側の一員としまして、先月末の博多出張時の事でありました。土曜日の診療を無事に終えて1人で夕食を摂っておりましたところ、噛み締めた際に頭頂部を突き抜けるような激痛が走ったのでございます。

それまでに虫歯がじわじわと痛みを発してくるような予兆もなく、そうかと言って歯が欠けてしまったような現況も見当たらず、いったい何が起こったのか全く理解できないまま東京へ戻ってきました。その後は始終痛いわけでもなく、しかし何かの折に発症時と同じような激痛が頭頂部を突き抜けるわけです。どうも経過観察で改善する様子もないため歯科を受診したところ、歯(右下の一番奥)に亀裂が入っているとの診断でした。

虫歯はありましたがその治療は過去に完了しており、今回は何か予期せぬ固いものを不用意に噛み締めたことによって引き起ってしまった結果のようです。状況から診断するとその亀裂は修復不可能で、いつとは言えないまでも遅かれ早かれ確実にその歯は割れてしまうことになるとの宣告を受けました。

結局のところ正直後ろ髪を引かれる思いで、残念ながら今回はその歯を抜いてしまう結果となりました。以前から“8020運動”と称しまして、「80歳まで自分の歯を20本は残しましょう」という趣旨の運動(何と「8020推進財団」なるものまで存在しているようですぞ!)があることを皆さんはご存知でしたか?

83歳で他界した私の父親は、生前口腔内にある歯は全て自前のものが残っており、義歯は全くない状態で日常生活を送っておりました。そんなこともあってか加齢に伴う『歯の減少』というものには正直自分自身も無頓着であったのですが、今回の件で歯のアンチエイジングも真剣に取り組まねばいかん!!と再認識させられる2014年夏と相成りました(泣)。

 

 

それにしましてもワールドカップは最後の最後まで“メッシ”でありましたが、ワールドカップ終了後はまさか自分が“抜歯”になるとは・・・(泣)。と言いましてもどこかの元県議会議員ほどの号泣は致しませんが(笑)

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