Dクリニック東京 メンズ > 前立腺がんサポート外来 > 前立腺がん予防のための生活ルール10個
前立腺がんを予防するためには、どのような生活を心がけるべきでしょうか?すぐにできる簡単なことを10個集めました。
前立腺がん予防を考える前に、ご心配な方は50歳~60歳から定期的にPSA検査を受けることをおすすめします。なぜかと言うと、前立腺がんは進行度合いがゆっくりとしているため自覚症状を感じにくいということと、高齢になるにつれて発症率が急激に上昇していくがんであることが顕著に表れているからです。特に50歳代の男性は気をつけなければいけません。40歳代の男性にとっては、すぐに治療が必要な前立腺がんが潜んでいる可能性は約3,000人に1人と低いのですが、最近、40歳代のPSA値が、前立腺がんが発病するリスクを予知するための基礎値として有用であるとされており、仮に前立腺がんを発症した際、適切な治療を行うための役立つ指標となることが判明しました。そういう意味合いからも、前立腺がんを予防するためには定期的に検診を受けること、つまり「監視」し続けることが重要と言えます。
前立腺がんの原因は、男性ホルモンや食生活などさまざまなものが挙げられますが、原因が明確に特定されているわけではありません。とはいえ、やはり毎日の生活習慣の良し悪しが少なからず原因となっていることはあると思います。前立腺がんを予防するための重要な10の項目示しました。
前立腺がんと関係している男性ホルモンは加齢とともに分泌量が減ります。男性ホルモンの分泌を活性化して整えるために質・量の伴った睡眠は欠かせません。
フライドポテトやフライドチキン・とんかつなど高温の油で揚げたものは、前立腺がんのリスク要因になるとされています。欧米型の食生活だとこれらの食事を食べる機会も増えるため注意が必要です。揚げ物は控え、栄養バランスの良い食事習慣を心がけることが大切です。
イソフラボンを多く含む食品を積極的に摂取することも効果があるとされています。豆腐や納豆など、大豆製品を豊富に摂る人たちに、がんの発生が少ないことが疫学的に証明されています。
トマトに含まれるリコピンはその摂取量が多いほど、遠隔転移や死亡につながる「致死的な前立腺がん」の発症リスクが低いという論文が、米国国立がん研究所雑誌に2014年1月24日公表されました。もともとリコピンはがん発症のリスクとなる活性酸素に対抗する働きがあり、トマトを食習慣に取りいれることも、前立腺がん予防のひとつの対策となるかもしれません。
喫煙は前立腺がんだけでなく、肺がんや食道がんなどさまざまながんの原因としてしられています。前立腺がんの予防を真剣に考えるなら、たばこは今すぐにやめるべきです。
がんとストレスは大きな関係があり、ストレスを溜めない生活を心がける必要があります。
仕事も人間関係もあまり煮詰めて考えず、自分の好きなことに没頭できる時間、リラックスできる時間を意識的に取りいれていきましょう。
お酒は適量ですと健康に良い効果もあるとされていますが、やはり過度な飲酒は禁物です。前立腺がんの予防だけでなく、さまざまな病気(がん、動脈硬化など)の予防を考える上で大切なことです。
体を動かすことによって、がんと密接な関係にあるストレス解消や血行促進になります。栄養バランスを意識した食習慣同様に、毎日の生活に意識的に運動習慣を取りいれることも大切です。
前立腺がんの初期は違和感がない場合が多く、仮に進行している場合でも見逃してしまうことが多々あります。排尿時に違和感を抱いたりしたら、早めに検査を受けることをおすすめします。
前立腺がんの予防として役立つPSA検査。血液検査で手軽に受けられますし、スクリーニング検査としての精度は最も高いと言われています。前立腺がんは加齢に伴い急激に発症率が高まります。40歳代になったら定期的にPSA検査を受けることが重要です。
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