理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.013

いざ国際学会へ

自分の日記も3日と続いたことのないこの私が、このコラムは何と1年以上続いている事実に筆者本人が一番ビックリしているのでありますが、さすがにここにきて多少ネタが尽きてきた感は否めません。しかしそこは、人生上手く出来ているようでして、達者でさえいればそれなりにネタは転がってくるようです。フ〜〜。さて今回は先日発表に行ってまいりました学会のお話をさせていただきます。

参加した学会は第4回Intercontinental Meeting of Hair Research Societies (IMHRS)と言うもので、3年に1回開催される世界規模の髪の毛に関する国際学会です。今回はベルリンでの開催でして、我々のグループ(NPO法人
F.M.L)の共同研究のポスターを持参して、いそいそと渡独してきた次第です。私にとりましてベルリンは全く初めての地でありながら、あまり現地の予習もできないままその地に降り立ったのであります。出発前は清々しい初夏のヨーロッパを夢に描いてジメジメ日本を旅立ったのですが、以外にも天候は芳しくなく(行った人間の日頃のおこないなのか)、午前中はほとんど雨模様で、気温と湿度のやや低い日本の梅雨空といったような感じでした。街並みは、統合後の再開発がまだまだこれからといった感は否めず、“2006年のワールドカップ開催までにはきっちり仕上げてやるぜいっ!”というゲルマン魂を強く感じたのでありました。

旅(すでに学会参加であることはスッ飛んでます)と言えば天気の次に大切なのは食事ですね。ドイツと言えばご多分に漏れず、ソーセージにジャガイモにキャベツの酢漬けでビールをグビグビしか思い描いていなかったのです。しかし、こちらは先述したご当地のものから、非常に洗練された新しいお料理までと、逆の意味で裏切られたわけですが、十分楽しむことが出来ました(ここまで来ると学会はもうどうでもよくなったただの酔っ払い)。ただ、コラム読者の皆さんもご存知かもしれませんが、ドイツでは日本で言うところの「消費税」ってやつが16%!もありまして、いち旅行者にはちと辛かったです。しかしこれ位はキッチリ払っておかないと、今後の年金がど〜のこ〜の言う資格はないのかもしれませんね。参議院選挙はちゃんと投票に行きましょう。しかしどこに投票しても我々の時代の年金は、このままでは正直期待薄ですよね。

さて、肝心の発表内容に関しましてはHPの別のところでご覧いただけると思いますのでコラムでは割愛させていただきます。髪の医学はまだまだ未知の部分が沢山あるようです。学会発表はそれなりに準備して臨んだので、現地での様々な質問にはノラリクラリしてきたつもりですが、今回オマケで頂いた
Scientific Poster Award(今回の学会の発表の中で、特に秀逸とされる発表に頂ける賞)の受賞の時のスピーチまでは準備していなかったために、ポスターセッションの時とは比較にならないほど壇上では心臓をバクバクさせてしまいましたが、今となってはとてもいい思い出になる学会参加となりました。

「本日閉会式に列席されていらっしゃる世界的権威のある皮膚科学、形成外科学、分子生物学等の先生方を前に、この様な賞を頂戴できたことに心より感謝しますと共にひとつお詫びを申し上げなくてはなりません。ア、ア、ア、ア・・I’m
just a psychiatristです。」

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