理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.015

新人タクシードライバー

いや〜、本当に今年は未曾有の酷暑となってしまいましたが、コラム読者の皆様は夏バテもなく元気にお過ごしでしょうか?前回このコラムへのご意見、ご感想をお願い致しましたところ、予想以上のメールを頂戴いたしました。どうもありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ただひとつ気になったのは、皆さんコラムの「内容」よりも、小林家の「内情」を心配していただいたり、興味をお持ちの方が非常に多くて、このコラムは今後そっちネタで行かなくっちゃ読者は確保できないのであろうか?と一抹の不安を抱く今日この頃です。

さて今年は、と言えばオリンピックの年でもあり、日本の選手の大活躍に多くの人(含む私)が、寝不足状態で連日出勤されていたのではないかと思います。しかしオリンピックがアマチュアの大会であったのは遠い昔で、今やプロ(あ〜〜どうして勝てなかった日本のプロ野球!)でも普通に参加することに意義がある状況になっていますよね。プロフェッショナルとは、「ある種その道において一般の人よりも秀でており、それは対価として金銭を授受できる技能であり、その技を所有する者である」と小生は認識しておる次第ですが皆さんいかがでしょう?その技能を有する証明としてライセンスなるものが存在し、この私も生活の糧を稼ぐべく、お上から頂戴したライセンスを手に、医師の端くれとして日々コラムの作成・・・じゃなくて、日々の診療に切磋琢磨しているわけであります。ハイ。

そこで少し話は変わって、先日タクシーに乗車する機会があり、私は当然のように「○○までお願いします」と運転手さんに告げたのであります。皆さんもご存知かもしれませんが、乗車時にこの様に告げると「××を通る道でよろしいですか?」と聞き返されることが最近多いと思いますが、これはそのように確認をしておかないと途中や降車時に「この道のほうが近い!」とか、「あっちの道のほうが早い!」とクレームを言われてしまうことを避けるためなのだそうです。私はいつも余程の事でない限り「プロにお任せします」と返すのですが、先日のタクシーでは少し状況が違ったのです。いきなり「○○までの道を言ってください」と返され、一瞬「何っ?」と思ったのですが、何かの聞き間違いであろうと思い直し、いつものように「プロにお任せします」と返事をしました。すると走り出しながらおもむろにその運転手さんはカーナビ(最近は搭載しているタクシーも増えましたが)を操作し始めたのです。どうやらその○○に近い地名を夕暮れの都内を失踪しながら必死で入力しているではありませんか。するとどこからともなく「危険です!危険です!危険です!・・・」と連呼する大声が聞こえだしました。初めは車外にそのようなことを叫ぶ街宣車でもいるのかと辺りを見回してもそのような気配は全くありません。それでもその叫びは止まらず・・・

そうなんです、皆さん。既にお気づきの方も多いと思いますが、カーナビは一般に車を運転中には細かい操作はできないようになっていますよね。しかし、そのタクシーのカーナビは、運転中の操作は可能であるけれど、ご丁寧に道順だけではなく「危険です!」とも教えてもくれるタイプの物のようだったわけです。皆さん、「危険です!」を連呼し続けるカーナビを操作し続けながら運転し続けるタクシーに乗り続ける気分を想像してみて下さい。しかもです。そのカーナビの操作すら傍で見ていてどうも心許ないと来た日にゃ〜、オイ!ちゃんと前見て!あっ、信号変わってるって!料金倍払うから頼むから降ろしてくれ〜〜〜!(笑)⇒筆者以外

小生もこの日を機に心に誓いました。医学書を片手に患者さんの目の前で必死で調べながら診療するのはもうやめようと・・・。

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