AGA治療(薄毛・抜け毛に関する治療)、メンズヘルス医療を提供する東京駅にあるDクリニック東京 メンズ

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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.050 AGAの治療をお願いします。

おかげさまでこのコラムもナ、ナ、ナント!50回目を迎えることとなりました。これもひとえにネタを提供し続けてくれる家族の・・・ではなく、日々新たな気持ちで患者さんと向かい合って臨床を継続させていただいている現状に他ありません。

ついでに言わせていただきますと、我がクリニックもこの7 月で8年目を迎えることとなります。開院当初は現在のビルではなく、もう少し新宿駅に近い雑居ビル(大家さんゴメンナサイ)にありました。うなぎの寝床のような細長い、現在とは比べものにもならない、「ここでほんとに診療やってるの?」といった雰囲気の、知る人ぞ知る(それは今でもそうですけど)といった、いかにも怪しげなクリニックでした。当時からの患者さんには「あっちの方が何だか落ち着けたのに・・・」と言っていただけることも稀にあります。

「一人を殺せば殺人者になるが、何万人を殺せば英雄になる」なんて台詞があったような気がしますけど、「一人が生えるくらいでは何かの間違いと言われても、何千人も生えたらそれはスタンダードな治療」と言ってもらえるような実績は、この7年で残すことが出来たように自負いたします。そこにはこのクリニックに携わっていただいた多くの先生方やスタッフの協力と、何と言っても我々の医療を信じて、きちんと毎日内服して、頑張って毎月通っていただいた患者さんの潜在的な発毛力があってこそ!と思う次第です。

当時は内服薬を使って発毛の治療をする事はそれ程多くの方々に認知されていなかったのですが、昨年12 月に我が国でも処方可能となったプロペシアの存在は少しずつ浸透しているようです。製薬メーカーさんもここに来てかなり広告宣伝に力が入っているようで(「AGAは・・・・」ってやつです)最近は色々な所で目にします。雑誌やテレビは勿論、先日は電車の乗降するドアにまでステッカーが貼ってあったのには一瞬クラッとしてしまいました。「AGAって一体何よ?」から興味を持たせる広告手法は、バイアグラを『ED』という言葉で認知させていった経緯を思い出してみてください。

今でこそEDと言えば多くの人が「ああ、暴れん坊将軍の暴れ具合に翳りがでたのね」と男の“コカン”(沽券?)にかかわる問題として理解を示してくれますが、これが10年前なら「ああ、宇宙人の映画ね、スピルバーグの」ってそりゃーあんた『ET』でしょうが!になってしまう確率はかなり高かったのではないかと思われます。今回はその“二匹目のドジョウ”を狙ったものが見え見えの作品と言って過言ではないでしょう。

我が国においては、自国語では躊躇して口にし辛い言葉が、なぜか戦後60 年経った今でも、横文字にするだけで知的でsophisticateされたように(この書き方こそまさにそう!)錯覚をしてしまう国民性が根強く残っています。つまりその症状を告げにくくて受診をためらう、たとえ受診まで漕ぎ着けても医師に面と向かって言い難いその日本語を、横文字で簡略化することで受診に対しての敷居を低くできれば患者数は増えて、とどのつまり薬の売り上げが上がると製薬メーカー(広告会社)は緻密に分析しているようです。

「AGAの治療をお願いします!」と私にむかって言ってきた患者さんは今現在のところ皆無ですけど・・・。

先日診察室を出られる際に「いつもコラム楽しみにしています」と患者さんに言っていただいたのですが、こんな文章でも楽しんでいただけていると思えば、よっしゃぁ〜、100回号を目指して頑張ります!

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