理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.075

麻疹(はしか)の流行

若い(幼い)頃に何かに熱中していると大人達から「まぁ、“はしか”みたいなもんだから・・・」と言われる事がありました。ところが今の世の中、そんな悠長なことを言っている場合ではなくなっております。

皆さんもご存知のとおり、全国的に麻疹(はしか)が大流行をしているようです。首都圏の大学にも当面休講をしてしまった学校があるようですが、逆に学内に感染した学生を入れて、外に出さないように世間から隔離させた方が感染拡大の予防になりそうですけどね〜。

どうやら他国と比較しても我が国の麻疹の罹患率は決して褒められたものではないようです。お隣の韓国では撲滅宣言レベルですし、日本人はそんなウイルスを持って世界中をウロウロ徘徊しないでほしいようなことを言われているみたいです。

こうなれば義務教育である中学校を卒業する時に全員に抗体検査を義務化して、抗体を持っていない生徒は「ワクチンを接種しないと卒業させない!」位のことをしなければいかんのではないかと思う次第ですが如何でしょう?

ここ最近気になることの二つ目としましては、どうも銃刀を使った事件・犯罪が目に付いてしまうことです。それも突然理解に苦しむような状況下で起こっていることです。親子間であったり、白昼堂々人ごみの中であったり、普通では起こり得ないようなチョット想像を絶する言動によるものです。

銃にせよ、刃物にせよ、それを人が手にしたうえで、意として使用しない限りは何の事件も事故も起こらないのですから、根本的な問題は人にあることは明らかです。銃は別としても、人を刺すために包丁は生まれてきたわけでもなければ、人の首や腕を切断するために鋸は売られているわけでもありません。

これだけ色々な道具を駆使して生きている動物は人間だけです。その道具は有史以来どんどん増え続けています。先日私も住まいを変更するにあたり、「これだけの取扱説明書を理解しなくてはいけないのか!」と愕然といたしました。便利になったようでいて、一方では不便に感じる私は自身の記名力低下が問題なのでしょうか?そして道具が増えすぎるあまり、その使い方を間違ってしまうのは必然なのでしょうか?お湯の代わりに水が出るくらいなら我慢しますけど・・・。

さて三つ目の話題ですが、社会保険庁が管理する年金加入記録の欠落により、受給額との差額を過去5年分しか受け取れない受給者が莫大な件数発覚した事件であります。もしこのような事件が民間の銀行などで発覚しようものならどうでしょう。おそらく金融庁がすっ飛んできて経営責任を問い、何らかのペナルティーを科してしまうことは明らかです。

そのような事が起らないように、誤魔化しをさせないようにと民間には必ず監査なり調査が定期的に入ります。それは人のすることですから、絶対に間違いや不正があるという前提に立ってのことですよね。それを社会保険庁は第三者からの監査などを受けないまま、な〜な〜でここまでやってきたわけです。我々の支払った年金で収益も上がらない不良債権物件をあちこちに建てられたり、取り返しのつかない運用をされたりしても、内部からは誰も間違いを指摘せずに、誰も責任を取らずにきたのがまさに社会保険庁ってことになりはしませんか。

公的機関だからミスや間違いは起こらないなんて、今の世の中誰が信じるでしょうか。警察や県庁にだって裏金はれっきと存在していたのはご存知ですよね。2010年には民間に業務委託だそうでございますが、これが株式会社なら株主は我々『国民』です。国民による“株主総会”を開催しろ!と言いたいです。

しかもです。『救済』法案をどうのこうの国会で騒いでおりますけど、そりゃ日本語の使い方が根底から間違っていませんか?天災に遭った被災地の人達や、何の罪もないのに戦争に巻き込まれた戦地の人達は確かに『救済』が必要です。私は医療過誤に遭ってしまった患者さんへの対応を『救済』と言う医者は絶対いないと思いますが・・・。お〜〜〜い、責任者出て来〜〜〜い!(この文章を書いたあとにどうも「特例」に変えたようですけど、後の祭りじゃ!)

 

あの〜、ところで私の家庭内における立場には『救済』が適応されますでしょうか?

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