理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.136

本物と余裕

2010年となりました。21世紀も10周年を迎えるにあたりコラム読者の皆様方も良い年をお迎えのことと存じます。本年もクリニック共々このコラムもどうぞよろしくお願い致します。

昨年の新型インフルエンザ騒動の中、私は早々に「ひょっとしたらパンデミック状態が遷延すれば紅白歌合戦は中止になるのでは?」と大胆な予想をしておりました。ところがNHKが三顧の礼を尽くしに尽くしたと思われる矢沢永吉さんも無事にご出場と相成り、数年前の氣志團の事件のようなことも勃発せず無事に幕を閉じたようです。

出場者をチラ見してみると「子供店長」から「イギリスの歌うオバちゃん」まで、とにかく出せるものは何でも出してしまえ〜的な歌番組になってしまったみたいです。それにしてもあの“嵐”のデビューとクリニックの開院した年が一緒だったとは・・・。これからもお互い一緒に大きく成長していきたいものです。(笑)

昨年は政治も経済も我が国にあっては本当に混とんとした1年であったように思います。ママから莫大なお小遣いを何年間も貰っておきながら、「そんなのボクは知らないんでちゅ〜」と言い放ち、アメリカ政府からはすっかりオオカミ少年扱いの“子供総理”は今年のいつ頃までが賞味期限となるのでしょうか?

経済的にはデフレスパイラルからの脱却が必至のように思われます。1000円でお釣りの貰えるジーンズを「あれをジーンズと呼んでほしくない」と一生懸命オリジナルのデニムの製品を作って売っているお店の人は嘆いておられました。一昔前は“安かろう悪かろう”が当たり前だったのですが、“安くても結構いけてんじゃん”をユニクロが続けるためにこのような事態に陥っているのかもしれません。

そこで何が大切なのか?と考えたときにやはり『本物』を見極めることが一番大切なのではないかと思うのです。本物を見分ける目、本物を嗅ぎわける鼻、本物を味わえる舌、本物を知りつくせる脳、といったあたりでしょうか。

何かの流れに任せて勢いで総理大臣を認めてしまったり、地球をあげてのエコブームに呑み込まれて商品を買ってしまったり・・・、これだけ情報が錯綜する今日において、きちんとした本物と対峙することこそが今年一番必要とされていることでしょう。

ところがその本物をきちんと選択するためにはある程度の『余裕』がないとできないのではないかと私は思います。ギリギリの切羽詰まった精神状態において、冷静にその本物を見つけだすことが出来るのかと言われたら、それはある種の賭けみたいになってしまうケースもあろうかと。

余裕があって初めて偽物を事前に認知できるのです。ババを引くのは運に左右されるところも多少はあっても、余裕を持って冷静に判断できていれば全て運任せといった事態に陥ることはないはずです。

その大切な『余裕』が今の我々に一番欠如しているもののように思えます。電車の中でちょっとしたことが過激な傷害事件になってみたり、大企業がこの余裕を失ったことを理由に大リストラを敢行したり、髪だって心ない他人の一言で必要以上に気になってしまったり・・・。

とにかく今年はこの『余裕』を何としてでも引っ張り出すことに徹する1年にして行けたらと心に誓う元旦であります。そして皆様方から『本物』であると認めて頂けるように日々の診療に全力を尽くしてまいります。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

相変わらず家に帰るとこの『余裕』のかけらもなくなってしまうのは年男になっても同じなのかぁぁぁ〜〜。

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