理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.175

武士の情け

のろのろ台風12号の影響による大雨の影響で、奈良・和歌山などで被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。今年は地震に台風と記録的な天災被害の年となってしまいましたが、コラム読者の皆様方はその後もお元気にお過ごしでしょうか?

地球温暖化に伴う酷暑に対し多くの家庭に不和をもたらしたと言われる(我が家ではございません)憎き「電力使用制限令」も、22日終了の予定が9日の午後8時に前倒しで全面解除とされました。これまた未曾有だった節電の夏も無事に一度も“パンク”することなくめでたく乗り切る事が出来たわけです。パチパチパチ(拍手)。

正直ホッとしたところ(会社や学校など)も多いと思いますが、電気料金の請求額を見て「おっ、こんなにも経費節減が出来るんじゃないか!」と寝た子が起きてしまった経営側では、再びエコだの脱原発などを理由にこのまま節電の継続に突っ走るところもあるような話を聞いております。

省エネは確かに悪い事ではありません。しかしこの世の中「無駄なものは全部なくしてしまえ!」といった思想ばかりが蔓延ってしまうと、それはそれで如何なものかと考え込んでしまいます。車のハンドルにだって“遊び”の部分があるから落ち着いて運転できるのではありませんか?このコラムで頻繁に使うフレーズでございますが、日本中が“貧すれば鈍する”にならない事を切に願う次第であります。

その貧窮した日本を立ち直らせるべく新しい内閣が発足しましたが、予想通り各マスコミと野党は色々な閣僚の献金や発言などにおける重箱の隅をつつくような事ばかりに相も変わらず躍起になっております。

そりゃ〜議員さんが法律を遵守する事は当たり前のことです。しかし数億〜数十億円単位の額にでもなれば話は別でしょうが、数万〜数十万円の献金で大臣の足を引っ張る事が、今の日本に本当に必要とされている事なのでしょうか。

それだけ献金した人の国籍にこだわるならば、献金時にはパスポートの写しも添えて提出してもらうような法律でも作らないと、そのあたりを100%ふるいにかけることなど不可能だと思います。

それをまた野党が鬼の首を取ったみたいにピーチクパーチクと騒げば勿論国会は空転します。そうなるといつまでたっても被災地や日本経済は復興できず、この劣悪な経済状態は改善することなくジリ貧状態のまま続いていくわけです。

結局そのような不況下では多くのメーカーは広告費をもちろん渋りますから、ほぼその広告収入で成り立っていると言っても過言ではないNHK以外の新聞・テレビのマスコミさん達は自分で自分の首を絞め続けている事に「おい!いい加減気付けよ!」と言いたくもなります。

言葉尻だってそうですよ。自分の思っている事が100%完全な言語として表出できないことって長い人生絶対にあるじゃないですか。国民全員が寄って集って人の上げ足取りばかりしていては、子供達への情操教育上どうかとも思いますし、そんな国に決して明るい未来が見えてくるわけがありません。

担当大臣の確かに「それを言っちゃ〜お終め〜よ」という発言そのものを庇護するつもりは微塵もございません。そこのところはくれぐれもお間違えのないようにお願いいたします。私が言いたいのは、何でもかんでもチマチマと調べ上げたうえで、何の配慮も無く暴きたてればそれでいいという風潮の蔓延化を危惧し、かつ憂いているものであります。

“武士の情け”という言葉がありますが、そんな気持ちで相手を思いやるような心の余裕、相手に対する自分自身のプライドといったものを、皆が共有できないような陳腐な国に既に日本は成り下がってしまったのでしょうか・・・。

しかしあんな“アンポンタン”な発言まで首相の任命責任と騒ぐ体質って、部員一人が喫煙や飲酒したことがばれて甲子園代表を取り消そうとする高野連の体質そのもので、戦後60年以上たっても、大震災から半年たっても「変われない日本」って感じです。

 

竜兵ちゃ〜ん、ぢゃなかった野田総理ぃぃぃ。このチャンスだったのに〜〜〜、経済産業大臣をあの古賀さんにするのは!経産省を退職してもらって民間からとしての起用、どやっ!

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