理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.049

『年金問題2023』

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3月になりましたが、予想通りに昨年以上にスギ花粉が舞い散っているようです。2022年度も今月で終わってしまいます。進級、進学、就職、異動、転勤、左遷、退職、転職、etc.1年で最も悲喜こもごもな人たちが錯綜する月でございます。コラム読者の皆様に於かれましてはお変わりなく(人生の大きな転機をお迎えになる方がいらっしゃるかもしれませんが)御清祥のことと存じます。

前回のコラムでも突っ込ませて頂きました5月8日にならないと新型コロナは5類にならない件ですが、「5類になってからもコロナ病床は残す」と厚労省は言っているそうです。ちょっとお待ちください。では同じ5類のインフルエンザにそのような特別な病床ってございましたっけ?なぜそのような対応になるのか意味が全く分かりませんが、何かどこかに既得権益的な意味合いが燻っているとしか思えないのは私だけでしょうか・・・。

バイデン大統領がウクライナに電撃訪問をして、結局G7のトップでウクライナに行っていないのは岸田さんだけになってしまいました。5月には自身の出身地広島でG7の議長として故郷に錦を飾りたいのでしょうが、自分だけがウクライナに行かないで迎えてしまうであろうG7に焦燥感が漂っております。過日ヨーロッパを中心にG7の国々を歴訪したついでにちょろっとでも立ち寄ってくればよかったのに、そんな大胆不敵な決断力はお持ちではなかったようです。  

それこそ自分がいけないのであれば、政治活動用の証拠写真の撮影と土産物の買い出しのついでに、御子息様を特使としてウクライナに向かわせていたら、一応それなりに仕事をしてきた感もあって、あれだけ野党からやいのやいの言われることも・・・、いやいやもっと炎上してしまったでしょうね(笑)。

そこで今回のお題でございます。私も昨年還暦を迎えまして、基本的にはあと5年で年金生活を送ることも可能となるわけであります。そこで日本年金機構さんからこれまでの年金の支払いの件で確認する書類が届けられました。その書類に目を通しますとナントびっくりの記載があったのでございます。

私は1991年に大学を卒業して医師国家試験に合格後、その年から母校の北里大学病院で研修医として勤務をスタートさせました。そこからは私学共済年金を当然お支払いしていました。2年の研修期間を終えて1993年の5月から埼玉県にございます当時の名前で「精神保健総合センター」へ出向となり、晴れて埼玉県の公務員医師として2年間勤務をしたのでございます。

そう致しますとその期間は地方公務員共済組合に加入させられてそこから年金の支払いをしていたはずなのですが、ナントその2年間の支払いがなされていないという報告書が送られてきたのでございます。どこかのチャラい民間企業に所属してそこのチョンボで支払っていなかったとかならありそうなお話ですが、公務員共済から支払われていないなんてまずありえないお話かと思われます。そこで約30年前に勤務をしておりました元の職場へ問い合わせましたところ、当然勤務の実態は間違いなくあり、年金も給与から強制的に天引きされていたはずとの見解でした。

そしてそちらから所轄になる大宮年金事務所に問い合わせをしてくれたようで、その後大宮の年金事務所から私に直接電話がかかってきました。これまでの経緯から支払っていたことはほぼ100%間違いがないと思われるのですから、年金機構側の登録ミスによるものと私は確信しておりました。そこで電話口の担当者からは「この度は当方の手違いでご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした」の第一声があるものと待ち構えていたところ、「大宮年金事務所ですが、書類を送りますのでそちらに申請内容を記載して返送してください」と極めて事務的な口調で言われたのであります。

この対応には正直かなり拍子抜けしてしまい、しばらく私は電話口で呆然としてしまったのでございます。元職場の事務担当者から「約30年前にさかのぼってしまうが、これこれこのようなミスが起きている」と詳細は聞いているであろうに、まるでそんなやり取りは何もなかったかのように、そんな話は生まれて初めて聞いたとでも言わんばかりのような感じで一方的にまくし立ててきたのでありました。

「いいから黙って俺の話を聞けぇぇぇぇ!!」

心の中でそのように絶叫をして、大きく深呼吸をしたうえで私は事の経緯を最初から丁寧にご説明をさせて頂きましたとさ・・・。

随分前にも全国規模でかなり大掛かりな年金の支給に関する未払いのミスが発覚したことがありましたが、その時も厚労省をはじめ年金機構の対応がどこか他人事で心からお詫びをするような感じを受けられなかったことを思い出しました。人のする仕事ですからミスや間違いはあるのは(無いに越したことはございませんけど)仕方がないことではありませんか。それが事実であればそれを素直に認めて、陳謝するべきところはキチンとしたうえでその後の処理をして頂ければ、事をこれ以上荒立てるつもりは毛頭ございません。

あと5年したら悠々自適で優雅な年金生活が今の我が国で出来るなんて思ってもいませんし、正直期待もしておりません。それでも自分が前もって払っておいたものを期限が来たらしっかりと返してもらう事は当然の権利でございますので、そこのところはビシッと発信させて頂くことにした2023年の早春でございました。

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