理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.039

『いよいよ国葬』

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さすがに9月も半ばになりますと、夜にはちゃんと虫の音が聞こえてくるようになるものでございます。世界的にCOVID-19の新たな変異株によるパンデミックな状態の報告もここのところ耳にすることもなく、長期にわたるコロナ禍もこれでやっと収束へと向かっているのではないかと個人的に念じております。

ところがこの年末に向けましては久方ぶりにインフルエンザの流行も危惧されていまして、コロナ禍では全く流行しなかったインフルエンザでしたから、国民における集団の免疫力も低下しているはずです。これでオーストラリアみたいにツインデミックなんかになったら、これまた小池のおばさまの血圧が上がりそうですが果たして如何なものでしょうか?まだまだマスクは必要なのかもしれません。

それでもこの収束の流れに乗って、平和ボケの安心安全でしかも超円安の日本に向けてインバウンドの観光客がドッと押し寄せてきそうな雰囲気になっております。これから日本のあちこちで爆買いをする外国人旅行者で溢れ返る光景が安易に想像できますが、小売りの品物や飲食はまだしも、土地や不動産にまで触手を伸ばしてきそうな臭いもプンプンしてきています。これはもう国ごと買われそうな勢いかと・・・。

こんな感じで経済的な国力低下も著しい我が日本ですが、その首相は先日4回目のワクチン接種後にすぐ新型コロナに感染されてしまいました。それでとある漫才のセリフで「首相はいつも聞く力とか言っているけど、このワクチンには『効く力』が無かったってことだな!」と言っていたのには大爆笑してしまいました。

その自称聞く力からの、結局検討ばかりで何も実施できないはずの岸田首相が、何故か唯一アッという間に決めてしまった安倍元首相の国葬です。これがまた本当に国葬で良いのか悪いのかの議論がヒートアップされる中で、超タイミングの悪いことに英国でこれぞまさに『THE国葬』というしかない、エリザベス女王の国葬が先に営まれることになってしまったのでございます。

通常は後出しジャンケンなんてそっちが有利になりそうなものですが、日に日に非難轟々になりつつある我が国のこの国葬と、英国の『THE国葬』が事細かく比較されてしまうのはまず間違いありません。そうなればその厳格な格式の違いとか、来賓の人々の違いとか、国民の思いや言動が比較されればされるほど、我が国のチープに終わりそうな国葬は益々ドツボにはまって内閣支持率を低下させる結果になりそうな予感はありありです。本当にこの首相「もってないわぁ・・・」としか言いようがありません。 

その国葬を取り仕切る業者も入札をしたとは言いながら結局1社だけで決まっており、何でもあの安倍元首相時代の未だに物議を醸している“桜を見る会”を長年仕切っていた会社なのだそうで、「それならもう安倍さんが首相の時に桜を見る会でうちは十分稼がせて頂きましたので、今回の国葬は手弁当の無償のボランティアできっちりやらせて頂きます」なんてここの社長が言えば拍手喝采間違いないとは思いますが、まあそんなことは120%ありえないお話でしょう。

「政治は数」と言いたいのか、出席者の数が今になって心細くなったのか、かなりなりふり構わず的に国葬の招待状をばら撒いておられるようで(すが、私のところには届いておりません)、各界の方々が来たの、来ないのと騒いでおられるみたいです。出欠の届け出の締め切り日の部分に修正テープが張られて、その上から手書きで日付の訂正がなされているなんてお品の無い事この上ないですよね。野党の某おばちゃん議員はわざわざその欠席の届け出を写真に撮ってSNSにあげていましたが、御芳名の部分に「御」のところだけ斜線を入れていたことがその写真で判明し、一般常識の無さを自ら暴露されていたようです。

結局最終的にはおいくら億円の税金が投入されるのかわかりませんけど、その金額を不妊治療で苦慮されているご夫婦に援助すれば、どれだけの新しい命の誕生につなげることが出来るのか。我が国における現在進行形の人口が減るという事は、確実に国は亡びるという事なのですから、この国の未来を考えたら亡くなった元首相の国葬で悲しむよりも、もっともっと優先的にしなければいけないことはまだまだ山積しているように思います。

今回の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家との蜜月的な関係から、政界においては神や仏や悪魔に魂を売ってでも、必死の思いで自分の票集めをして、それで念願かなって議員になっている人達だらけという実態があからさまになりました。その結果議員になって一体何がしたくて、何を成し遂げておられるのか全く国民に響いてこない現状に辟易している結果として、先日の国政選挙でも日本に住んでいないような暴露系ユーチューバーが見事に参議院議員に当選してしまうという時代になってしまったのではないでしょうか・・・。

 

 

このコラムでも「くれぐれも政治と宗教に首を突っ込むな!!」と“米寿を迎えた母親”から口酸っぱく言われ続ける“還暦を迎えた息子”ですが、どうしても今の日本において私の専門分野以外では、ここのところに物申さずにはいられない今日この頃でございました。

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