理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.031

『まさかそんな』

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 長引くコロナ禍の中で例のうっとうしい様々な“●△宣言”が全国的に解除されたGWをやっと迎えることが出来ております。来院患者さんのお話では東京駅は近年にないくらいの人でごった返しているとのことです。コラム読者の皆様方に於かれましては1年で最も清々しいこの季節において、その後もお変わりなくお元気にお過ごしのことと存じます。

 先日新聞の片隅に訃報が乗っておりまして、ご存じの方はあまり多くないかもしれませんが「上田知華」さんという歌手(シンガーソングライター)がお亡くなりになっていたのです。それも昨年の9月の事だそうで、他界されてずいぶん経ってからの公式発表にもびっくりしたのであります。

 彼女のことを御存知ない方はお手数ですがググっていただければ、「ナントまあこれだけの人達に楽曲を提供されていたのね!」と驚かれるかと思います。小生は浪人時代から大学生の頃に愛聴しておりまして、当時は今でいう地下アイドルでもこんな狭いところでライブなんかやらんやろ!!みたいなビルの中にあるちっぽけなライブハウスに彼女の歌を聴きに通ったこともございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 新型コロナだらけの報道番組が、ロシアのウクライナ侵攻に置き換わり、落としどころが見えてこないままでいたら、知床での観光船の沈没事故が起こってしまい、そして突然に山梨の山中で子供とみられる頭蓋骨が発見されて、3年前の当時小1の女の子の失踪事件がクローズアップされております。どれもこれも喜ばしいニュースとは言えず沈んだ気分でGWを過ごさなくてはならないようです。

 いくらプーチンでも、まさかそんな事が起こるなんて多くの人は否定的でいたのに、ウクライナの現状を全て目視出来ているわけではありませんが、それでも十分目を覆うような惨状が連日映し出されています。最近ではオリガルヒと呼ばれるロシアの新興財閥の一家が次々と“心中”しているという報道が頻発していますけど、これ本当に心中ですかね?今回のウクライナ侵攻に少しでも政府側に対して批判的な態度をとると『あなたたちこうなりますからね!! 』といった見せしめのような事件的な匂いがしてならないのですが・・・。

 そのロシアが侵攻してくるのではないかとまことしやかに心配されている北海道ですが、そのロシアに最も近い場所である知床で、観光船が沈没してしまうという悲惨な事故が起きてしまいました。強風・波浪警報の予報が出ていたとはいえ、「何かありそうならすぐに戻ればいいでしょ」という考えで出航をしたのかもしれませんが、まさかそんな事が起こるなんて誰も予想はしているはずもなく、今となっては水深100m以上もある深い海底に沈没しているKAZUⅠが発見されたとのことです。

 実は私の名前はご存知の通り一広(カズヒロ)でございますが、カズは漢字で一(いち=Ⅰ)と書きますので、この船名であるKAZU Ⅰ(カズワン)が事故発生当初から、何か気分的に他人ごとに思えない気がしてならないのでございます。勿論船の名付け親でも何でもありませんし、こじつけるにもほどがあると言われるかもしれませんが、何となく気分は良くないのですよ。あとはまだご不明の状態の方々が1日も早く発見されて欲しいと願うばかりでございます。

 このGWに突然に降ってわいたような山梨の山中で発見された子供のものらしい頭蓋骨の発見ですが、ちょうど3年前に行方不明になってしまった小1の少女の物ではないかとマスコミは騒いでおります。この件に関しましても多くの人達で賑わうキャンプ場で、少し先の場所にいる友人に会いに出かけた娘が突然行方不明になってしまうなんて、まさかそんな事が起こるなんて、送り出した親でも予想できるはずもなく事件なのか事故なのか、なぞに包まれたまま迷宮入りしそうなお話でした。

 当初から必死に我が娘の生存を信じておられるお母さんの姿を何度も報道場面で見かけていたのですが、今回の件も娘は当然まだ生きていてくれるはずと願っておられるのですから、DNA鑑定のような決定的な証拠が出るまでは、「これはうちの娘の物ではない!!」と強く否定される姿に、私も成人をしたとは言え娘を持つ親の身としては、何ともいたたまれない気持ちで報道される映像を見ておりました。

 ウクライナにしても、知床にしても、山梨にしても、「まさかそんな事が起こるなんて」から全ては始まっています。事件や事故の殆どはそこがスタートなのだと思います。あとから色々と検証をしてみて、油断や驕りや慢心から起こるべくして起こったものもあるのでしょうが、それはもう後の祭りです。当初は全て『まさかそんな』が事の起こりなのです。新型コロナウイルスにしても、まさかそんなウイルスが出現するなんて・・・、から始まっているわけです。

 今年も3分の1が終わってしまいましたが、残りの3分の2は少しでも『まさかそんな』が悪いことに使われるのではなく、少しでも良いことに多く使われる2022年であって欲しいと願うGW真っただ中でございました。

 

 

 小林家におけます私の『まさかそんな』は、どちらで使われることが多いかは言わずもがなです・・・。

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