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男性皮膚専門外来の奥義

カラダの中から焦げるってホント?

紫外線のように外側から肌老化を進行させるものもあれば、体の内側から、肌の老化に影響を与えている物質もあります。その代表的なものが『糖化最終生成物(AGEs:Advanced Glycation Products)』です。糖化とは、体内でタンパク質と糖が結びつく反応により、身体をつくっているタンパク質が劣化することを意味します。AGEsはその糖化されたタンパク質の総称で、酸化の最終過程の生成物です。これが大量に作られているということは体内がどんどん酸化されていることを意味します。

たとえば、ホットケーキや卵焼きをつくるとき、火を通しすぎると表面に小麦色の焦げめがつきますよね。これはメイラード反応と呼び、糖化反応の一種。そして、この焦げ目こそがAGEsにあたるのです。

糖化反応は老化促進につながり、血管では動脈硬化、骨なら骨粗しょう、特に肌ではしわ、たるみ、くすみの原因になるとされています。それは、酸化という過程がさらに進んで、糖化という反応が起こったときに、肌のハリや弾力性が保てなくなり、しわやたるみが生じてしまうからです。

しかし、だからといって、糖は生命維持には必要不可欠な物資ですから、糖化をゼロにはできません。一番の問題なのは、糖化が進行しやすい血糖値の急激な上昇を繰り返すことだといわれています。暴飲暴食はもちろん夜遅くに食べすぎたり、早食いをしたりするのは禁物。日頃から食生活に気をつけて、肌も体もこげないように(糖化しないように)しましょう。

川島 眞(かわしま まこと)

川島 眞(かわしま まこと)

医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会 総院長
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授

経歴

東京大学医学部卒業。パリ市パスツール研究所に留学。
東京大学医学部皮膚科講師などを経て東京女子医科大学 皮膚科学教室 教授・講座主任。アトピー性皮膚炎をはじめ、美容、皮膚ウイルス感染症、接触皮膚炎などを主に研究。
2018年4月より医療法人社団ウェルエイジング、医療法人翠奏会、医療法人リアルエイジ静哉会の総院長に就任。

所属

NPO法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー理事長
日本美容皮膚科学会名誉会員(前理事長)
日本香粧品学会前理事長
NPO法人皮膚の健康研究機構副理事長
一般社団法人日本コスメティック協会理事長

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