理事長の呟き
〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜
Vol.53
GWもあっという間に終わってしまいました。コラム読者の皆様方に於かれましては、お久しぶりにどちらか遠方へとお出かけになられましたでしょうか?どこも観光地はコロナ禍以前のような人出で賑わっていたようでございます。
小林も1日の更新日にコラムが更新されなかったという事は、きっとどこかに出かけていて更新をさぼったのであろうと思われたレアなコラム愛読者の皆様には大変申し訳ございませんでした。実は小林自宅から徒歩圏よりも遠方へは、この休み期間は一切外出しておりませんでしたぁぁぁ(笑)。
ではなぜ更新をしなかったのかと申しますと、実のところこれといった大きな理由はございませんでした。まあ一般的な週刊誌などがGW前に合併号と称してGW期間中の発行を休刊しますが、拙コラムもまあそんなところと同じレベルと思って頂けますれば幸甚に存じます。<(_ _)>
そこでGWが明けまして、我が国としましては遂にCOVID-19が感染症法によりますところの2類相当として対応していたものを5類として取り扱う事となりました。3年以上にわたったコロナ禍でしたが、やっと季節性インフルエンザとほぼ同じ扱いで対応をすることになったわけです。
とは言うものの、電車に乗って通勤をしても、食材を買いにスーパーに出向いても、まだまだマスク姿の人の方がまだまだ多いようであります。若い女性の中には常に装着するマスク姿に慣れすぎて、マスクを人前でとることがパンツを脱ぐレベルで恥ずかしいと思う人もいらっしゃるとか・・・。目元以外の化粧の仕方を忘れてしまったという人も・・・、さすがにそれはいないですかね。
我々のクリニックでは今のところスタッフはまだ勤務中は装着している者が殆どです。患者さんには特に装着をお願いすることはなく、全く個人の自由で過ごしていただいております。どうでしょうか、いまのところ私の外来では診察中にマスクを外す患者さんは40%程度ではないかと思います。
昔から「目は口ほどにものを言い」とは言いますが、やはり職業柄精神科医は顔全部の『表情』(カルテにはAusdruckと記載したりしますが)を観察することが、外来診療の基本の基とされておりまして、家庭内でも自宅の中で妻が終日マスク姿でいられると、こちらとしては非常に辛い状態に置かれるわけです(爆)。
外食事の時のパーテーションも、スッキリと無くなることで食事をしながらの会話も弾みますし、透明なアクリル板1枚が結構な人との距離を作っていたのだと改めて思う今日この頃でございます。そういえば我が家の前の道は最寄りの小学校の通学路で、コロナ禍以前の毎朝賑やかな時間帯が戻ってきましたが、GW前まではまるでお通夜の帰り道のような静けさが続いていました。
そんな子供たちに大きな声や笑顔が戻って来て、そんな当たり前が当たり前ではなかったコロナ禍は、やはり精神的にも大きなストレスを抱えて日々を送っていたのだとつくづく感じております。過大なストレスは免疫力にも影響をしますから、感染に対する抵抗力も落ちてしまい、この3年あまりは正に「貧すりゃ鈍する」状態に陥っていたと言っても過言ではありません。
やっと笑顔を人前で臆面もなく御披露出来るようになったという事は、人が生活をしていく上で、本当に大切なものが戻ってきたのだと思います。この笑顔がウクライナの人々やワグネルのプリゴジン氏にも、少しでも早く取り戻せる日が来て欲しいと願う2023年のGW明けでございました。
そんなコロナ禍が収束してもちっとも笑えないのが『J』事務所の皆様かと思われますが、これまでひたすら忖度しまくって殆ど報道しなかった民放各社が、堰を切ったかのようにニュースや報道番組で取り扱うようになりました。それでも『J』事務所のスタッフはどこの局がどの番組で何分間報道したかをくまなく全部チェックして、ほとぼりが冷めた頃にそのあたりをネチネチと各局に攻めてきたりするのでしょうかね~~~?
まあ今はとにかく“死人に口なし”作戦をひたすら敢行し続けるしかない状況のようですな(汗)。
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