理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.029

『2022年新年度スタート』

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 首都圏の桜もあっという間に満開となり、本日より2022年の新年度を迎えることとなりました。東京の新型コロナ感染者はまたここにきて少し増加傾向となっておりますが、これから入社式、入学式と続く世の中において、出来うる限りこれまでと同じように普通に執り行われることを願うばかりでございます。
 不気味に力を隠していた長男(ロシア)が、突然荒くれ出して世界中の注目がそちらに行ってしまったため、これまで適当にやさぐれて世間からの視線を受けるようにしていたのに、今や全く誰からも相手にされなくなってしまい、いよいよヤケになっておかしなミサイルを乱発しだした次男(北朝鮮)でございます。全く困ったものです。
 どう考えても今回の侵攻作戦は成功したとはいえず、その長男は世界中から総スカンをくらい経済的には大変なことになっております。そこでジリ貧状態で弱みをもってすり寄ってきた長男に対して、あからさまに“漁夫の利”を得ようと応援する近所のオッサン(中国)に対しても、これから我が国はどのようにこの「町内会」をまとめるべきか(対処するべきなのか)、本当に悩ましい東アジア状況下に置かれております。
 間違っても第3次世界大戦が始まるようなことにならないよう祈るばかりですが、こうなるとロシアもやけくそで「日本人が北海道のアイヌ民族に対してジェノサイドをしているぞ!!」と言いがかりをつけて、北方4島どころか北海道にも侵攻してくる事までもが冗談では済まないような雰囲気になってしまったら恐ロシアです。

 閑話休題

 そんな不穏な世界情勢の中でも我が国の新年度は一応スタートして、多くの新人たちが新しいフィールドにて活躍する事となりました。全く未知の世界に飛び出して行って右も左もわからないときに、新人さんにとってどうしても必要だと思うものの一つに『マニュアル』というものがあるのではないでしょうか。いわゆる取扱説明書(トリセツ)とか手引書と言われる類のものでございます。
 私のクリニックにおいても新人が入職をして現場で働いてもらうにあたり、そのマニュアルと言えるようなものはやはり用意をしておりまして、先輩スタッフによるそれに沿ったオリエンテーションも行っております。働き始めてから生じる様々な疑問や未知の対応に関しての指南書となるものだって用意しております。新人さんにとって暫くはバイブルともいえるようなものになるのかもしれません。
 そこで私のようなコテコテの昭和育ちのオッサンがマニュアルという言葉を耳にすると、これはどうしても「マニュアルの車」という自動車の種類の方が頭に浮かんだりもするのでございます。過日にうちの娘が取得した運転免許証もそうですが、近年では『オートマ車限定』なる免許証がかなり(殆ど?)流通しているようなのですね。つまりマニュアルの自動車は運転できませんと認定されているわけです。
 このコラムの読者皆様の正確な年齢層を私は知りませんので、読んでいただいている方の運転免許証がオートマ限定の方が多いのかどうかわかりませんが、とにかく車の運転と言えばその昔は全てマニュアル車であった時代が続いておりました。車の速度に応じてクラッチを踏んでシフトチェンジをして運転をするという事は、常に自分の車がどこをどのような状況で走っているのか、これからどのような場面に遭遇する可能性があるのかを常に先読みしながら車を操る必要があったわけです。今ではハンドルすら手にしなくても自動で運転をしてくれるシステムも搭載される時代になっております。
 つまり今の若者が仕事始めに欲するマニュアルとは、車の運転で言えばむしろそれはオートマの方であって、マニュアル車の運転のように仕事を操る事などは不可能なお話という事ではないでしょうか。つまり「このマニュアル通りに自分は仕事をしたので、何も間違ったことは何もしていないのだから、問題があるのならばマニュアルの方がおかしいからそうなってしまったんだ」とでもすぐに言い出しそうな世間の流れってありませんかね?
 我々の診療という日常業務には、常に患者さんと対峙をする必要がありまして、これに関してはマニュアル通りにはいかない、常に突発的なアナログ的な対応を要するものだと日頃より私は思っております。先程から私の言うマニュアルとは、自動車運転で言えば道路交通法がまさにそれであり、それを遵守したうえで自分自身が責任と自覚をもって車を操縦するという方が正しいのかもしれません。
 最初から失敗ありきでは困りますが、何もかもをマニュアルに書いてある通りにしさえすればそれですべてが解決するなんて思われては困ります。その時々で臨機応変にシフトをアップしたりダウンしたり、スピードを上げたり落としたり、エンジンブレーキを駆使したり、新人さんには1日も早くマニュアル運転の要領で、日々の仕事をこなしてもらえるようになってほしいものです。

 

 

 とは言うものの、“自宅”に帰ればキチンとマニュアル通りの所作で生活することが、家庭平和を一番維持できる方法であることも十分理解はしてはおりますが・・・。

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