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総院長インタビュー

総院長インタビュー

メンズヘルスクリニック東京 総院長 
川島 眞 プロフィール

川島 眞
主な所属
NPO法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー理事長
日本美容皮膚科学会名誉会員(前理事長)
日本香粧品学会前理事長
NPO法人皮膚の健康研究機構副理事長
一般社団法人日本コスメティック協会理事長
略歴
医療法人社団ウェルエイジング・医療法人翠奏会・医療法人リアルエイジ静哉会 総院長
東京女子医科大学 名誉教授
東京薬科大学 客員教授

― 川島眞先生が、皮膚科医として取り組んできた研究や実績などについて、教えていただけますでしょうか。

研究について言えば、大きなトピックスが2つあります。1つ目は、専門としていた皮膚ウイルス感染症について研究を深めるために、パリ市パスツール研究所に留学したときのことです。当時、世界で「ヒト乳頭腫ウイルスとがん」について研究していたのがフランス、ドイツ、アメリカの3カ所。そのうちの1つである、世界トップレベルのパリのラボに参加することができました。そこで、約2年間ひたすら研究だけに没頭し、皮膚がんに関係する新しい『ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)』34型、36型を世界で初めて見つけることに成功しました。

日本へ帰国後は、すぐに日本皮膚科学会から教育講演の依頼をいただき、「ヒト乳頭腫ウイルスと皮膚がん」という研究成果を報告。当時皮膚科医の中では取り組んでいる人がほとんどいなかった「分子生物学」の手法を使って、ウイルス遺伝子の研究報告をしたので、聴講された会員の皆さんも驚かれていたようです。当時私は34歳で、学会では最年少での教育講演になりました。

もう1つは、東京女子医科大学病院に移って、アトピー性皮膚炎を専門に研究したときのこと。当時、アトピー性皮膚炎はアレルギーの典型的な疾患だと言われていましたが、1991年大手企業との共同研究で、新たなアトピー性皮膚炎の原因を発見したのです。
アトピー性皮膚炎の患者様は共通して『肌のバリア機能』(肌のうるおいを蓄え、乾燥と外部刺激から肌を守る役割のこと)が低下しており、それは角質層を埋めている脂質の「セラミドの減少による」ものだと解明しました。

ただ残念だったのは、世界中でもセラミドを研究しているラボが少なかったため、他の研究者からの追加発表がなく、今ひとつ注目されませんでした。しかし、2010年再び、バリア機能の問題だということが明らかになりました。その研究によると、アトピー性皮膚炎の患者様には、バリア機能に重要なフィラグリンというタンパク質の遺伝子異常(変異)が見られることがわかったのです。我々の提言から20年経って、ようやくアトピー性皮膚炎は「皮膚のバリア機能に問題がある」ということが認知された瞬間でした。

その後、教授生活最後の10年間は、さまざまな薬剤や治療法のガイドラインづくりに力を入れました。例えば、抗ヒスタミン薬、抗ヘルペスウィルス薬、そして痤瘡(ニキビ)の薬剤の、エビデンスに基づく薬効評価などを報告してきました。アトピー性皮膚炎では、ステロイドの外用剤、プロトピック軟膏。最近では、2018年1月に日本で新薬として製造承認された、皮下注射して使うデュピルマブについては日本の開発試験の責任者を務めました。

また、化粧品についても日本香粧品学会では理事長も務めていたので、これまで化粧品メーカー独自で運用していた評価法を、客観性や科学性に基づいた機能性化粧品の評価法に統一。今では、この評価法にもとづいたシワを改善する製品が次々発売されています。

― 患者様への診療にも力を入れているとお聞きしています。川島眞先生はどんなことを大切にされているのでしょうか?

皮膚病(特にアトピー性皮膚炎)の患者様の中には、薬だけでは治らない方がいらっしゃいます。その方々は、人間関係や、仕事上・家庭のストレスなどの「心に大きな悩み」を抱えていて、それが原因となって掻破行動(掻いたり擦ったりする動作のこと)を繰り返し、病気を悪化させてしまうのです。

それからは、患者様との対話に時間をかけるようになりました。場合によっては1時間近くかけるときも。教授になってからも週2回1日平均35名の患者様を診療してきました。そして患者様が「辛い」胸の内を話すことで、その悩みから解放され、嘘のように症状が改善していくことをたびたび目にしました。この経験をして、皮膚科にも患者様の心を癒やす必要があることに気づきました。
これを、私は『皮膚科心療』というキャッチフレーズをつけて、今なお大切にしています。

― 2018年4月から総院長を務められていますが、川島眞先生がヘアメディカルグループに参加を決めた理由はどんなところですか?

最初は、皮膚科医になりたてのころからお世話になった先生方からの紹介でした。しかし、一番共感をもったのは、薄毛治療に関する診療方法です。私たち皮膚科医も、薄毛で悩む患者様を診察することがありますが、いつも頭を悩まします。なぜなら、薄毛治療には、何を判断根拠として薄毛とするのかという明確な定義がなく、それらを定義するのが人(患者様)それぞれだからです。そこでヘアメディカルグループでは、精神科の医師がこれまでの経験を活かし、患者様の心をケアしながら、検査や治療を行っている。それは、私の「心療」に通ずるものがありました。

そして、ヘアメディカルグループのことを深く知っていくと、患者様の診療だけではなく、F.M.L.<Future Medical Laboratory(近未来医療研究会)>という研究機関をつくり、毛髪医療分野を中心とした、最新の治療情報の収集や発信を行っていることもわかってきました。実際、皮膚科・形成外科・精神神経科・内科・放射線科・泌尿器科・基礎医学・薬学など各分野の専門医が在籍し、毛髪に関する最新研究を学会などに発表したり、海外から医師を招聘し、講演を行ったりしています。

こうした臨床研究に積極的に取り組んでいるところが他のクリニックとは大きく異なるところだし、私が関わっていく意義も感じられるようになってきたわけです。
私がこれまで皮膚科医として培ってきた経験も活かして、皮膚や美容などの診療の枠を拡げれば、さらに多くの患者様の悩みにも応えることができる。ヘアメディカルグループでの大きな可能性を感じました。

― 今後、ヘアメディカルグループでどのようなことを実現していこうとお考えですか?

「見た目」の若さは、活力であり、人望の厚さにもつながります。50代、60代のエグゼクティブが「見た目」にこだわるのもそうした理由があるわけです。

人生100年と言われる時代に突入し、さらに男性の「美容」に対するニーズが高まっていくことでしょう。実際、「介護を受ける前に、シミをとりたい」と言うシニア世代からの依頼も増えており、中には「下腹部に大きなイボがあり、それを切除してほしい!」と言う患者様もいます。理由を聞くと、ヘルパーさんがイボを気にすることなく、自分のトイレ・着替えの介助をしてもらいたいからだとおっしゃいます。男性も、美しい年のとり方を求めるような時代が来ています。

そうしたニーズに、ヘアメディカルグループとして応えていきたい。そして、各分野の専門医と連携して、AGAやイボ、シミ、多汗症など……“頭の先からつま先まで”の、さまざまな皮膚の病気やトラブル、薄毛治療などに対応し、男性のトータルの健康美を追求していきたいと考えています。

薄毛で悩まれている方や来院を検討中
の方にメッセージをお願いいたします。

2005年に「プロペシア」というAGAの治療薬が厚生労働省の承認を受けて発売されました。そのとき、日本での臨床試験の責任者を務めたので、当時画期的な薬剤として評価されたことをよく覚えています。AGAは放置しておけば進行する病気。それが、この内服薬が登場し、約98%※1の方に薄毛の進行が止まったこともさることながら、約6割の人には発毛効果がみられました。

その前から使用されていた高い効果が得られる成分「ミノキシジル」の外用薬や「デュタステリド」の内服薬などの新しい発毛剤が登場し、AGA治療に対する期待・関心が一層高まってきています。しかし一方で、副作用などに対する誤解や間違った認識も増えているのも事実です。

どうしても不安に思ったら、ぜひ一度私たちのクリニックにお越しいただければと思います。専任の医師や看護師、薬剤師が分からないことにしっかり応え、患者様の不安を解消いたします。

そして、私たちヘアメディカルグループも、我々の基礎的な研究成果や、エビデンスのある正しい情報をこれまで以上にしっかりと発信し、安心して受けてもらえる医療の提供を目指していきたいと思っています。

※1MSD株式会社「プロペシア®錠 臨床成績<国内データ (3年)>」

川島 眞

川島 眞 総院長 ヒストリー

1978年

東京大学医学部卒業。
東京大学附属病院にて、皮膚科の研修を行う。
そこで、患者様の話を聴き、皮膚の症状を細かく見て、触診や匂いなど五感をフルに使って診療を行う先輩医師の指導を受け、皮膚科医として「多くの患者様と向き合う」姿勢を学ぶ。

1984年

パリ市パスツール研究所に留学。
世界の研究所がノーベル賞を目指して研究成果を競争している状況で、新たな知見の発見というプレッシャーと戦いながら、皮膚ガンとヒト乳頭腫ウイルスの関係性を見つけ、2年後に帰国。

1986年

帰国後すぐに東京大学皮膚科講師となり、日本皮膚科学会総会にて「ヒト乳頭腫ウイルスと皮膚ガン」という教育講演を行う。(同総会での教育講演を行なった最年少実績

1987年

東京女子医科大学皮膚科講師となりウイルス研究から、アトピー性皮膚炎の治療・研究へ移行。多くの患者様の治療から臨床データを取りながら、アトピー性皮膚炎の本質を調査。
アトピー性皮膚炎は肌のバリア機能の低下によるものとアレルギー面の両方でのアプローチが必要だということを提唱。

1988年
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1992年

1988年東京女子医科大学皮膚科助教授、1992年同大学皮膚科教授となる。

1997年

重症の成人患者では、日常のストレスが原因となって掻破行動(引っ掻く動作)が繰り返されることを指摘。皮膚治療において「心のケア」が必要なケースが多いことを訴えるなど、先駆的な治療を提唱。

以降、様々な研究機関・民間企業とともに、アトピー性皮膚炎の皮膚バリア機能低下に関わる研究のほか、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患の患者のQOL調査、エビデンスに基づくさまざまな薬剤の薬効評価などを実践してきた。

2018年

4月より医療法人社団ウェルエイジング、医療法人翠奏会、医療法人リアルエイジ静哉会の総院長に就任。

AGA治療・皮膚疾患治療に注力するとともに、学会発表・患者様データの分析研究を行い、データに基づき、患者様にとっての最良の治療と、心のケアを複合的に行い、”頭の先からつま先まで”全身の健康美を提供していくことを目指している。

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