理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.041

アンチエイジングとは一体なんですか?

皆さん、明けましておめでとうございます。本年も私達のクリニック共々、こちらの拙いコラムもどうぞよろしくお願いいたします!

「一年の計は元旦にあり」と言われますが、皆さんの今年の目標はさて何でございましょうか?我々はこの春に、塩谷名誉院長はじめスタッフ一同の願いでもありました“本格的な”アンチエイジングのクリニックを銀座にオープンいたします。一体何が本格的なのか?つまりそこにはアンチエイジングとはどのような事を指すことかを答えなくてはいけませんよね。

巷では色々な場面でアンチエイジングという言葉が取り沙汰され、多くのマスコミを賑わせています。それらの多くを垣間見ると、外見上の若さを取り戻す事に対して最も使われているように思います。やれ顔にシミが出来た、ほれ額のシワが気になる、みろ頭の毛が薄くなった!(おい、おい、そりゃ〜ここのクリニックの事だろっ!)まあ、そんな所でしょうか。

NPO法人AAN(アンチエイジングネットワーク)の理事会でも色々な事が議題にあがるのですが、「そんじゃ〜アンチエイジングとは何ぞや?」という壁にぶち当たると、議論は常に紛糾してしまいます。当然、見た目だけ(外見だけ)のものでもないわけだし、年代によっては認知症(歳と共にボケちゃう事ですよね)だってアンチエイジングのカテゴリーに入ると言われ、そこまで言えば癌を宣告された余命にだってアンチエイジングは存在しうるはず!と言う意見まで登場したりもします。

究極的なことまで言ってしまえば、『アンチエイジング=抗加齢医学』であるならば、それじゃ〜“不老不死”を目指すのか!となってしまうのです。以前、我が国における産業医の大御所から「小林君、アンチエイジングなんてほんとに出来るの?僕からすれば“アンチ・アンチエイジング”だね」といみじくも宣言された事がございました。

そこで無い知恵を絞りに絞った挙句に「アンチエイジングって一体何ですか?」とは、つまりこんな質問と一緒ではないかと思ったのです。

「あなたにとって幸せって何ですか?」

つまり、一人一人によってその幸せの価値観は異なるもので、ポン酢しょうゆだけで幸せな人もいるし(チョッと古すぎですね)、家庭円満が一番幸せな人(誰かはバレバレですね)もいるでしょう。また同じ人であっても、その時その時で幸せに感ずるものは異なってくると思います。先程のアンチエイジングの話ではありませんが、末期癌の告知前後では、当然人生観も変わるはずですから、幸せについての思いもきっと変わるでしょう。

今度の新しいクリニックでは、以前このコラムにも書きましたが一人一人の「ジャストエイジング」をきちんと判定して、その時の「ベストエイジング」にもって行き、可能な限り「ウエルエイジング」で経過していただくつもりでおります。それは来院される皆様一人一人の、幸せ探しのお手伝いが出来ること。そんなクリニックをまずは目指して行きたいと思っています。(勿論、城西クリニックもですから御安心を!)銀座のクリニックの全貌は、これからこのコラムでも少しずつ明らかにしていきますので、しばし楽しみにお待ちください。

2006年が皆様にとりまして、充実した素敵な1年になりますよう心からお祈り申し上げます。 本年もどうぞ宜しく!

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