理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.122

決断のタイミング

GWも予想通りに例のETC1,000円効果で、高速道路はとんでもない渋滞を引き起こしたようでございました。私はクリニック休診中に東京23区のうち、自宅を中心に4〜5区位しか立ち入っていなかったように思います。さてコラム読者の皆さま方のGWは如何でしたでしょうか?

前回色々と書かせていただいた人気グループの“彼”も、今月末からもうお仕事が無事再開されるようです。様々なご意見もあろうかと思いますが、まあこれでひと段落ってところでしょう。しかし何度も言いますが、あの程度で家宅捜索までされた日にゃ〜、4月から5月にかけての日本列島花見のシーズンは、とてつもない数の逮捕者を出してしまうこと必至だと思いますが・・・。

さて前置きが長くなりました。今回は前回パスさせていただいた例の豚インフルエンザでございます。前回パスした理由の1つには、もう少し事の成行きを見守ってからのコメントにしたかったというのもあったのですが、このコラムをアップするころは我が国においても終息感が出始めているように思えます。

結果として今のところ弱毒型であったことが、何より大惨事になっていないことだと思いますけど、今後のウイルスの変異によっては今年の秋冬は侮れないでしょう。まあそれにしても今回の件における舛添厚生労働大臣の気合の入りっぷりと申しますか、悪く言えばはしゃぎすぎに関しては如何なものかと・・・。

発病までの潜伏期間や日本人以外の外国籍の方々の入国が日々これだけある限り『水際で封じ込む!』なんて今どき“鎖国”でもしない限り100%不可能だと思いますし、どこぞの政令指定都市の市長さんのボヤキも決してわからんではありません。我が国といたしましては本物のパンデミックに向けて、結構なお金をかけた予行演習ができたと思いましょう。

それにしてもあそこまで一国の大臣が次々にコメントし続け、毎日テレビで拝顔させていただくにつれ、「こりゃどう考えても解決不可能な年金問題の汚名挽回に必死なのかぁ〜?」から「おいおいひょっとして次の衆議院選に鞍替えして、麻生さんの次でも狙ってるぅ〜?」に変わって見えてきたのは私だけでしょうかね。“ここぞ!”とばかりに勝負に出ている感はありありです。

一方、“ここぞ!”の人と言えば民主党の小沢さんでしょう。私は衆議院選の日程が決まるところで辞任という切り札を切ってくるものと思っておりましたが、なんでこの時期なのか?あまりに早く辞任すると、選挙までそのインパクトがもたないと思っておりましたので不思議です。

予想通り大渋滞はしたものの1,000円高速道路の経済効果が思いのほかあったり、前述の舛添さんがしゃかりきに頑張っていたり、何だかんだ言いながらも定額給付が始まったりで自民党の支持率が少し上がり始めたようです。小沢さんもそれで焦ったわけではないでしょうが、どうしてこのタイミングで辞任なのか政治の素人の私には解せません。
まあ次が鳩山さんなら民主党は今度の選挙は厳しくなりそうな気はしますけど・・・。ここでまた2度目のチャレンジにしゃしゃり出た岡田さんも、本人的には十分満を持してのタイミングなのかもしれませんが、人生の切り札を出すタイミングって本当に難しいですよね。

 

私はと言えば、“人生の切り札”どころか、“日々の言動”におけるタイミングにビビる毎日でございますが・・・。

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