理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.141

目ク○鼻△ソ

3月になって東京にも季節外れの雪も舞い(それ以上に花粉が舞い)、桜の開花もあと少しの春本番を迎えようとしておりますが、コラム読者の皆さま方はお元気にお過ごしでしょうか?

今回のお題といたしましては、皆様も小林はこれでくるだろ〜な〜とお察しの事と存じますが、そうズバリ“愛子さま”ネタで参りましょう。先日の皇室側と学校側の会見には正直ビックリしたのですけれど、それぞれの思惑の裏にはもっともっと奥深い無理難題が潜んでいそうな雰囲気でございました。

会見をあのように行うことそのものに対して苦言を呈する論評が多かったように思われますが、あれだけの事をせざるを得ない「ど〜〜〜しても」という事情が皇室側にあったのでしょうね。

まず学校側が率先してあのような会見をすることはあり得ないでしょうから、何らかのメッセージを学校側に打診をしていたにもかかわらず、皇室側が納得できる対応を学校が行わなかったために、遂に東宮大夫( “だいぶ”と読むらしい)さんが痺れを切らしたと考えるのが妥当かと・・・。

まあ有り体に言えば、今のご時世どこの学校にでも問題を抱えた生徒は存在し、いくら入試で選抜しようとも幼稚園や小学校にいる間に、人としての成長過程における人格変化や、何らかの疾患が発症したり露呈してきたりはありうるお話でしょう。

あとは学校やその子を取り巻く人々がどう対応するかにかかっているわけですが、今回は正直「あちゃ〜〜〜」と言わざるを得ない対応としかコメントのしようがありません。おそらく某書き込みサイトあたりでは、該当個人を特定するような書き込みなどが溢れかえっているのではないでしょうか?政治結社的街宣車はすでにご近所まで出動していたりして。

以前とあるマスコミ関係の方から聞いたお話ですが、日本のマスコミはネタ切れを起こすと“皇室ネタ”に走る傾向があるらしいのです。国民全体としての関心度は決して低くないため売り上げは確保できる。更に三流マスコミが少々あこぎでいい加減な事を書いたところで皇室からは名誉棄損などの訴訟はまず起こり得ない。

まさに今回の件は、オリンピックも終わって何か商売になるネタはないかと躍起になっていたマスコミの前に、鴨が葱と鍋を背負って羽毛を自らむしり取りながら集団で舞い降りてきたような状況と言えましょう。教育現場に詳しいと“される”専門家の方々も含めて、当分これで商売はできそうですよね。

しかしまあどうなんでしょうか。もちろん真実が全て公の下に曝されたわけではないので、推測の域を出ないものもかなりありますが、何だか国民をあげて騒ぎすぎではないかと思うのですよ。何ヶ月も何年も登校できない状態が判明したわけではなく、たかだか数日の欠席でこの騒ぎは如何なものなのでしょうか?

誕生(嫁いでからの途中参加もあり)から死亡するまで、全国民にその生活の一部を暴露される心労を思えば、皇室の方々は本当にお大変であろうかと思います。私個人としましては国旗掲揚、君が代斉唱に異を唱えるつもりは毛頭ございませんし、天皇陛下に今の状態で君臨して頂いて一向に構いません。

ですから皆さん、もう少しそっとしておいてあげましょうよ。各テレビ局や新聞社も経費削減で大変なのだから、皇室担当を各社が無理に置かなくてもいいではありませんか。共同の発表にしておけば、スクープ合戦の必要もなくそれで問題ないでしょう。

民主党の幹事長が天皇陛下を政治に利用したとマスコミは大々的に叩いておきながら、一方で自分達はそのネタでちゃっかりと稼ごうとする。まあどっちもどっち、目糞鼻糞ですね。政治もマスコミもやっぱり三流ですこの国は・・・。

話しはガラッと変わりまして、山崎豊子原作ドラマならまずコケないと思い込んでいたシリーズで、今回の“不毛地帯”(我々の日々の臨床に喧嘩売っているようなタイトルですけど!)はかなりコケたようですフジテレビ。私個人的には最近の民放ドラマにしては割と良くできた作品だと思ってみておりました。

でも最終回のラストシーンに、シベリア抑留帰りの主人公(唐沢寿明氏)が再びその地を訪れておりましたが、会社も退職して時間に余裕もできたのだから、何も凍てつく真冬のさなかにそんな格好で行かなくても、もう少し暖かくなってから行けばいいのにねぇ・・・と思ったのは私だけ?それとタイトルエンディング曲を大門社長(原田芳雄氏)が歌っていると思っていた人、正直に手を挙げなさ〜い。

 

どこか勇気のあるテレビ局はやってみませんか!“沈まぬ太陽”のTVドラマ化!これはこけませんよ。今なら!

新CM公開中! 薄毛治療を相談する
WEB予約

ご予約/お問合せ

頭髪治療・
メンズヘルス