理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.149

国民の3大義務

多くの人が睡眠不足に陥ったワールドカップはスペインの初優勝で幕を下ろし、盛り上がりに欠けてしまった参議院選挙は民主党の惨敗で終了し、何だかんだとお騒がせの名古屋場所は結局開催しております。

それにしてもスペイン国内における決勝戦の瞬間最高視聴率はナ、ナ、ナント“91.0%”だったそうでございます。もの凄い数字ですけれど、日本が決勝までコマを進めることが出来るのが何年後か(可能かどうか)想像もつきませんが、その時もそんな視聴率になるのでしょうか?

さて、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、ここ数年この時季になると各地での集中ゲリラ豪雨により被災されてしまう方々も多いようですが、コラム読者の皆様方はその後もお変わりなくお過ごしでしょうか?

我が先輩も総理大臣になって急激な支持率アップに気が緩んでしまったのか、選挙前には絶対タブーとされている“増税”のお話をいきなり始めてしまったもんですからそりゃ選挙は大変になることは初めからわかっていたでしょうに。

あれだけ「やる!」って言いながら、米軍基地にしても、子供手当にしても、年金問題にしても、高速道路にしても、何一つまともにできなかった大嘘つきポッポ前首相の印象が当然根強い民主党なわけですから、「今スグははやらない!」って言っても、ひょっとしてすぐにやるのかも・・・って勘ぐられても仕方がない状況であることが認知できていなかったのでしょうかね〜我が先輩。

これだけこの国には莫大な借金があって、このままでは本当に将来は大変なことになることは、良識ある有権者であれば見当はついているのは事実だと思います。だから大丈夫と思って口走ってしまったのかどうかわかりませんが、これがポッポ前首相で行われた選挙なら100%即日退陣でしょう。

ところが先日変わったばかりという事が、多くの国民からも「まあまたそんなにスグ変わられても・・・」と同情をされているわけで、これもまた何か先輩の持っている(残り少ない?)運かもしれませんから、次の一手はかなり重要になってくるはずですけど、先輩ふおんとぉ〜に大丈夫っすか〜。

共産党のおっちゃんや社民党のオバちゃんは「税金は金持ってる奴らからとれ〜〜」「これでみんな平等になるんだぁぁぁ」と声を荒げるわけですが、あくまでも平等を盾にするのであれば国民全員から“平等”に徴収できる今の消費税こそが平等の極みだと思うのですけど如何でしょうか?

その昔大学病院に勤務していたころ、週末になると単科の精神病院に当直に行っていたものでした。そこでは必ず怪しげな電話が事務に掛ってきて、一方的に「当直の先生お願いします」と言われて鵜呑みにした事務がその電話をまわしてくると「先生、沢山払っていらっしゃる税金をうまく節税できる件でお話が・・・・」と一方的に捲し立てるのです。

自宅に掛ってきたその手の電話は、自宅の電話番号をどこから入手したかはわかりませんけど、少なくとも相手は知っている以上余り無碍な対応をするとあとあと厄介なことにもなりかねませんから丁重にお話をお断りするのですが、当直先では相手だってこっちが当直中の医者であることだけで電話をかけているのですから、当時はかなり大胆な対応に出ておりました。

「あ〜〜〜税金ですか」

「そう沢山お支払いだと思うのですが、少しでも節税につながる優良物件がございまして、そのご説明を今回はさせて頂こうかと・・・」

「ちょ〜っと待ってください。税金は払います!国民の義務ですから!当たり前でしょう!あなた何を言っているんですか!ひょっとして、国民の三大義務をきちんと言えますか?はい、納税の義務。それから、今あなたがこうやってセールスのお仕事をされている、勤労の義務。あともう一つ。さあ言ってごらんなさい!・・・」

「(ブチッ)」と電話の切れる音。

とまあそんな攻防を当直中に繰り広げておりましたことも今となっては懐かしい思い出でですね。

おまけにもう一つ。小泉チルドレンと呼ばれて久しいオバちゃんたちが、なりふり構わず衆議院から参議院へ鞍替えしてのご当選のようですが、そんなに国会議員って職業はそこまでしてど〜〜してもなりたいものなんでしょうかね?

 

まあ柔道の練習の片手間にできる程度の仕事で、これほどまでの厚待遇なら辞めろって言われても辞められないのかもしれません。

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