理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.284

その後の不謹慎狩り

小林一広

早いもので熊本の大地震から1ヵ月が経過してしまいました。まだ余震もあるようですし、熊本以外の場所に波及していきそうな感も否めず、まだまだ予断を許さない状況かと思われます。被災地及び被災者の方々が安心して通常の生活を送ることのできる日が1日でも早く訪れる事を衷心より祈念申し上げます。

GWも終わり暦の上では立夏も過ぎ、娘たちの制服も夏服となりました。本州でも夏日どころか真夏日を観測するようになり、このままアッという間に盛夏を迎えてしまうのかと思われます。今年も恐らく脱水などに伴う熱中症の発症に気を付ける必要のある猛暑になりそうですが、コラム読者の皆様方はお変わりなく健やかにお過ごしのことと存じます。

年明けから相次ぐ不倫のゲス叩きがやっと下火になったかと思いきや、今度の矛先は都知事への『不謹慎狩り』でマスコミが賑わっております。皆さんもご存知の通り、豪華絢爛な海外視察の件に始まり、公用車を私用に使っているのではないか、次いでは都知事以前の国会議員時代にまで遡っての政治資金規正法違反の疑いまで噴出し目下のところ大炎上と化しております。

渦中の都知事は自身が厚生労働大臣であったころには、社会保険庁や社会保険所事務職員による年金保険料の着服といった問題が発覚した際に、「盗人は牢屋に入ってもらう!」などとかなり国民向けには威勢のいいことをぶちまけておられました。

下々の者が公金を横領するのは盗人猛々しくて、自分の場合はルール違反ではなかったり、誤った記載なので訂正したりすれば許してもらえるとでも思っていらっしゃるようです。それにしても会見中質問を受ける時に、耳に手を当ててみたり、手でグラスを覆うように水を飲んでみたりする所作が、例の号泣野々村氏と瓜二つだったのには爆笑しましたけどね。

ご本人は辞任をする気なんてこれっぽっちも無いのでしょうが、だからと言ってここでまたまた巨額の税金をつぎ込んでの都知事選も正直どうかと思いますよね。それでもこれ以上に文春さんが追随をしてきたら(くるでしょう!)やはりもたないのかな~~~。まあ参議院選がありますから、そこに絡めれば多少の割安感は出るのでしょうけど実に情けないお話です。

少し前はエンブレムだ!競技場だ!と騒いでいたときには、この人は間違いなく2020年東京オリンピックの時も自分は知事でいられるものと100%信じていたでしょうけど、2年後に都知事選が行われた時にはよほどのことでもない限りこのままでは再選は厳しいのではないでしょうか。

そうなると次の都知事選ですが、今年アメリカの大統領にヒラリーさんが女性初の大統領にでもなれば、その勢いを追い風にして女性初の都知事を目指す人がわさわさと出てきそうな気がします。「今さら民進党なんかでこれ以上国会議員をしていてもね~・・・」と思っているかどうかわかりませんR舫さんとか、「お台場でジリ貧の視聴率に喘ぐことに疲れてしまったわ~」とお嘆きA藤さんとか、皆さんそんな臭いがプンプンとしてはきませんか?本気で次を狙っていそうな気がするんですけどね~~~。

そこで先ほどの次期アメリカ大統領ですが、もしヒラリーさんではなくトランプ氏がなってしまったら我が国は大変なことになると多くのマスコミも騒いでおります。確かに彼が今言っていることを就任後に全て有言実行したならば、とんでもない決断を日本としては強いられることになるのでしょう。

これまでは“日本はアメリカのポチ”だとか“アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく”だとか言われながらも、「可能な限り最大限に善処する次第で・・・」と安保法案を盾にグダグダと引き延ばしでやってきたことについても、今度は本気で瞬時にYesかNoかを返答しなければならない事態に陥るのかもしれないわけです。

確かにそれはそれで大変なことなのかもしれませんが、ある意味においては我々日本人の一人一人が自分の祖国を将来的にどうしていきたいのかを真剣に考えざるを得ない良い機会となるのではないかとも思うのであります。

戦後70年経過して確かのその間は全く戦争を起こすどころか、(直接的には)係わることもなく過ごせたことは立派なことですし称賛できると思います。だからこそそれを100年、200年、と継続できるようにするためには、どうしたらよいか、どうするべきなのか、トランプ氏がひょっとしたらこの『平和ボケ日本』をきちんと覚醒させてくれるのかもしれません。

早いもので今年も既に1/3が終わっております。その間に震災を含め色々なことが起きました。恐らくこれからも色々なことは起こるはずです。しかしそれが生き続けるという事でもあるわけですから、不謹慎狩りの標的にされるような生き方をしないように(苦笑)、真摯に正面を直視して驕ることなく着実に前へと歩んで行きたいと思う次第です。
 

 

今年のGWですが小林家は23区から1歩も外に出ることなく過ごしました。唯一のお出かけらしいお出かけは都内某所で開催中の『SNOOPY MUSEUM』でございますが、そこに併設されているカフェを利用するためにはなんとその場での抽選に当選をする必要があるというとんでもないカフェでございました。そこで私が見事当選を引き当てまして家長としての威厳を辛うじて保つことが出来たGWでありました事を併せましてご報告させて頂きます。当たった瞬間のガッツポーズはホールインワン達成級のものでした(爆)

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