理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.272

流行語大賞2015

小林一広

今年も残すところ1ヵ月半です!そろそろ年賀状の準備に取り掛からなくてはと気持ちは焦ってきておりますが、まだまだ行動に移せていないのが実情であります。そんな年の瀬も押し迫る中、コラム読者の皆様方に於かれましてはご清祥の事とお慶び申し上げます。

先日この時季には恒例の「流行語大賞2015年のノミネート50語」が発表となりました。2015年もあっという間でしたが、確かに振り返りますと色々なことがございました。さてどんなものやらとチェックをしてみましたところ、今では既に死語となりつつある「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」も一応入ってはおりましたね。

そこで2015年に於けますトップテンを大胆にも予想してみましょう!年間大賞は最近その年によって受賞数が違いますので予想致しません。因みに1つの時(2012年、2011年、2010年、2009年)、2つ(2008年、2007年、2014年)、2013年はナント大賞が4つ!<“今でしょ!”、“お・も・て・な・し”、“じぇじぇじぇ”、“倍返し”>の大盤振る舞いでした。

それにしても年の初めの頃だけ流行って、しっかりと1年間もたない言葉はすっかりと印象が薄れておりますから、年末に近い頃に流行ったフレーズの方がどうしても優位な気はいたします。よってお笑い部門からは後出しジャンケン的に“安心してください、穿いてますよ。”が唯一残るのではないかと推測しております。

スポーツ界からはこのラグビーの大ブレイクはワールドカップが始まるまでは、“五郎丸ポーズ”や“ルーティン”なんてここに登場する予想なんて誰もしていなかったわけです。折しも我が国もラグビーシーズンに入ったことでもあり、勢いはまだまだ残っていますからどちらかはトップテンに残る可能性大ですね。あと野球で滅多に出ない“トリプルスリー”が2人も登場したことは球史に残るレベルのお話ですが、例の賭博事件でシーズンオフに暗い影を残しましたのでその影響がどう出るか・・・微妙。

逆に今年1年を通じてずぅぅぅっと用いられた言葉となりますと“爆買い”ですからこれはまず残ると思います。そして爆買いクラスの経済効果といえばやはり“北陸新幹線”でありますので、経済界を代表してのトップテン残留は間違いないかと・・・。そこで経団連の右往左往から生まれたと言っても過言でない“オワハラ”も今年を象徴する言葉のように思えますが如何でしょうか?

あとは“マイナンバー”、“一億総活躍社会”、“ドローン”あたりは首相官邸側を意識してやはりトップテンに残さざるを得ないでしょうし、反政府側を代表させるとしたら“SEALDs(シールズ)”を入れてあげて、国会にまで登場した例の代表君が認定書を取りに来る絵面は簡単に想像ができますかね。

「戦争法案」、「自民党、感じ悪いよね」、「早く質問しろよ」、「アベ政治を許さない」、「とりま、廃案」、「I am not ABE」、「粛々と」というこのあたりをトップテンに残すと『現代用語の基礎知識』を発行する自由国民社に官邸あたりから、それなりのよからぬ圧力がかかってしまうのは必至でしょう(苦笑)。よってこの辺りは主催者側の意向(希望)でボツとなるに違いありません。

あと今年を振り返ってかなりマスコミを賑わせた事といえば東京オリンピック関連のキーワードですよね。新国立競技場の“白紙撤回”に引き続き、デザインのパクリ問題でこれまた振り出しに戻された 「エンブレム」事件はかなりのお騒がせでございました。まああれだけあとからあとから盗作疑惑が溢れ出てきてしまってはサノケン氏完全にアウトでした。

つきましては“白紙撤回”を2つの合わせ技での受賞とさせて、授賞式には受賞者を森元総理にして、ご出席頂き認定証をお受け取り頂けると世間的にもマスコミ的にも大盛り上がり間違いなしですが、まあそんなところにのこのこ出て来ることはまずありませんよね。受賞者辞退は必至かと思います。

「大阪都構想」は住民投票で可決されていれば勿論残ったでしょうが、否決ではやはり無理でしょう。橋下さんもこれから一体何がしたいのか全然わかりませんし、求心力も枯渇しきった感は否めません。来年に期待はあまりできなさそうな雰囲気です。

「上級国民」や「下流老人」あたりは、ともすると差別用語の意味合いが強くなるきらいがあり、これを選んでしまうと選考委員に非難が及ぶ可能性があるため恐らくベストテンには入れないと思います。

そんなところでベストテンに残りそうなのは

“安心してください、穿いてますよ。”
(もしくは“ラッスンゴレライ”、“あったかいんだからぁ”のどれか一つ)
“五郎丸ポーズ(もしくは“ルーティン”)”
“トリプルスリー”
“爆買い”
“マイナンバー”
“一億総活躍社会”
“ドローン”
“SEALDs(シールズ)”
“白紙撤回”
“結果にコミットする”(しかしこれが残ったらライザップの自由国民社の出版物への年間広告宣伝費を公表するべきでしょう!)

とまあこんなところがトップテンと予想してみましたが皆様は如何でしょうか?今年のコラムは予想屋に徹した感はありますが、本年の締めくくりとしてどれだけ当てることが出来るのか、12月1日㈫の17:00の発表を楽しみにお待ちください!

 

 

我がクリニックと致しましては、エントリーされている「ドラゲナイ」( SEKAI NO OWARIが歌う「Dragon Night」の発音がドラゲナイと聞こえることだそうです)よりも、薄毛の芸人が“け~がない”と歌っていた事の方が衝撃的でしたが・・・(笑)

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