理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.268

異常の基準とは?

小林一広

9月になり長引く秋雨前線の影響で晴れ間の見えなかった空模様に、台風18号の影響から記録的な豪雨により鬼怒川の堤防決壊という大惨事が引き起こされてしまいました。被災地の皆様に於かれましては心よりお見舞いを申し上げますと共に、1日も早い復興を祈念致しております。

「常とは異なる」からそれは“異常”なのでありますが、こうなって来ますとこのような昨今の天候は、今後からは我が国においては異常ではなく“通常”になってしまうようにも思えます。そんな通常の天候不順の中に於かれましても、コラム読者の皆様はお変わりなくお過ごしのことと案じております。

さて「新国立競技場」に続きまして「オリンピックエンブレム」の白紙撤回まで、ものの見事に予言的中をさせております小林であります。そういたしますと次なる今回の予言でございますが・・・。

実は前回のコラムを脱稿する随分前からエンブレムの件は予想をしていたのですが、何となく雲行きがそちらの方向に流れ出しているようでもあり、脱稿直後に更新をしたい気持ちでいっぱいでした。

一応毎月1日と15日をコラム更新と決めているのに、この予想のためだけに前倒しで更新するわけにもいかず、正直かなりヒヤヒヤしておりました。こちらが午前中に更新をした日の午後に正式な撤回の発表でしたから、一応ギリギリセーフということでご了解ください。

そこで残念なことに今回の更新直前に阿蘇山は噴火してしまいましたので、そこのところでの予想につきましては・・・、なんてそんな事までは無理に決まっているでしょう!天変地異まで完璧に予言出来るのなら、とっくの昔に生業を変えて細木数子女史を超越しております。ハイ。

とまあそんな予想屋のコラムではありませんので今回は予言無しです。ん~~~、それでもあえて何か予想を語れと言われたのならば、この度の「安保法案」はマスコミやデモがここにきてかなり騒いでおりますが、これは白紙撤回ではなく何が何でも今国会で法制化されると断言致しましょう。

戦争に参加だの、憲法違反だの、徴兵制が復活だの、まあ皆さん色々心配しておられるようですが、大丈夫!安心してください!穿いてますよ!・・・ではなくって、これだけあちこちで堤防決壊や火山噴火という天変地異の災害が起こり続けていますから、自衛隊の皆様方は国内の救済活動のお仕事で手一杯になり、のこのこと国外でそのようなお仕事をするほどの人も時間も足らなくなるはずですから(苦笑)。

そこで白紙撤回関連のお話に戻りますが、何でも今回おもいっきり撤回されてしまったザハ・ハディド氏がこれに懲りることも腐ることもなく、再度新しいコンペに参加したいと手を挙げておられるようなのです。

正直ここまでに至るにあたり、彼女の事務所と日本の設計事務所や建設会社はそれなりのプランニングを既にされていたはずでしょうから、私個人的にはそれを生かした方法での仕切り直しをした方が、時間もお金も随分節約できるはずだと思うのですが如何でしょうか。一方的にキャンセルした違約金だって値切れるかもしれませんし。

これは佐野研二郎氏が「エンブレムのコンペにもう一回参加したい」というのとは、全く次元の違うレベルのお話になるのではないかと思いますが、まあ彼も本当に実力も才能も兼ね備えたアーティストを自負するのであるのならば、どこの誰からも一切“パクリ”と言われない完璧なオリジナル作品を再度エントリー出来れば立派な男の子ってものであります。(まあ色々な意味で無理でしょうけど・・・)

しかしどんな立派な競技場が完成したとしても、完全オリジナルのパクっていないエンブレムが決定となっても、開催時期にこのような我が国の“通常”気象が登場してしまったら、屋内競技は別として屋外競技はこりゃ~~~たまったものではありません。

そこで森さん、2020年東京オリンピック組織委員会会長辞任の置き土産に「開催時期」までも白紙撤回する!なんて事はやはりどっちも無理なのでしょうね。

 

 

オリンピックよりも1年長い周期で行う“国勢調査”の係りの方!インターフォン越しにもっと滑舌よく喋って頂けませんか!なんで我が家に『国税』調査がくるんだぁぁぁ!と家内が腰を抜かしますからぁぁぁ(爆)

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