理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.259

文明の利器

小林一広


5月です。GW真っ只中でございます!天候不順で雨の日が多かった4月から、今月はいきなり夏日が多くなりそうな予感もしないでもありませんが、コラム読者の皆様方はその後も健やかにお過ごしのことと存じます。

先日首相官邸に“ドローン”という小型の無人飛行機を飛ばしたということで、福井県の男性が『威力業務妨害』容疑で逮捕されました。この機械最近空撮などによく使われており、家庭内で飛ばして遊ぶレベルの物(一万円位)から、最高高度4500mまで到達できる物(数十万円もする)まで種類もかなり沢山あるようです。

今回逮捕された男は官邸で発見される2週間前に飛ばしていたらしく、「事を起こして発覚するのに2週間もかかる・・・官邸の警備があまりに無能で悲しい」と自ら呟いていたとのことで、いたく我が国の警察関係者のプライドを傷つけてしまった感は否めません。

それでもって慌てて政府はこの手の物を購入する際には個人情報を提示して登録させたり、首相官邸などの重要施設周辺には飛行制限を設けたりするといった法改正に今国会に盛り込むようです。まあ性能レベルや使い方を考慮すれば、これは十分軍事兵器やテロ等にも使用可能な武器となりうると思われますから、物によっては致し方ないというか、むしろお上がこんなことに気付くのが遅かったといえるかもしれません。

いつになるかはわかりませんが、ドラえもんで登場する“タケコプター”がこの世に登場した暁には、こりゃ~とんでもなく大変な規制が敷かれること間違いなしですかね(笑)。

さてお話は変わってドローン以上に私がビックリしたと言いますか、最近感動した商品について語らせて頂きます。その名を『Bass Egg』と申します。これは先日私が性懲りもなく続けておりますインターネットラジオの番組にゲストとして登場してくださった方が、近々我が国での発売を予定している商品なのであります。

これは音楽を聞くためのツールでして、カテゴリー的にはスピーカーと言えるのでしょう。大きさは高さ約15㎝程度のものでして、ちょうど煎茶の湯呑の底と底をくっつけたような感じで、不格好な砂時計の形を想像してください。

それでこれがどのように音楽を奏でるスピーカーになるのかというと、実はこれそのものが音を出すのではなく、これを置いた物(木の机だったり、ガラスのテーブルだったり、この機械をピタッと置くことのできる場所ならどこでも)を振動させて音を出させてしまうという代物なのでございます。

それで音源はどこから調達するのかと言いますと、スマホに取り込んだ音楽をBluetoothで送信するとこのBass Eggが受信をして、それが置かれたものを振動させてスピーカーに変身させてしまうといったお話なのですが、何が凄いってそれはその音量と音質なのであります。You Tubeにも投稿がありますからそちらで是非ご確認ください。

そしてこれが面白いことに置かれた材質や形状によって音質が微妙に変わってしまうこともまた逆に楽しみの1つとなってしまうのです。電源はBass Eggを充電しておけばかなりの時間音楽を聴くことが出来ますから、屋内であろうと屋外であろうと場所は全く問いません。

車のダッシュボードに置けばカーステレオにもなるでしょうし、車を止めてキャンピング中などはボンネットの上で屋外のステレオ代わりです。海でサーフィンをされる方などはちょっと休憩中にボードの上にのせて音楽を楽しむもよし、ご自宅のキッチンのシンクの上に置けば好きな音楽を聴きながらお料理も作れちゃうってことです。

気になるお値段はアメリカでは約100ドルで、我が国では16,000円位で出したいと代表の方は言われておりました。スマホとBass Eggがあればいつ、いかなる場所においても好きな音楽が楽しめてしまうのですから、我が国でもマスコミの扱い方如何では大ヒット商品になるのではないかと予想をしております。

とは言え音楽はやはりナマを聴くのが一番ということで私事にて大変恐縮ではございますが、もう二度と来ない(とご本人は明言されてはおりませんが・・・)であろうと信じまして、Bass Eggならぬ“Big Egg”(東京ドーム)まで行ってしまいマッカートニー!!

あのビートルズの曲を作ったその御当人がナマで歌ってくれるなんて、正直行くまではそれ程テンションは上がっておらず、比較的自分自身も冷静であったつもりでしたが、“Let It Be”、“Hey Jude”、“Yesterday”なんかが耳に届いてきたときにはさすがにウルッときてしまいましたね~~~。

もちろん周囲の人たちはほぼオッサン、オバハンだらけではありましたが、歌ってくれている本人が72歳ですから!それであれだけのパフォーマンスができるジジイに、なれるものならなってみたいものだとアンチエイジング医療に身を置く者としましては気持ちを引き締められた2015年晩春の夜の事でございました。

 

 

あれだけの値段のチケットが日本ではこれだけ売れることを知ってしまった彼は必ずやまた来るでしょう。きっと近いうちに・・・。

新CM公開中! 薄毛治療を相談する
WEB予約

ご予約/お問合せ

頭髪治療・
メンズヘルス