理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.252

信頼関係

小林一広

昨年からの長期予報では「今期の冬は暖冬傾向」と言われていたのとは裏腹に、本当に寒い日が続いております。コラム読者の皆様方は年明けもお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか?

大みそかの紅白歌合戦は、私も全部を観たわけではありませんが、年が明けて様々な論評が噴出しております。まあ正直のところ「なんだかな~~~」とため息の出るような番組だったようですね。

だからと言って他の局が面白かったのかといえば決してそのようなこともなく、我が家は契約しておりませんが、WOWOWをご契約のご家庭はサザンオールスターズの年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」で100%盛り上がられたのではないでしょうか。(小林家は前日の30日に横浜アリーナの現地にて120%盛り上がらせていただきました)

さて最近「食品の中に異物が混入していた」という報道が某ハンバーガーチェーンを中心にかなり目立っております。でもこれって果たして最近になって急激に増えている現象なのでしょうか?このコラムでもよく言わせていただきますが、人の手が加わるところにミスが全く生じないことはあり得ません。

恐らく日本全国至る所で日常的に起きていることを、今回マスコミがまたかまたかとあおり気味に報道することで、あまり日の当たるところまで出てこないようなものまでが連鎖反応的に出現しているような気がしてなりません。

だからと言って「あっても良い」と最初から肯定しているのでもありません。ミスはあってはいけないものです。だからこそミスのないようにするために、何処でも誰もが一生懸命にな(ってい)るはずです。

ですから大事なこととは、そのミスが出た時のその後の対応がいかに大切かということだと思うのであります。そしてもっと大切なことは、そのミスが出るまでに確立されるべきその相手との信頼関係の構築が、ちゃんとあるかどうかということではないのでしょうか。

同じ過ちでも、同じ言葉使いでも、そこにきちんとした『信頼関係』があるかないかで、その予後は全然違うものです。そこでは同じミスでも「まあ次からは気ぃ付けてや~~~」にもなるし、「冗談じゃない!絶対訴えてやる!」になる場合もあるはずなのです。

確かに今の世の中SNSなどが使われることで、そんなことひと昔前だったら世間という人達は全く知らないですんだような情報が、何かの拍子で世界中にばら撒かれてしまうわけですから、まさに便利と危険が表裏一体の時代と言えましょう。

つい先日当クリニックのホームページから予約などのお問い合わせを頂戴するシステムの不具合から、実際に頂いているお問い合わせに直ちにご返答することが出来ないことにしばらく気が付いておらず、お問い合わせをいただいた方々にご心配やご迷惑をおかけする事態となりました。

この場をお借りしましてクリニックを代表する者として心からお詫びを申し上げます。またこの様なことが再発しないようシステムを運営管理する会社とも連携を一層深めまして対応してまいる所存でございます。

言い訳をするようで心苦しいのですが、今回の件は私共のスタッフのミスではなく、運営会社のミスでの発覚したものです。しかしその会社と契約をしているのは紛れもなく我々の意思でありますし、その運営を任せているわけですから、当然その責任は私共にもあることは重々承知しております。

クリニック内におきましても、私を含めまして1スタッフのミスは、それはクリニック全体のミスであり、スタッフ全員でその責任を負うものであろうと思っております。やはりそこにも患者さんとの信頼関係が構築されていなければどんどんと悪い方向へと流れてしまうことになろうかと思います。

ましてや今回の件は患者さんになって頂く“以前”の段階ですから、その信頼関係を作っていかねばならないスタート時点でのミスということで、当方としましては本当に申し訳のない事象としか言いようがございません。

 
年の初めからこのようなことでは2015年の行く末を案じてしまうようなことになりますが、逆にこれを糧と致しましてより良い医療のご提供が出来るクリニックへと常に成長するべく全力で頑張り抜きますので何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

 
私の場合は今年も『家庭内』の信頼関係が、これが一つの生命線ではありますが・・・。

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