理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.204

ゆく年2012


訳が分からないうちに北朝鮮のロケットは発射され、今年の漢字は「金」ということで、いよいよ今年最後のコラムとなりました。12月になりましてから比較的寒い日が続いております。過日よりノロウイルスが爆発的に猛威を振るっているようですが、コラム読者の皆様方はお元気にお過ごしでしょうか?

いよいよ明日は衆院選(東京は&都知事選)であります。下馬評では自民党圧勝のような触れ込みとなっています。一方で民主党は惨敗で、維新やその他も何だかなぁ~~~といったレベルの予想に、いよいよこの国のいく末を案じてしまいます。

実はこのマスコミ報道ですが本当に自民党圧勝なので間違いないのでしょうか?実はそのような報道をすることで国民の意識を「な~んだ圧勝なら選挙に行ってもしょうがないじゃん」とか「それだったらもう1回民主党に頑張ってもらうのもありかも・・・」といった判官贔屓みたいな現象が起きることへの誘導だったりしたら・・・、勘繰りすぎですかね?

具体的な名前はさすがに差し控えさせていただきますが、今回の選挙で負けてしまって引退を余儀なくされる“大物”議員もかなり出てくるのではないかと勝手に予想を立てているのですがこちらの結果はさてどうなることやら。

先日のトンネルの崩落事故ではありませんが、既に国内のすべてのコト・モノに綻びは生じており、いつどこで何が起きても全く不思議ではない状態なのだと覚悟が必要な時代に突入していると言えます。何気なく当たり前のように日々思っていたり、行っていたりしていたことが、一瞬にして崩れ去ったり、葬り去られたりしてしまうわけです。

いつ来るかもわからない地震もそのうちの1つです。7日の地震はかなり広範囲で揺れたようでしたが皆さんは大丈夫でしたか?実は私はこの時今年の7月から始めさせて頂いているラジオ放送の生本番直前でありました。

その日はかなりハードなスケジュールとなっておりまして、午前中はクリニックでびっしりと診療をして、休む間もなくすぐにテレビ番組の収録のため世田谷にある砧スタジオへ向かいました。そのテレビ番組とは今月20日にTBS系列で19:00~21:00というゴールデンの枠で放送予定の番組でして、先日からクリニックでの取材を何回も受けていたのですが、タレントさんとの絡みがどうしても欲しいという事でスタジオ収録になったものであります。

実はこの番組の放送日と放送時間が非常に微妙でして、総選挙後だけに総理大臣が決まったり、新内閣が発足したりにぶち当たると、完全にそちらに視聴率を持って行かれますからって、なんで私がそんなことの心配をしなくてはならんのじゃ~。

閑話休題。そしてその収録が終わるや否や、今度はラジオ放送をする為に松屋銀座へと移動するという流れだったのですが、年末の夕方の都心の道路は非常に渋滞をしており、ひょっとしたらラジオ放送開始時刻に間に合わないかも・・・。と不安だらけの移動でしたが何とか開始前に駆け込むことに成功。

そこで放送直前に出すべきものは出しておかねばという事で、トイレにて排泄中に今回の地震に遭遇したわけであります。当時の状況としては放送本番前の軽い緊張感の中で排泄を行っておりますと、その排泄物が次第に左右へと波をうって“別の形の放物線”を描き出すわけですよ。

当初は「めまい?」それとも朝家を出てからペットボトル1本のお茶しか口にしていなかったので、「低血糖発作?」と思ったりもしたのですが、どうもそうではなく地面(正確にはデパートの屋上の床面)が揺れていることであると理解できたのですが、勿論出すものを出し切るまではその場を離れるわけにはいきません!

そうなると一瞬にしてあの3/11の時の思いが頭を過るのであります。あの時は自分のクリニックで診療中でしたが、普通に立っていられないくらいの揺れでした。銀座松屋の耐震強度なんて知る由もありませんが、もしこれからあれ以上に揺れてしまったら「ひょっとして自分は局部を露出したままズボンを濡らしながら倒れてしまうぅぅぅ」と悲しいような、情けないような思いが一気に湧き上がったのであります。

とにかく今は出すべきものをすべて出し切ることに一極集中をして、波打つ放物線が消えると同時に仕舞うべき“モノ”はきちんと所定の位置に仕舞いこんで、一目散にデパート屋上のトイレから飛び出しました。ご存じのとおり東京は震度4という事で大きな災害に見舞われることはありませんでしたが・・・。

しかしどう考えてもかっこよくはありませんよ。年の瀬も押し迫った寒風吹きすさぶデパート屋上のトイレのがれきから、下半身の局部を出したままのご遺体で発見されるのは!そのsituationだけはど~~~しても避けたかったな、うん避けたかった。

天変地異や人災と思われるような事故も含めまして、引き続き2013年も何が起こるかわかりません。新しい政権が一体何をしてくれるかを期待するよりも、自分達で何をしていくのかをきちんと見定める必要は益々ありそうな2013年と言えそうです!!





そうは言っても来年の今頃には少しでも「今年は良かったよね!」と思える2013年となりますように、コラム読者の皆様方に於かれましてはどうぞ良いお年をお迎え下さい。

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