理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.150

真夏の夜の夢

酷暑続きに熱中症で多くの方々が次々に倒れてしまう今日この頃、コラム読者の皆様方は夏バテされることなくその後もお元気にお過ごしでしょうか?暑中お見舞い申し上げます。

ご存じの通り今年の異常気象は我が国だけではなく、ロシアが猛暑だったり、アルゼンチンは冷夏だったり、中国で大雨だったりと、世界中が非常におかしなことになっております。当然各地の農業や漁業などにも様々な影響が出てくると思われますから世界経済への影響はこれから必至でしょう。

そんな経済状況下において、新しく完成された議員会館の家具や調度品は高額なメーカーの品物が目白押しであったことや、7月に当選した参議院議員の給与が日割りでないこと(数日勤務で1ヵ月分が全額支給ですって!)が判明するなど、相変わらずの政治家の皆さん方の浮世離れ状態は健全のようです。(注:この原稿を作成後に自主返納のような動きもあったそうですが・・・)

以前からのコラム読者の方々はご存知のことかと思われますが、私はクリニックへの通勤は毎日電車を利用しています。その車内におけるこの時季の風物詩とも言える光景でございますが、今年も確実に増殖中であります。さて、それは何かともうしますと・・・。

そうなのです。『座って乗車中に思いっきり口をあけて上を向いたまま、隣の人に何のためらいもなく寄りかかりつつも爆睡を継続する人達!』でございます。今年の熱帯夜はかなり厳しいせいか、老若男女を問わずかなりの出没件数です。

その光景に遭遇しますと、私個人的にはあのパカ〜〜〜ッと空いた無防備極まりない口の中に、もう何でもいいから放り込みたくなる衝動に駆られて仕方がなくなります。だからと言って決して行動に移したことは1度もございませんけどね。

こういった睡眠不足や質の悪くなった睡眠は、ほとんどの場合で日中の仕事に支障が生じます。当然効率は落ちるでしょうし、ケアレスミスも増えるでしょう。経済的な損失が一体どの位に算定されるか想像もつきませんが、かなりの額になるのではないでしょうか。

睡眠を語る上で日々の臨床上においても「睡眠が浅いような・・・」とか、「熟眠ができなくて・・・」といった訴えはよく聞くフレーズです。夢の話もよく診察中に出てきますが、私は夢の内容で精神分析が出来るタイプの精神科医ではございませんのであしからず。

ただ先日妻からとんでもない忠告を受けてしまいました。それはナント!夜間寝ている間に30分くらい寝言で診察をしていたと言うのです。私からすれば当然夢を見ながらの話だと思いますが、翌朝の記憶は全くありませんでした。それにしても寝る間も惜しんで診療を続ける仕事一筋の場末の精神科医に、は〜い皆さ〜ん拍手拍手。(大笑)

私のことはさておき、そういう意味で我が国においてもサマータイムの実施は、私が思いますに当然メリット・デメリットはありましょうけど、やってみる価値はそれなりにありそうな気がするのですが、さて皆さんは如何お考えでしょう?

実は我が国でも1948年〜1951年の4シーズンだけサマータイムが実施されていた事はご存知でした?今から60年近く前のお話ですから、皆さんの腕時計の分針をぐるりっと1回転させたらハイおしまいって感じだったのかもしれません。

ところが近年における我々を取り巻くこれだけ多くの機器やシステムを全て一斉に1時間ずらすことはかなり手間のかかることであり、必ずやどこかでシステムトラブルが発生することは避けられないのかもしれません。

しかし逆もまた真なりで、機械相手であればこそ1回きちんとサマータイムへの移行をシステム化してしまえば、翌年からは“サマータイムスイッチ”1つでポーンと切り替え可能にはなりませんかね?

まだまだ暑い日が続く様相ではございますが、コラム読書の皆様方も体調を崩されませんようくれぐれもご自愛ください。なお次回8月15日のコラムは夏休みをいただき1回休みとさせて頂きますのでご了承ください。では9月にお会いいたしましょう。

 

私が最近1番気になること。あの “アセロラ体操”を1回最初から最後まで全部通しで見てみた〜〜〜い。たっ、たっ、たっ、たっ、たいよ〜・・・。

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