理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.005

第1回公開シンポジウム

当クリニックの塩谷信幸名誉院長が理事長に就任されているNPO法人「ANN(アンチ・エージング・ネットワーク)」が主催をした第1回公開シンポジウム「男性と女性のQOL向上2003」が、11月5日東京都千代田区にある都市センターホテルで開催されました。

今回は総合司会に読売新聞編集局解説部の南 砂氏をお招きして、4人のシンポジストの先生方に御出席をいただきました。ウェイン州立大学医学部名誉教授の橋本健先生(当クリニック名誉院長)には一般的な皮膚の老化について病理学的な側面と、臨床学的な側面の両面からの解説、湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長の山下理絵先生からは、老化してしまった(しそうな?)皮膚の若返りにおける最新の臨床現場での実状についてと、2名の皮膚の専門家から加齢に伴う皮膚の問題点を御講演いただきました。続いて北里大学医学部名誉教授の村崎光邦先生には現代社会を生きる上で最近非常に重要視されている睡眠障害とうつ病を中心に解説いただき、札幌医科大学名誉教授の熊本悦明先生(日本臨床男性医学研究所長)には、男性における更年期の問題を中心とした、加齢をしていく過程での男女間の様々な問題を取り上げていただきました。また指定討論者に医事評論家の行天良雄氏をお迎えして、会場にいらっしゃった多くの方々を含めて活発な論議が繰り広げられ、アンチエイジングに対しての関心の高さに驚嘆しながらも盛況のうちに閉会の時間を迎えることとなりました。

当クリニックは頭髪再生医学を柱にここまで多くの先生方やスタッフと診療・研究を行ってまいりましたが、いよいよ本格的に坑加齢医学に対象を広げて臨床をおこないます。まず手始めに今月からは「男性更年期外来」をオープンさせていただきました。今までは女性の専売特許のように思われていた“更年期”が当然男性にもあり、十分治療の対象になりうることが様々な場面で紹介をされてきつつあります。では「何処に行けば」、「誰がそれを」、きちんと対応してくれるのでしょうか?我々は医療に関しては常に精神面と身体面の両方のバランスが非常に重要であると訴え続けてきました。今回も当クリニックといたしましては男性更年期に熟達した泌尿器科の医師と精神科の医師がコラボレーションをして、他院では見落とされがちな部分にもきちんとフォーカスを当てての診療が可能かと思います。

年を重ねるのは決して髪だけではないのですから・・・

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