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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.027 「dying patients(臨死患者)」

皆さ〜〜〜ん。前号でお願いした宿題はちゃんとできましたかぁ〜〜〜。人間、死んでしまったら身も蓋もない・・・、といった話じゃなくて!どうやってその死を迎えるかってお話でした。

終末医療に関与する方々にとっては常識的なお話のひとつに、Kübler- Ross,E.(キュブラー・ロス)の「dying patients(臨死患者)」のお話があります。そこでは患者さん自身が、致命的な疾患に罹患した事を知ると強い衝撃を受けるが、その後に5段階の心理過程を経て、そして死の時を迎えるというものです。突然起こった事故死のようなものには、あたり前ですが該当は致しません。もちろん死を迎えるまである程度の時間があっての心理経過過程のお話です。

そこで衝撃を受けたあとで、まず初めに『否認』をするということです。「そんなはずではない!」「検査結果は何かの間違いだ!」「誤診に決まっている!」etc.
といったあたりでしょうか。そこで主治医を変えたり、転院してみたり、セカンドオピニオンを訪ねたりしても診断に間違いがないとなると、第2段階として『怒り』に変わります。「どうして今、自分だけがこの様な境遇に陥らねばならないのか!」「こんなに摂生して、サプリメントもあの医者の言うとおりに十数種類毎日服用して、こんなに注意をした生活を送ってきたのに!」と、怒りの矛先は自分自身のみならず家族、医療従事者などにも向かってきます。そしてひとしきり怒ってみたところで何も改善をしない事に気がつくと、第3段階として「どんなに辛い治療だって、少しでも延命が期待できるなら受ける!」「多少のトラブルが残っても構わないので手術でとってくれ!」、「せめて娘の結婚式までは何とか・・・」といった『取り引き』に移るといいます。そして万策尽き果てた状態で第4段階の『抑うつ』のステージに入ります。死にむかって行く流れの中での悲嘆や、死ぬことで迎えてしまう全てのものを含んだこの世界との決別。やっぱり死後の世界は丹波さんに聞いてください。そして最終的な状態として、自分の死そのものを『受容』する第5段階になるわけです。そのあたりになると、どうしてもその人その人の人生観や、宗教観などが複雑に絡んでくるようにも思いますし、民族間の差異も出てくると思いますが・・・。とは言え、どのように死を迎えるかとは、その人の生き様そのものでもあるわけです。ある人の人生なんて、その人のお棺の蓋をする時までは何も語れないものだと思いませんか?さ〜て、皆さんの宿題の答えは如何だったのでしょうか?ぜひこちらまで御提出ください。私も学生時代にこの話を学んで、いたく当時は感激した事を覚えています。

で、で、でも、チョッと待ってください。とっても偉い先生のこの学説って、ひょっとしてこんな事と一緒じゃありません?

いきなり離婚届を突きつけられた夫(のK)。それに対して「そんなもの、なんで俺が認めなきゃいけないんだ!」と『否認』する。それでも署名捺印しろと食い下がる妻に「オレがどれだけの思いで今日の今日まで女房・子供のために毎日汗水たらして診療じゃない、仕事をしてきたとおもってるんだぁぁぁぁ〜〜〜」と逆切れで『怒り』を露にする。そんな恫喝にも全く動じない妻に、これでは全く埒があかないと悟った夫は「わ、わ、わ、わかった、ゴミ出し以外にも風呂の掃除も毎日する。休日にはゴルフに行かないで家族サービスに徹しましょう。何かの記念日には皆で美味しい物を食べに行こうね。etc.・・・・」と可能な限りの条件を提示して『取り引き』を始める。そんな今更ながらのとってつけた付け焼刃に納得するような妻ではなく。×月〇日までには役所への提出を余儀なくされて、哀れ夫(のK)は『抑うつ』状態になる。結局予定通り離婚届は受理され、妻と子供は家を出て行った。呆然と1人とり残された夫(のK)は、沈みゆく夕日に向かって「まあ、別に慰謝料払うわけでもないし、今回を反省材料にして、もっといい女を捜しに巷にでも繰り出そうぜっ!」と短いとも長いともいえない結婚生活の終焉をしっかりと『受容』し、いつ来るとも分からない新たな出会いに妄想を抱きつつそう心に誓ったのでありました。

実は癌になる前に、どこかの家庭はこっちが先に起こっちゃうんですね〜。(きっと)

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