理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.053

人生のハーフタイム

本当に早いもので、今年も残り半分になってしまいました。さて2006年を語るにあたっての前半戦は皆さん如何でしたでしょうか?今年は4年に1回のワールドカップの年であり、この原稿を書いているこの時に、各国の代表が栄光のトロフィーを奪取するべく必死の戦いを連日繰り広げています。

実は今朝も僅かな望みをかけて王者ブラジルとの一戦を観戦しようと、テレビの前のソファーに横たわり3:58に目覚ましをセットしたわけですが、娘のお弁当を作りに起きてきた嫁の足音で慌ててテレビをつけてはみたものの、そこには“駄々っ子”のようにピッチに寝転んでいる中田選手の姿を延々と映しているだけでした・・・。あ〜睡魔にも完敗!

実は20 数年前のお話ですが、私もほんの少しだけサッカーを興じていた時期がありました。それは予備校時代の有志とその友人達が集まって玉石混淆の草サッカーチームを結成したのですが、練習にしても試合にしても現役大学生よりも浪人生(ナント私はこっちの側!)の方の参加率が高かったという不思議なチームでしたね。当時は勿論Jリーグなんてものは誕生するなんて予想もしていなかったし、ましてや我が国がワールドカップに出場するなんて夢のまた夢に近いレベルのお話でした。

その当時のメンバーは、40歳を過ぎた今でもお互いに何の格好をつけることもなく、何でも腹を割って話が出来る貴重な友人達です。現在では仕事も様々で、一流(俗に言う?)企業でバリバリの働き盛りや、通信記者で現在海外赴任中だったり、何回か職を変えていたりと、当たり前の話ですが色々な人生をそれぞれが歩んでいます。

先日そのメンバーのうち、私を含めた3 名が集う機会がありました。この3人の共通項はと言いますと「長男」「親は地方在住」「嫁は東京圏出身」であります。これを“三重苦”と呼ぶかどうかは別として、40過ぎたオヤジにとって、この3つは確実に今後の人生において色々な影響を及ぼすキーワードです。集まった3人は本格的に親の介護をした経験は無いのですが、はっきり言ってこれも時間の問題でしょう。

親の脛をかじってサッカーなんぞに現をぬかしていたバカ息子が、いつの間にやら自分が人の親になって子育てに四苦八苦し、そのうちに自分の親の最期をどう迎えるか考えるような歳になったと言えばそれまでです。確かに大なり小なり何処の家庭においても起こりうる問題ですが、当然十人十色で全てのケースは同じ状況ではありませんから、結局は一人一人が悩んで苦しんで答えを探すしかないわけです。

我が国の平均寿命から言えば、丁度私も人生のハーフタイムを終わって後半戦に突入したところと言える(まだ半分はあるような事を言っておかないと、何をするにも今後において銀行からの融資がおりなくなりますので・・・)かもしれません。これまでの所の前半戦はまずまずでも、“後半戦になってから怒涛の責めにあって、完膚なきまで叩きのめされる(どこぞの代表のような)無様な試合”にはならないようにしたいものです。

さあ、今年の後半戦、皆さんもどのような戦略で攻めるにせよ、守るにせよ、そのためにもまずはともあれ“健康第一”でまいりましょうか。いつのワールドカップに於いても、どんな名選手であろうとも怪我で試合に出場できなくなれば、その時は“ただの怪我人”でしかないわけですからね。「無事これ名馬」とはまさにこのことであります。

 

ところで我が家の『監督』は、タイプ的には“ジーコ”ではなく“トルシエ”のほうですから、「規律を守れない!」と、もちろん即刻代表メンバーからは外されてしまいます・・・。

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