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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.068 線維筋痛症

先日来よりマスコミを賑せている疾患に「線維筋痛症」なるものがございます。最近これだけ騒がれておりますので、皆さんもきっと耳にされていらっしゃる事でしょう。

何でも“原因不明の全身的慢性疼痛”が主症状で、現代医学では何らかの異常を示す検査もなく、つまり他の疾患が全て除外されて初めて診断がつく疾患のようです。疫学的には我が国の人口の1.66%(約200万人!これは癌よりも多い事になるのです!)の人が罹患しているといわれております。

痛みに関しては軽症のものから激痛のものまで幅広く、天候に左右されたり疼痛部位が移動したりすることもあるようです。男性よりも女性に多く発症し、中高年の方に多いため更年期障害や自律神経失調症と診断されてしまうケースも多いといわれています。

疾患そのものが生命予後に直接関係する病気(つまり先ほどの癌のようなもの)では無いのですが、逆に言えば耐え難い痛みが生きている限り続いてしまうのかと思うと、それは本当に大きなストレスになってしまいます。ストレスがこの疾患の要因の一つとも言われており、こんな悪循環の中で一生過ごすのかと思えば、いっその事・・・と思いがよぎる事も否定はできないのでしょう。残念ながら今のところ特効薬は存在せず、できうることはその痛みへの対症療法でしかないのが現状です。

私の専門としております精神科の外来では、多くの身体科でありとあらゆる検査をしたものの、全く異常が発見され(してもらえ)なかった患者さん達が「これはきっとストレスや生活環境などが要因であろうから精神科(心療内科)でしっかり診て貰いなさい!」と身体科の主治医に“三行半”を突きつけられたような感じで外来診察室のドアをノックする事は以前にもこのコラムに書かせていただきました。

つまりこの「線維筋痛症」こそ、まさにこのストーリーに当てはまる疾患であり、それじゃぁ〜小林はさぞかしこの患者さんを診察しているのであろうと思われるかもしれませんが、自分の不勉強を棚に上げさせていただきますと、正直これぞ線維筋痛症なるケースには未だ一度も巡り会った事はございません。

それは何故かと申しますと、そのような症状(原因不明の慢性疼痛)で受診された方々の多くは精神科的には「身体表現性障害」と言う診断名があり、更にその中に「心気障害」とか「持続性身体表現性疼痛障害」といった診断がちゃんとあるからなのです。まあ言ってみても精神科の外来では何か検査機械を使って精査をして、その結果で診断を下す事の方が稀有ですからそれ程大騒ぎする事でもないのですけど・・・。

それよりもちょっと気になったのは、今回この疾患が世間から注目を浴びる原因となった某民放のアナウンサーの方の事件です。何でもこの疾患で悩み苦しんだ上での事件と報道されており、本当に医療に携わる人間としてこのような最悪の結果には残念な気持ちで一杯なのですが、関係当(テレビ)局は一切その件での報道は行わず、他局がこぞって扱うような形になっていました。

普段は何か事件があれば他人の家(心の中)に平気で土足で上がりこむような取材や報道をすることも見受けられるのに、身内に関しての事件には“知らぬ存ぜぬ”を決め込む報道姿勢には何かものすごく違和感を覚えました。本当に身内の死を悼むのであれば、その原因となった疾患をきちんと取り上げて、同様に苦しんでいたり、疾患の性格上周囲から誤解を受けたり中傷されて辛い思いをしている人達を救えるような、そして同じような事件が起こらないようにするための報道を率先して行う事が亡くなった方への一番の供養になるとは思わないのでしょうかね〜日本テレビさん!あっ、また言っちゃった。

 

私の慢性疾患は自宅に帰れば発症する、家族に対しての“戦意喪失症”ですけれど・・・。 これも不治の病です・・・。

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