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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.088 信じる者は救われる?

巷では繁華街のみならず郊外の住宅街に至るまでクリスマス・イルミネーション一色で賑わっております。特許権で物議を醸した例の青色発光ダイオードの普及のおかげとは存じますが、とあるお宅などはこの時季の電気代は10万円以上かかるところもあるとか・・・。地球温暖化で省エネ暖房とか一方で言っておきながら、全くお気楽な平和ボケ日本といった感じでしょうか。

ところで皆さんはサンタクロースがいつまでこの世に存在していると信じておられましたか?私は、サンタクロースなる人がプレゼントを持ってクリスマスと言う日に家までやってくる“こと”を知って間もないころに、父親から「うちは仏教だから、そんなの関係な〜い」と約40年前に流行語を先取りされたお話をこのコラムで以前書かせていただきました。

それが先日のことです。娘が通っている幼稚園は毎年クリスマス会が開催されて、年長組全員でイエスさまの誕生劇を行うことが習わしのようで、たまたま昨年行われたその会のDVDを家族で観ていたら、最後にちゃんとサンタさんが登場して子供たちにプレゼントを渡してくれていたのです。

そこで思わず私が「で、あのサンタは誰かのパパがやってるの?」と娘の横でうっかり口を滑らしてしまったものですからさあ大変!連れ合いの形相はみるみる変わってしまい、肝心の娘の方はよく聞こえてなかったのか、意味が今一つ把握できなかったのか、きょとんとしておりましたが、その後の経過につきましては皆様のご想像にお任せいたします。(beyond
descriptionって奴です)

昔より「鰯の頭も信心から」と申しますが、精神科の治療に於いては何より医者と患者の信頼関係が非常に重要になってきますし、疾患の予後にもかなり影響を及ぼしてしまいます。それは別に内科だって外科だって重要だし一緒であろうと思われるでしょうが、どんなに性格が悪くてウマが合わない外科医がいて、ただ腕は超一級でどうしてもその医者でないと成功しない手術であるならば、私は黙って手術台に登ると思います。

一方で精神科医は最新の機械を駆使して検査・治療したり、卓越した技術のもとにメスを用いたりすることなどありませんから、面と向かって繰り出す言葉とせいぜい向精神薬の処方の二つが頼みの綱であります。ですから我々が発する言葉を理解して信頼していただかなければ、処方する薬を「それって癖になって一生やめられない薬でしょぉ〜〜」と勝手に自己調整されたりしたら、こりゃ治る病気も治りません。

placebo(プラセボ)という言葉をご存知の方も多いと思いますが、新しい薬が開発される場合に、本物の治験薬と一方で毒でも薬でも何でもない物(これがplaceboね)との比較試験を行うことがよくあります。しかも多くの場合はdouble−blind試験(二重盲検試験)と言いまして、処方する医者も内服する被験者もどちらが処方されているか治験終了まで分からないようになっています。

かなり前の話になりますが脳循環改善薬と称して中高年の方々に山のように処方されていたいくつかの薬剤が、そのプラセボと比較して有意な差が出ないことから発売後しばらくたって承認を取り消された話は、当時の関係する製薬メーカー数社を震え上がらせました。だって年間何億円と売れていた薬がいきなり売上ゼロになるわけですからたまったものではありませんよね。

「有意差がない」も情けない話ですが、薬にしようとしていたものが身体に何も影響を及ぼさないプラセボに実薬が成績で『明らかに劣ってしまった!』なんて超お恥ずかしい話も精神科の薬の開発過程では珍しくないのです。精神科の治療なんてまさに“病は気から”をそんな段階から実践しているわけなのでありました。

 

サンタクロースなんていない事は何十年も前に知ってるくせに、プレゼントだけは信じられていても正直ツライです・・・。

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