理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.115

昔に戻った?

アメリカでは新しい大統領が就任をして、国をあげて「よっしゃあ〜〜これからやってやるぜ!」の気運が高まっております。一方相変わらず我が国は、するのかしないのか、するならいつなのか、と選挙における国会議員自身の保身に振り回されて、混迷経済の行く先は未だ霧の中といったところでしょうか。

アメリカ新大統領様のキーワードは“Change”だそうでございますが、今回はここ最近で「変わったね〜」と言いますか「何か昔に戻ったね〜」を実感した物たちのお話であります。

年明けに家族とちょいとスキーに行って来たのですが、我が家はそんなに1シーズンに何回も行くようなアウトドアな一家ではなく、先シーズンは全く行っておりませんので着るもの以外は全部借り物となるわけです。

学生時代にはシーズン中に何回か行ったりしておりましたので、一応自分の板やブーツを持っていましたが、時代の変遷とともにギアも変わっておりまして、物持ちがいいと言われるこの私でも、さすがに10年以上も前の板は履けません。もちろんスキーは板だけでなく、ブーツもセットとなるわけですが、このブーツが自分の足に合う合わないで大変なことになることはスキーをされる方はよ〜くご存じのことと思われます。

スキーブーツの歴史としては、とにかく板と足が一体化するように「ガッチリ固定ね」がお約束でして、足の甲の部分から足首まで数個のバックルで締め付ける「フロントバックルタイプ」が基本の「キ」でした。ところがこれがまあ、足に合わないと痛いの痛くないのって、正直これだけでスキーが嫌になる人も沢山いるようです。

それがその後に「リアエントリータイプ」といって、踵の延長でブーツの足入れ部分が前後にパカッと開き、簡単に足入れができて締め付けもそれ程でなくても大丈夫なタイプが一世を風靡していたはずだったのです。ところが何と、今年のレンタルブーツはすべてがこの「フロントバックルタイプ」になっているではあ〜りませんか!

このタイプはリアエントリータイプが全盛の時代においては、一部の本格的競技志向エキスパートの方々のスキーブーツとされており、私のようなリゾート・ミーハー・スキーヤーは、決して足を入れるどころか、手にすることすらあり得ない代物だったのです。そしてレンタル初日から嫌な予感は見事的中。日ごろの運動不足は棚にあげ、いや〜足痛かったっす。滑りながら涙出そうでした。板はどんどん楽に滑れる方に進化しているのに、どぼじでブーツは昔に戻ったのでしょうか・・・・?

次のお品は、昨年末に我々クリニックスタッフの昼食を温めてくれていた電子レンジがついに壊れてしまいました。そこでこれまた新しいものにChangeとなったのでございます。早速購入してきたお弁当を温めようとしたところ、以前のタイプは温める物がレンジの中で回転(ターンテーブルってやつですね)していたのですが、今回購入したものはターンテーブルが存在しておりません。

クリニックでちょっと使う程度のレンジの大きさでは、買ってきたお弁当が中で回りきらずに 下のテーブルだけが無意味に回転していたのですが、今回はそのようなことはありません。それを見て私が一言「ほ〜電子レンジも昔に戻ったのか!」と呟いたら、周囲のスタッフ達は・・・・。「院長ナニ言ってんの?」ってな空気があたりを漂い始めたのでございます。

何とそのスタッフの皆さま方(一応うら若き乙女たちと言っておきましょう)は物心ついたときから、電子レンジの中のものはクルクル回っているのが当たり前で、中でジ〜ッと動かないでいることの方がものすごく新鮮だったそうなのです。
だって発売当初の電子レンジって、場所はとるは、電気はくうは、温めむらはあるは・・・、そのあたりを改良するべくターンテーブルタイプが登場したわけです。それがいつの間にか、コンパクトになって、消費電力も調整できて、オーブンなんて他の機能まで付いて単身生活者にも気軽における本当に身近な、むしろ必要不可欠な電気製品になってしまいました。

最新技術ではクルクル回らなくても温めむらは解消できるようになったのか?ただ昔に戻っただけなのか・・・・?

 

やっぱり人間は歳をとると色々な意味でも元には戻ってくれませんね〜。
アンチエイジング医療なんて言っておきながらこんなこと言うのも正直なんですが・・・。

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