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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.120 なってみなくちゃわからない

待ちに待った桜もパッと咲いたと思ったら、すでにもう散り始めております。しかしその儚さと言うか、潔さが桜の良さでもあると言えましょう。コラム読者の皆さま方も春本番の中でお花見などはお済みでしょうか?

さて先日の朝の事でした。通勤途中の駅のホームで目の不自由な方(白い杖を突かれていらっしゃいました)を見かけました。朝のターミナル駅は自分を含めて非常に多くの乗降者でホームはコミコミの状態です。途中の階段もすし詰め状態ですから目の不自由な方には大変危険な感じすらします。それでもその方は通いなれていらっしゃるのか、普通に階段を降りて行かれました(ホッ)。

ところがです。皆さんご存知のとおり最近の改札は定期をかざしたり、切符を入れたりすれば自動で通過できるタイプのものに殆ど変わってきております。高速道路のETC(今度のGWは例の通行料金改定で大渋滞になりそうです)宜しく、非常にスムースで便利ではあるのですが、改札によってはその時々で出口専用であったり、入り口専用になっていたりと微妙に用途が替えられていることがあるのです。

実はこの改札が目の不自由な方には非常に不便であることをその時発見してしまったのです。改札に向かってはいるもののそれが侵入可能かどうかの情報はその方たちには伝わりません。よく期限切れだったり、料金不足などで通行止めを食らったりしてしまう人を見受けますが、そうなるとその改札が暫くは使えなくなります。

確かに足もとの点字ブロックが誘導しているのですが、駅員が常駐する一番端の遠くへと誘導しているだけです。新宿、渋谷といったターミナル駅で大回りをして一番端の改札まで行くことの大変さを考えれば、すぐ前にある改札に入って行きたくなる気持ちも十分理解できますよね。

使えなくなる時間は大した長さでもないのですが、朝急ぎ足でサッサと通過しようとしたら、前の人がそんなこんなでひっかかってしまい、思わぬ通行止めを食らってこっちも出ように出られなくなって「プチプッツン」したなんてことは、電車を普段から使われている方は絶対に経験があると思います。ましてや自分の前でそのような醜態をさらしている人がいるなんて、やはり目の不自由な方々には全くわかりません。

普通に利用できる一般客が便利になった分、一部の方には逆に不便を強いてしまう。そんなことって今の世の中あちらこちらにまだまだたくさん存在しているのでしょう。“この国”の事ですから、その人の立場になってみて初めてそれが著しく不便だとわかることが・・・。

一般的な臨床の場面で、患者さんの訴えに「ここが●△■◇痛い!」「そこが▲○◆□痺れる!」etcなどがあります。これらの訴えを我々医師は客観的なデータとして判定することは今の医学では不可能です。「どれどれ、はぁ〜んここが痛いのですか。ちょっと調べてみましょう。・・・・う〜ん“28.4イタイ”ですからそれ程ではありませんね」と、まあこのような計測機械があれば登校(通勤?)拒否の仮病なんて一発で見破られて楽なのですが。

私の日々の診療の中で患者さんから「先生は髪がいっぱいあって、気にしたことなんてないだろうから、僕の気持ちが理解できないんですよぉ〜!」とキッパリと言われる方がいらっしゃいます。以前からこのコラムでも書いておりますが、加齢的な流れの中で髪の毛においての正常異常は医学的見地からは全く診断できません。

「意欲が出てこない・・・」、「やる気が無くなった・・・」と多くのうつ状態の方は訴えられますが、正直どんな精神科医にとっても、どれ位出てこなくて、どの位無くなったのかを客観的に示す指標はどこにもありません。結果として現病歴、現象、症状(面接による評価テストなどもあるがこれも施行者による重症度のバラツキはどうしてもでる)に、精神科医師としての経験とセンス(実はこれが非常に大切だったりする)などを掛け合わせて、最終的にこちらで診断して治療を行っているのです。

結局のところ「薄毛」にせよ「うつ病」にせよ、誤解を恐れずに突き放した言い方をさせていただけば、『その辛さはその人だけにしか分からないもの』なのです。どのような状態であろうとも“自分はこれで大丈夫”と思えばそれまでであり、“これじゃヤダッ”を何とか現在の医療をもってして出来る限りお助けすることがこのクリニックの使命なのだ!という基本姿勢は開院当初から何ら変わっておりません。

どんな病気や症状であれ『なった本人にしか分からない絶対的な部分』は必ず存在するのですから、その不明瞭な部分を医師が患者さんと同じ目線の高さで、共有できる同じ土俵の上で、どうすれば改善の方向へ向かうことができるのかを考える。そんな医療とここで毎日私は対峙しておるのでございます。

 

“夫”だって、 “父親”だって、なってみなきゃ〜わかんなかったですよ。「オイ、たまにゃ〜“こっち”の身にもなってくれっ!」て、でも“あっち”だって常にそう思っていますよね・・・ハイ失礼いたしやした。

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