理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.151

まだまだSMAP

いやぁ〜〜〜〜本当に暑い暑い夏でございます(9月になっても「した。」と過去形で言いきれない状況が非常に辛いところですが・・・)。この夏における酷暑の中、コラム読者の皆様方は熱中症で救急搬送されるようなことはございませんでしたよね。

今年は首都圏の熱帯夜日数もついに観測史上過去最高になってしまったようです。なんでも最低気温が27℃以上の夜を“スーパー熱帯夜”と呼び出す輩も出現するほど、日本列島は完全に亜熱帯気候と化してしまいました。過日その夜間に基礎疾患も無い20代の健常男性が熱中症で亡くなってしまうという報道もありました。

熱中症でお亡くなりになるなんて、そりゃ高齢者に多いんじゃないの?と思われていたあなた!ところがどっこい昨今では健常な若者が、その熱中症に対してとても危険な状況にあると言われている事をご存じですか?

汗腺とは人間の体温調整をする上で重要な生理機能の1つですが、最近の若者は幼児期から夏場になればクーラーにどっぷり浸かった生活をしているため、その時期に汗疹(あせも)を体験した我々中年世代と比較して、活動汗腺の数が激減している事が報告されています。

つまり汗腺の機能が低下しているわけですから、当然体温調整は下手くそになるわけで、熱中症に罹患する確率も必然に高くなると言うことです。おかしくなってきた自然現象に文明の利器で必死に対処していたら、知らないうちに自身の自然環境に対する適応力を益々低下させてしまうという、これまた今の日本経済同様に“負のスパイラル”にはまり込んでいる状況と言えましょう。

そんな残暑厳しい真っただ中、8月21日〜22日と博多のクリニックに診療に行ってきたのですが、博多の街は凄いことになっておりました。ナントめぼしいホテルは全館満室状態だったのです。少々の学会が開催されてもこの様な事はまず起こりません。

では一体何が博多の街中で起こっていたのかと種明かしをしますと、19日から22日まで福岡ヤフージャパンドームで何と『SMAP』のコンサートが開催されていたのでございました。

どうもこの4日間は九州全土と言わず、中・四国地方からもドッと熱狂的なファンの皆様が博多に集結された模様です。正直今現在ジャニーズの一番の稼ぎ頭は『嵐』と思っている方は多いでしょう。ところがその中心となる多くのファンの年代は、親からせしめたお小遣いや、必死で稼いだバイト代などを使う世代であろうかと思われます。

ところが、SMAPのファン層とは年代的にはその上層でして、「私の青春の全ては慎吾君に捧げたのぉぉぉ・・・」的な、今で言う“アラサー”“アラフォー”世代が中心ですから、確実に嵐のファンよりも『持ってるもの』はきちんと持ってます。はい。

どうしても部屋がなければ普段の日常生活では決して予約しない超バブリーな部屋でも連泊するは、ちょっとそこまでの距離でもこれだけ暑けりゃタクシーは身体を張ってでも止めに路上へ突進するは、博多の旅行関係機関はこの4日間は完全なるSMAP特需と言っても過言ではなかったはずです。事実私が宿泊したホテルのマネージャー氏も「本当に毎月来てほしいですよね〜」と真顔で訴えておりました。

ところがその私が宿泊した全館満室ホテルではとんでもない事件が起こってしまいました。その事件とは、21日(土曜日)の診療を終えて博多のクリニックの名誉院長先生と一緒にお食事をして気持ちよく自分の部屋に戻ってみれば、ナ、ナ、ナント、開いていたんです私のチャックがパカッ・・・ぢゃなくって、私の部屋のドアが!

もちろんガバッと全開していたわけではありませんが、ドアアームが引っ掛かった、ちょ〜〜っと隙間の空いた、つまりロックは全くかかっていないから、いつでも、どなた様でもどうぞいらっしゃい状態で開いていたわけです。

え〜〜っと今晩マッサージの人なんて呼んだ?いやいやそんな記憶はございませんし、ひょっとして私の部屋で何か大事件でも?それとも単なる全館満室ホテルでの盗難事件が私の部屋だったということ?一仕事終えたほろ酔い気味の脳裏には、ありとあらゆる妄想がうごめく残暑厳しい博多の夜の物語。

とりあえず足音をたてずにそ〜〜〜っと部屋に近づき、静か〜〜〜にドアを開けて入室。部屋の中は薄暗い電気はついた状態。「あの〜誰かいらっしゃいますかぁぁぁ〜〜〜」何故か自分の部屋なのに、抜き足差し足忍び足で恐る恐る前進。

全体を見回してもどうも部屋の中に人の気配はない様子。そこですぐにフロントへ上記の状態についての確認と電話連絡。ホテル側の言い訳としては、お部屋のクリーニングに入ったスタッフがドアアームを出したままで退室したのではないかという何とも釈然としない説明でした。

まあ新聞に載るような大きな事件が起こったわけでもなく、生命にかかわるとんでもないトラブルに巻き込まれたわけでもなく、人生48年もやっていれば、まあこんなこともあろうかと思いながらその晩は入眠致しました。

しかし翌朝に件のマネージャーから「昨晩は大変申し訳ございませんでした。今後はこの様な事が決して起こらぬように注意致します。何か紛失や盗難などはございませんでしたでしょうか?」と早速尋ねられましたので。

こっちも真顔で「た、た、た、大変です。パンツが2枚とブラジャー1枚を盗まれました。しかも博多遠征には大事な勝負パンツとブラですから何とかして下さい!!」とお返事したところ、一切返す言葉もないような、茫然とした顔でこちらをマネージャー氏は見てましたが・・・。弁償してくれるのかな?

 

最近のWax(整髪料)のCMに関して一言。「木村拓哉のギャツビーは“全国区”、草?剛のスカルプ-Dは“マニアック”」ってどうよこれは。

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