理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.392

誰も知らない 2020

DRkobayashi

さあ、泣いても笑っても、叫んでも悔やんでも、2020年最後のコラムとなりました。皆様ご存知の通り、今年になって海外から持ち込まれた新型コロナウイルスは只今国内では最高の感染者数を記録し続けております。

当初は過去のSARSやMERSのように我が国においては、今回もまた対岸の火事で終息するものであろう位に、高を括っていたような感も正直ございましたが、決してそのような事にはならずに、あっと言う間に世界中を席巻してしまう最悪の結果となってしまいました。

これまで我が国では政令指定都市のような人口が密集している所での感染が主でしたが、ここにきて人口密度はそれほどではないものの比較的高齢者の人口数が多く、医療的にはやや手薄と言わざるを得ない地方都市にもクラスターが出現し出して、徐々に混乱をきたしているといえます。

イギリスをはじめ海外ではワクチン接種が開始となっておりますが、全ての人に対して本当に安全で、最終的にきちんとした効果が期待できるものと判定が出来るまでは、私自身としましては今早急にワクチン接種をする必要性をあまり感じてはおりません。

とは言うものの、コラム読者の皆様方に於かれましては、安心して安全に実施できるワクチンと、その効果がキチンと実証されたこの新型コロナに特化した治療薬の1日も早い登場を心待ちにされておられる事と存じます。

そこで今回は今年最後のコラムという事で、これまで散々言いつくした新型コロナではなく、現在も我々クリニックの診療の柱である“男性の髪”に関するお話で2020年を締めくくりたいと思います。

男性型脱毛症を専門的に対応するクリニックとして1999年に開設以来21年間、晴れの日も雨の日も本日に至るまで私自身は1日として体調不良等で休むような事はなく診療を継続して参りました。

それが2020年このようなコロナ禍で悶々とした1年を過ごしている中で、私自身がとある一大決心を致しまして、それを密かに実行に移したというのが今回のお話であります。先月の初旬の事でありまして、それは約半世紀、つまり約50年にわたり頑なに変える事のなかったものを、この度思い切って変えてみたというノンフィクションなのであります。

来年は私自身が数えの歳で還暦となりまして、大げさに言うとこれでひょっとして残りの人生(正直あと何年あるのかわかりませんが)の運気がガラッと変わってしまうかもしれないという、そんな不安に苛まれつつも、清水の舞台から飛び降りる覚悟で変えた事とは・・・。

 

な、な、ナント、髪の分け目を左から右へ変えてみました!!

 

私は小学校4年生の時に転校をしたのですが、当時髪を七三に分けていただけで、上野動物園に初めてパンダがやって来たような大騒ぎになるような田舎の小学校で、この髪型でどんなにいじめを受けても決して変える事のなかった左からの分け目をこの度右からに変えたのですよ。

実は私の髪の性状から、右から分けた方が髪の流れ的にも非常に自然に髪型が整う事はかなり前から薄々感じてはいたのですが、どうしても変える事が出来ませんでした。それがたまたまふっとしたことで福山雅治さん、嵐の櫻井翔さん、消臭力の西川貴教さんまでもが、皆さん右から分けている事に立て続けに気が付きまして、これはやってみてもいいのかもしれないと突如思い立ちまして、誰に宣言することもなく(するほどの事でもないのはわかってますってば!)実行に移したのでございます。

それでその後どうなったかと言いますと、既に1ヶ月以上経過しておりますが、未だに家族からは何の指摘も受けておりません。クリニックのスタッフからも何も言われません。先日その髪型で博多のクリニックへ出張しましたが、福岡でも誰も何も言ってくれません。結局人の髪形なんて誰も何も気にしてはいないことが本当によくわかりました。

そうこうするうちに先日月に1回の散髪に出向いたのですが、さすがに担当の美容師からは何か言われるだろうと思って椅子に座ったところ、それはもう本当に全く何も無かったかのように「いつも通りの長さでよろしいですか~~~」と髪をいじり始めたので、さすがにここまで沈黙を堅持してきた私もさすがに「あの~~~、分け目変えてるんですけど気がつきませんでしたか!」と一寸だけ語気を強めて進言してしまいました。

そうしたところ数秒間の気まずそうな沈黙の後「あっ、本当ですよね!え~~~分け目変わってます!でも以前からこちらからの分け目の方が自然な感じにまとまるから、こっちの方が良いのにな~~~と思ってはいたんですよ~~~」ですって。かなり長い事私の髪を担当してくれている美容師さんですらこの塩対応です(爆)。

しかしこの事実は今後の外来に於いては、私がキッチリと身をもって経験したこととして自信をもって患者さんに強く説明できる事だといえましょう。「大丈夫ですから!あなたの髪なんてあなたが思うほど周囲の人は気にしてないので安心して下さい!!」と。

そんな感じで2020年は終わって行きますが、どうぞ皆様新型コロナに負けることなく、くれぐれもご自愛頂きまして、どうぞ良いお年をお迎えください。そして来年早々に新装致します(詳細は年初めのコラムでご案内させて頂きます)我がDクリニック東京にもどうぞご期待ください!!

 

 

髪の分け目が変わって、今のところは人生を大きく揺るがすような事件は良くも悪くも起こっておりません。小さな幸せと言えば、ふたご座流星群が我が家からでもしっかりと確認できたことくらいでしょうか。そうだ、大きな幸せを期待して年末ジャンボを買わなくては!!(笑)

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