理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.380

「このコロナ禍で」

DRkobayashi

緊急事態宣言が少し早めに解除されて、小池のおばちゃまの言うところの、東京“行程表”の“段階”1が、あっという間に“段階”2まで進んだものの、直後からそのクリアする条件を逸してしまったにもかかわらず、どうしてなのか東京“警告”を発することはせず、たとえ“段階”3になっても、東京では“銀座のクラブ”や“六本木のキャバクラ”は営業再開を許すことはございません。
そんな梅雨入り前の東京でございますが、コラム読者の皆様方に於かれましては、自粛を安易に緩めることなく、辛抱強くお元気にお過ごしの事と存じます。

このコロナ禍で、非常に多くの産業が多大なるダメージを受けてしまった様子が日々報道されております。日産は追い出したゴーン氏の就任時のレベルまで業績は落ち込んでしまったそうで、これは再度ゴーン氏にご帰国頂いてもう一度再建を委ねるしかないのかもしれません(笑)。既に倒産してしまったレナウンさんなんて、いっそのことあのアベノマスク製造を一括して委託してもらえたら、あんな粗悪品も世に出回ることなく、会社も辛うじて生き残れたのではないでしょうかね~~~。

このコロナ禍で、夏の高校野球も甲子園での開催は中止となりました。以前にも書きましたが、かわいそうなのは野球部だけでなく、多くの運動部の3年生の皆さん方です。大学に進学して続けるのか、社会人として継続するのか、高校生活で終わりにするのか、本当に様々な思いが交錯している事でしょう。ただ言える事としては、来年からプロ選手になる高校球児(特に投手)は、この夏の大会回避で例年の入団組よりは確実に体を壊す確率が少なくなりますから、長きにわたって活躍してもらいたいものですね~~~。

このコロナ禍で、長期にわたる自粛から在宅時間が長くなることで、コロナ糖尿、コロナメタボ、コロナサルコペニア、コロナアルコール依存症が目立ってきていると私は医療に携わる者として大変危惧しております。そこでこれまでさんざん「密はダメ!」と言われて全く営業が出来なかったあのライザップが、この自粛生活により発生したコロナメタボ等を一気に刈り込もうとして、緊急事態宣言が解除されるあたりから、ここぞとばかりにやたらTVでのCMを流しまくっています。果たしてこれが業績回復へ起死回生のカンフル剤となるのでしょうかね~~~。

このコロナ禍で、数ヶ月遅れで開催された中国の全国人民代表大会(全人代)におきまして、火事場泥棒的な雰囲気で裁定された国家安全法制の採決で、賛成2878票、棄権6票そして反対票を投じた人がたった1人おられました。どこの誰が反対のボタンを押したのかそのような報道は一切耳にしませんが、何かの間違った誤作動だったのか、本当に勇気ある投票行動なのか、果たしてその後のその方の身柄は一体どうなってしまったのか、私は心配で仕方がありません。ご無事で生きておられることを願うばかりですね~~~。

このコロナ禍で、これまたどさくさ紛れに我が国でも法案を通そうとした公務員の定年延長に関わる検察庁法改正案と国家公務員法改正案でしたが、余人をもって代え難かったはずの黒川さんが辞表を提出する羽目となり、土壇場で“流局”してしまいました。あれだけ世間からどう見てもえこひいきをされ官邸が定年延長にこだわるという事は、本人は何が何でも検事総長になりたかったからなのか、そうでなければ自ら進んで早く退官したくても、ひょっとしてあの“ギャンブル依存症”を既に官邸に握られていて、このネタを人質にとられてしまったがために普通に定年退職不可能な状態にあったのではないでしょうかね~~~。

このコロナ禍で、新型コロナウイルス感染症対策の専門家会議が幾度となく開催されていたわけですが、ナントこの度出席者の発言を記録する議事録だけでなく、ICレコーダーなどによる録音もされていなかったことが発覚致しました。我々のNPO法人の理事会やクリニックの医局会レベルですら議事録は残しておりますのに、我が国における国民の生命にかかわるような重大な議事内容(発言)や決議経過を一切記録に残さないって、これは本当に誰がOKとしたのでしょうかね~~~。

このコロナ禍で、良くも悪くも全国放送に頻出される知事さんもいれば、全国ネットにほぼ姿を現さ(せ?)ない知事もいらっしゃいます。その常連さんと言えば東京の小池さんと大阪の吉村さんが双璧かと思われます。私が知りうる限りにおいては吉村さんの方が情報発信においても常に1歩リードされているように思えます。大阪が通天閣の色を変えてウイルスの感染の現状を示すとされ、それなら東京はスカイツリーで!と来そうなところ、同じ『塔』では真似をしたと言われるのを嫌ったのか、小池さんはレインボーブリッジの色を変えると言い出しました。でもこれが見える都民はごくごく限られた人と、東京湾に浮かぶ船の船員程度かと思いますが如何でしょうかね~~~。

このコロナ禍で、先述の県知事同士の不毛な足の引っ張り合いが繰り広げられていました。全国放送に出たくても出してもらえないためなのか、今回のケンカを売った知事の愛知県では、新型コロナウイルス感染患者の氏名などの個人情報490人分を、思いっきり県のウエブサイトに掲載してしまいました。そこでこの度氏名が出た人396人には4万円、氏名は載らなかった人94人には2万円の総額『1772万円』の賠償金を支払う事になったそうです。さ~てこれって全て県民が収めた大切な税金からの拠出となるのでしょうか?他県を批判する前に、自分の所の失態における説明責任を果たす方が先だと知事である大村さんは思わないのですかね~~~。

 

 

どうして我が国はあのような中途半端な規制と、極めて少なかったPCR検査とで、この感染者数と死亡者数なのか、欧米が不思議がるその理由を“ファクターX”として解明を追求しておられる山中先生と、思わぬところの“瓢箪から駒”的な感じではありますけれど、あのイベルメクチンが特効薬になることで大村先生には、日本人初の1人で2度目のノーベル賞を狙って欲しいものですな。

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