理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.363

ラグビーワールドカップ 2019

DRkobayashi

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、酷暑続きだった9月も中旬になり朝晩には少しずつ秋の訪れを感じられるようになりました。夜になれば呼んだわけでも頼んだわけでもないのに、家の周囲ではちゃんと虫の音が聴こえるようになっています。

先日首都圏を直撃した大型台風は日曜日の深夜に通過したとは言え、各地に甚大な被害を及ぼしてしまいました。特に千葉県の一部地域の皆さんは、停電や断水というライフラインを分断された状況が想定外に長期間にわたってしまい、本当に大変な思いをされていらっしゃいます。1分1秒でも早い復旧を願うばかりであります。

お陰様で我が家はこれといった被害を受けることはございませんでしたが、最寄りの駅の前に植えてあった桜の木が2本(まあまあの大きさの木でしたが・・・)根元から無残にも歩道になぎ倒されておりました。そんな涼秋に向かう中、コラム読者の皆様方に於かれましては、引き続きましてお変わりなくお過ごしの事と存じます。

ここで前回のコラムの更新が大幅に遅れました件でお詫びをさせて頂きます。ただそれには私の遅筆ではなくて、ちゃんとした理由がございました。実はコラムの一部の記載内容に関しまして、チョッとした“大人の事情”が絡んでしまい、相手側の回答待ちの部分もあったりしたもので更新が遅れたのでございます。本当に申し訳ございませんでしたm(__)m。

さて、いよいよ我が国においてラグビーのワールドカップが今月の20日から開催されます。前回のイングランド大会では日本があの南アフリカに劇的な勝利をし、予選リーグで3勝もしたという、我が国のラグビー史上に残る大会でした。そして今回は自国開催という地の利もあるはずですので、前大会以上の成績を是非とも残してほしいと期待をしております。

その日本(世界ランキング10位)が予選リーグで対戦する相手とは、アイルランド(世界ランキング1位)、スコットランド(世界ランキング7位)、サモア(世界ランキング16位)、ロシア(世界ランキング20位)の4ヵ国です。そしてこのグループの中で2位以上にならないと決勝トーナメントへの進出は出来ません。

そこで過去の対戦成績で言えば、唯一勝ち越しているのはロシアだけで、あとの3ヵ国には負け越しており、アイルランドとスコットランドに至ってはこれまで1度も勝ったことがありません。つまり前回の南アフリカ戦のような歴史的勝利を2回は起こさなければ決勝トーナメントには進出できないと言う、現実的にはかなり厳しい状況と言わざるを得ません。

日本が入っていない予選リーグのグループからは、順当にいけば恐らくグループBからニュージーランドと南アフリカ、グループCからイングランドとフランス(ひょっとしたらアルゼンチン)、グループDからオーストラリアとウェールズが勝ち上がるはずだと私は予想をしております。

ラグビーはサッカーよりも実力差における大番狂わせはそれほど多くないので、上記の予想はかなりの確率で当たるはずだと思います。しかし決勝トーナメント進出の8チームとなると実力も伯仲しているので、その先を予想するのはやや困難となります。

なぜかと言いますとラグビーはサッカー以上にプレイ中の怪我が多く、試合を勝ち進んでいく中で、ベストのメンバーを決勝まで維持することはかなり困難なのです。そのあたりがどれくらい影響するかは大会が始まって経過をみて行かないとわかりません。とは言え日本はとにかく初戦のロシア戦で負けてしまうようなことがあれば、まず決勝トーナメントに残る事は不可能であろうかと思います。

前回の大会では日本チームの得点源として五郎丸選手の独特なルーティンワークからのプレイスキックがかなり話題になりました。今回彼は出場しておりませんが、この度の大会ではその役割を担うであろうキッカーは田村優選手に私としましては大いに期待したいところです。

彼はスタンドオフというラグビーでは司令塔のようなポジションでして、試合のプレイが止まっている時のプレイスキックだけではなく、プレイが動いている時に走りながら縦横無尽にキックをする場面もあり、これが得点に決定的に繋がることもありますので試合を通して常に目が離せない存在なのです。

来年のオリンピックとは違って試合会場が首都圏に限定されるわけではなく、北は札幌から南は大分や熊本で試合は行われますから、それぞれの会場の地元としてはインバウンドを含めた経済効果にもさぞかし期待をされているところでしょう。

サッカーのワールドカップは日韓共同開催(今現在の両国の関係ではこのようなことは絶対に不可能でしょうけどね!)でしたから、競技種目は違えども我が国のみの単独開催で果たしてどれくらいの人達が世界からやってくるのでしょうか?

そこで競技人口がヒントになりそうですから調べてみたところ、サッカーは世界中で約2億5000万人、一方のラグビーは約960万人(因みに世界で一番競技人口が多いスポーツは、バスケットボールの約4億5000万人だそうです!)ですから、数だけではチョッと相手にはならないかもしれません。そもそもワールドカップ出場国数も20ヵ国(サッカーでは32ヵ国)ですので、こちらも影響するとは思われます。

ただ競技をする人と観戦をする人を単純に同じ土俵で考えるのもどうかと思いますから、出来るだけ多くのインバウンドの方々にお越しいただき、ここはひとつドドーンと地方の活性に一役を担って頂きたいところではあります。

そして最後は我が日本代表がワールドカップ初の決勝トーナメントに進出してくれて、少しでも多くの素晴らしい試合を披露してくれることを願ってやみません。

頑張れ!日本!!

 

 

ラグビーとは全く関係ないお話ですが、我が家にもおります犬は普段は前足、後足というのに、餌をもらう時だけどうして『お手!!』と言われてしまうのでしょうか?

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