理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.354

令和がスタート!

DRkobayashi1
いよいよ令和の時代となりました。平成の時は天皇陛下が崩御されてから、何かバタバタと慌ただしく元号が変わってしまった感はありましたが、今回は準備万端、用意周到でのバトンタッチですから、少し前回とは雰囲気も違った感じです。そんなGW真っただ中の令和のスタートにおきまして、コラム読者の皆様に於かれましては健やかにお過ごしの事と存じます。

前回のコラムでも申し上げましたが、令和がどうだ?ではなく、令和がどうであったか?の方が大切でございますので、これから何年続くかは誰にもわかりませんが、平成を十二分に凌駕する素晴らしい時代に、我々一人一人がしていかねばなりません。さあ、皆さん頑張りましょう!

と、そのような前向きな発言をしておきながら、性懲りも無く“平成最後の・・・”を語らせて頂きます。本コラムではこれで最後の予定でありますので、お付き合いの程どうぞ宜しくお願い申し上げます。

そこで今回は『平成最後のユーミン』であります。ユーミンをここでご説明する必要はないと思われますが、昭和から平成にかけての歌姫でありこれまでに38枚のオリジナルアルバムを発表し、御年65歳で今なお全国ツアーを行っておられる松任谷由実(荒井由実)さんでございます。

この度ご縁がありましてそのデビュー45周年にあたる「TIME MACHINE TOUR Traveling through 45yearas」を先日観覧させて頂くことが出来ました。そこでまずは横浜アリーナという会場に出向いてビックラポンしましたのは、会場に詰め掛けている人達の年齢は、私なんかがちょうど平均年齢ではなかろうか?といった感じなのでありました。

そりゃ~演じる人が65歳なのだから、同じ時代を生きてくれば当たり前と言えば当たり前です。そして席に座ってまずは開演を待つのでございますが、最近の傾向としては“観客一体型盛り上がりライブ”が流行っておりまして、演奏する音楽に応じて自動で発光して色が変化するリストバンドが観客全員に支給されたのであります。そしてはやる心を抑えながら開演までじっと待っているオッサン・オバハンなのでありました。

そしていよいよ「ベルベット・イースター」という、彼女のデビューアルバム『ひこうき雲』の中からの名曲で開演となりました。そして次からアップテンポの曲へと移行しますと何が起こるのかと申しますと、多くの観客は立ち上がりだすのであります。

この手のライブに行かれた方ならお分かりかと存じますが、前の人が立ってしまうと後ろで座っているとステージを観る事は100%不可能となりますので、当然コンサートを観に来ているわけですから、必然的に仕方なくこちらも立ち上がるしかありません。

そこで演奏する側はともかくとして、聴く側の平均年齢50を軽く超えたオッサン、オバハンが3時間近く立ちっぱなしなんて、これは明らかに残りの寿命を縮める自傷行為に等しいと言えます。ですからそこはユーミンサイドも御承知のようで、スローテンポになると皆さん(内心はホッとしながら)着席をしますので、アップテンポなノリノリの曲を“3曲以上”は絶対に続けないか、MC(おしゃべり)を間に挟みます。これは還暦を過ぎた日本のミュージシャンのライブでは、ほぼお約束のセットリスト(選曲)かといえましょう(苦笑)。

それはよしとして、次なる苦行が先ほどの発光リストバンドであります。これはもう立っていようが、力尽きて座っていようが、別の次元で曲に合わせて7色に変化する腕を振り続けなくてはならないわけです。

これ以外とやってみると正直辛いのでございます。50肩がやっと癒えたと思ったところにこの行為は、再発の恐れを抱きながらのライブへの一体化を必死で頑張る中高年の姿が会場全体に映し出されるのでございます。

もうこうなってくると、一体我々は何を楽しみに横浜アリーナまでやって来ているのかぁぁぁ!と思い始める観客も少数でしょうがいるはずです。きっと・・・。しかしそれもこれもユーミン教の教祖様の演目を、中高年の信者達がそれなりの高額なチケット代というお布施をお支払いして、集会にやって来ている絵面と言っても過言ではないのであります。

そして45年間を振り返りながら、その時その時の思い出の曲を耳にして、当時の事を思い出したら「この曲を聴いていた時に隣にいたのはお前(あんた)じゃなかったのよね~~~」としみじみ思ってしまう二人連れが殆どと言っても過言ではありません(爆)。

まあ、それが今の今となって吉と出ているのか、凶と出ているのかは当人達にしかわかりませんが・・・(汗)。本当の“凶”ならわざわざこんなところまで一緒に来ることも無いのではないかと思いますが如何でしょうか?

昨日があって今日があり、今日があるから明日がある。明治、大正、昭和、平成があっての令和になるわけですから、これからも何事におきましても常に前向きに、ポジティブに邁進して行きましょう!!

 

 

それにしても65歳になってもステージ上であれだけの観客を前にして、歌って踊れる小林は何があろうと明日以降には存在しえないことを、57歳を前にして明言出来る“令和”最初の確約であります。

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