ホワイトデーの翌日です！

3月も中旬となり日中の日差しにも春の訪れを感じられるようになったかと思いきや、世界的にも突然の寒波の再来で我が国だけでなくNYも大雪になってしまったそうで、本当に桜の開花宣言が待ち遠しい今日この頃です。コラム読者の皆様方はこの寒の戻りに体調を崩されたりはしておられませんでしょうか？

コラムをご愛読の皆様ならご存知かと思いますが、このコラムは月に2回更新しておりまして、基本的には1日と15日が更新日ということになっております。でもって今月は14日に「ホワイトデー」なる、多くの業界における経済活性化の策略日が仕組まれておりました。

そこでホワイトデー当日に、たまたまうちの奥さんがとあるデパート内を徘徊していたところ、様々なスウィーツの売り場に「あなた達日頃はこんなところで買い物なんて絶対にしないでしょうに・・・(;’∀’)」オーラを全開に発しているオッサン達が、砂糖に群がる蟻のように押し寄せている光景を見て、「なんて日本の男性は心優しい人が多いのであろうか」と感動したと申しておりました。（笑）

そんな牧歌的な平和感の漂う我が国において、現在最もマスコミや国会でも騒がれているのが大阪のイチ私立小学校の開設に関する諸問題であります。マスコミ的にも突っ込めばテレビ受けしそうなリアクションが関係家族一同から戻ってくるものですから、素材としても美味しいと感じているのでしょうここ最近朝から晩までこの話題ばかりです。

そのおかげでテレビの取り扱いが少なくなって小池都知事はホッとしているのか、イラッとしているのかわかりませんが（たぶん後者だと思いますけど）、老体に鞭打って百条委員会に登場予定の石原元都知事の影も薄くなってしまい、何となくそれも不憫と言えば不憫に感じてしまいます。

そこで私は最近つくづく思うのでございますが、誤解を恐れずに申しますと正直こんな地方の、吹けば飛ぶような、私立小学校の土地の取得や開校認可の話よりも、今我が国全体を以てしてきちんと対処しなくてはならないことは他にあるでしょう！ということを今回はチョッと言わせて頂こうかと・・・。

だってお隣の北朝鮮のトップは実の兄貴を白昼堂々と暗殺（まだ未確定な部分はたくさんありますけど）するは、日本国土の目と鼻の先までにミサイルを勝手に次々と打ち込むは、もう一体何をするのかわけわからんちん状態なのですよ。次が絶対に日本の領土までに届かないという保証はどこの誰もしてくれはしません。

もしそのような事態に陥りそうな時、いや陥った時に、それこそ“あの”防衛大臣で大丈夫なのか？という論議ならいざ知らず、その学園の大昔の裁判に出たの、出ないのって、これからの日本において今更そんなことどうでもいいようなお話ではございませんでしょうか。違いますかね？

一方で経済的な面で真剣に考える必要がある事と言えばあの『東芝』がこれからどうなるかは、ひょっとしたらJALの時の比では済まないお話になるかもしれません。金額で言えば何千億円、いや株価や関連企業への影響まで論じれば恐らくはそれ以上の“兆”を超えるレベルのお話ですこれは。倫理観を度外視すれば、数億の土地の払い下げなど論ずるに値しないような金額です。

もしも東芝がこれまでに莫大なる粉飾決算をしていたのであれば、その社会的影響からも直近の歴代社長さんはホリエモンどころの話ではありませんから、全員逮捕の実刑判決でないとライブドア事件は何だったのかと言われかねませんよね。

言ってみても一民間企業ではありますから、国がどうこうするべきではないことかもしれません。しかしJALで既に前例を作っておりますし、継続する、しないは別としても原発の問題や、恐らくは国防にかかわる機器の開発も行っているはずでしょうし、「あっそうなの、じゃ～潔く倒産してくださいね、バハハ～～～～ィ」で済むお話では絶対にありませんよ。

教育勅語を幼稚園児や児童に暗唱させる。それを公立の学校がやっていたらそれは問題でしょうけど、私立の学校なら親としてこの教育理念が理解不能なら、そこに我が子を通わせなければそれで済む問題です。国を挙げて騒ぎ立てるほどの問題ではありません。

トランプがおとなしくなって、韓国の大統領は結局罷免され、豊洲もどうなるか暗礁に乗り上げかけて、何かを騒ぎ立てたい三流マスコミと下流野党によって祭り上げられたヒール（あの理事長ご一家ですね）に、これ以上振り回されるのは如何なものかと警鐘を鳴らしたい平和ボケ日本のホワイトデー翌日なのでございました。

なんてことを言いつつも、義理には義理でキチンと返す義理人情に篤い小林ではございましたが・・・（苦笑）