理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.186

神の手と東大


そろそろ恒例の花粉症の季節になりました。この冬は寒い日が続いたために今年の花粉は、徐々に飛散するのではなく暖かくなったら突然一気に飛び散る傾向があるそうです。そんな「X」dayにおびえる昨今ですが、コラム読者の皆様方はお元気にお過ごしでしょうか?

私の記事がどれだけ関係あったのかは何とも言えませんが、先月発売のGOETHEは創刊6年で最も早く完売したそうです。2010年10月号のGQ(⇒詳細はVol.152「ガチョ~~~~ン」を参照してね)も未だにアマゾンではこの類の雑誌のバックナンバーとは思えない価格での取引がなされております。

つまり小生が取材を受けた男性月刊誌はとにかく“売れる”のです。このコラムを愛読される出版社各位の皆さま(殆どそんな人いないとは思うけど)、どんどん取材にいらしてください。プロ入りしても、またこのオープン戦も、パッとしない日本ハムの某投手より小林は“持ってる”かもしれませんよ~~~(笑)。

そこで持っていると言えばここ最近ではやはり『神の手』でありましょう。天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀された順天堂大学心臓血管外科の天野教授です。無事に手術も“いつも通りに”終えられたそうですし、実際に世界に誇るテクニックをお持ちのようです。私は心臓外科とは全く違うフィールドの医者ですからあまり詳細な事は存じませんが、噂では天野先生は論文をあまり書かれていらっしゃらないと聞きます。

通常我が国では大学教授になるには、その大学の他科の主任教授による投票で最終決定されることは皆さんも御存知でしょう。その選挙に至るまでがまた色々選考がありまして、まず重要視される経歴に「世界的に権威のある雑誌にどれだけの論文が掲載されてそれが引用されているか」という事があります。昨今では医学雑誌には権威のあるとされるものほど高い得点(インパクトファクターといいます)が付けられており、そのインパクトファクターの合計点が高い医者ほどしっかり論文を書いている証とされるわけです。

そんなこんなで以前は(今でも?)、手術は下手でも高いインパクトファクターを持った外科医が何故か教授になるケースもままありました。ところが件の天野教授は、とにかくその卓越したオペの技術で教授になられたと聞きます。今の時代、大学側も(特に私立は)病院経営も医大の重要な案件である事を突き付けられ、患者さんは“論文の数”で来院するのでなく、“臨床の評判”で集まる事に今更ながら気がつき始めたようです。

それにしても天皇陛下にメスを入れる事は東大以外ではあり得ない!と(どれほど思っているのか知りませんけど)信じて疑わないプライドにおいて、今回の術者の選択はかなり苦渋の決断だったに違いありません。東大の心臓外科が先述の“論文教授”なのかどうか知る由もありませんが、自分が執刀して何かしでかす確率と他大学の医師を招聘する屈辱を天秤に掛けた?上手くいって手柄半分、何かあればそっち(他大学)のせい!そんな駆け引きすら頭をよぎったのではないかと勘繰ってしまいますが如何でしょう。

えっ、何ですって、はいはい、判っております。そんな余計な妄想よりもお前が邁進するべき道は『神の手』ではなく勿論『髪の毛』の治療でございます。承知しておりますです、ハイ。

さて件の東京大学でございますが、ここにきていきなり9月入学を打ち出して他国から優秀な学生を招聘したいと世界的視野を訴えていらっしゃるようです。その物議を醸している9月入学で思った事があるのです。

昨今の不景気を反映して大学生の親からの仕送りは年々減少傾向にあるそうです。つまり経済的な親孝行と言えば、“自宅”から“国立大学”に通う子が一番の親孝行と言えるようです。私なんて“地方”からの“私立医大”ですから、親の両側の脛を完全に消失させてしまいました。

なぜ国立大学はお安く上がるのかと言えば、それは当然我々国民の“血税”が多額に注入されているからであります。東京大学と言えば国立大学ですよね。国公立大学の医学部の入学金、授業料、etc.なんて私大医学部の何十分の一ですよ。であるからして、自国の若人が学問に研鑽を積むことに対してであれば喜んで血税を使って頂きたいのですが、他国の学生さんまで面倒をみるほど本当に今の日本に余裕があるのか?と私は問いたい!

アメリカのハーバードだって、スタンフォードだって、世界中から優秀な頭脳が集まる大学は、み~~~んな“私学”ではありませんか。学びに行きたい人は自腹(自国の援助や奨学金もある?)でやってくるわけです。だったら我が国の国立大学がそんな大盤振る舞いをする前に、もっと自国の児童・生徒・学生や教育そのものに対して使うべき予算をもっともっと増やす事の方が先決であろうと思う今日この頃です。

しかし橋下市長!小中学校で留年までさせるのはちょっとどないかと思いますけどぉぉぉ。その前に留年を出さへん教育(方法)をもっと論ずるべきなんちゃいますかぁぁぁ。

 

 

 

 

先日人気ボーカルデュオの片方と元某局の女子アナの結婚披露宴が大々的に行われたようです。そして花嫁のスピーチでは「・・・あなたは風になってください、私は風車になります・・・」と述べられたとのこと。つまり“あんたがしっかり働かなけりゃ~、あたしゃ~テコでも動かないらね!”って大勢の前で高らかに宣言されたわけで、まあどこののお宅“も”大変なんだな~と同情的な春の始まりです。

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