理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.185

乾いた唇


年に一度の「製菓業界策略の日」も昨今の不景気の影響か、全体的に盛り上がりに欠ける感(私個人だけだったのか?)も否めず、暦の上では春になってもまだまだ寒い日が続いております。その一方でそろそろ眼や鼻に“異変”を感じる時季となってまいりましたが、コラム読者の皆さま方はその後もお元気にお過ごしのことと存じます。

さて日頃よりアンチエイジングを柱にした医療を展開しているわけでありますが、オマエのアンチエイジングは一体どうなっているのかと尋ねられたら、確実にエイジングいたしております。ハイ。

髪は今のところ当クリニックの生命線でもありますから、これを失うことでは職を失いかねませんので毛量は死守しております。ただ“色”はダメです。髪を育む工場と髪に色をつける工場は同じ工業地帯(毛乳頭)に存在しますが、それぞれは違う会社にて経営は別々なのです。よって私も白髪は増えてきておりますが、医学的な改善策はまだございません。

患者さんにも「最近白髪も気になりますか?」なんて質問も良くするのですが、「(髪が)無いから通っているので、あれば黒でも白でも色は問いません!」と力強く返答される方もおられます。頼もしい限りですね。

それでもどうしても・・・、の場合は染めてください。染めると発毛(効果)の足を引っ張るのではないか?と心配される方も多いのですが、染料が肌に合わずかぶれるような事(接触性皮膚炎)などなければ、発毛には影響ありませんのでご心配なく。

次にお肌はどうでしょう?シミ・シワ・タルミ・クスミ・カサツキ、もう何でもござれ!になっております。指先などは冬場の乾燥で連日ささくれ立っておりますし、気がつけば踵もがさつき始めております。特にパサつくのは“口唇”、そうリップでございます。

そんなわけでこの時季は手放せない必需品の一つに「リップクリーム」があります。御使用の方もきっと多いと思いますが、どうでございますか皆さん?これだけ数多の種類が出回っていて、「私は絶対これだけよ!」といった全幅の信頼をおける逸品がございますか?

私が知る限りにおいてリップクリームは大きく2つに大別できます。それは“キャップ”の部分のお話です。内容成分・効能効果等に関しては各メーカーさんも一家言あるでしょうから、今回そこのところは一切触れません。皆さんよ~~~く思い出してみてください。キャップ。

まず代表的な物は上下にスポッと分かれて、お尻の部分をクルクルまわして下から中身が伸びあがる、そうそう一般的な口紅タイプといえば分かりやすいですかね。はいはい、それですそれです。そのタイプです。

ところがあのデザインはズボンのポケットに忍ばせておくとですね、どういうわけか必ずと言っていいほど勝手に中身が伸びて来てキャップにへばりつくんですよ。えっ、そんなことありませんか?いえいえ絶対にズボンのポケットに入れているとそうなるんですってば。そうなるとキャップの先にリップクリームがべったりついたり、途中で折れたりして最後まで使い切れません。

そこでもう一つのタイプですが、こちらのタイプは先のキャップがスクリュー式になっており、クリーム自体が固形ではなくクリームもしくはジェル状のものです。つまり容器がチューブ状になっている形状です。これだとキャップをしっかり締めておけば(しかしこれも気を許して緩く締めるともっと悲惨な結果になりますが・・・)大丈夫です。ところがこれもキャップを開けると必要量以上に溢れ出てきたりするものもあり「帯に短し、たすきに長し」は否めません。さて皆さんはどちらのタイプをお使いでしょうか。

とまあ、2つのタイプに分けたところで私の場合確実に言える問題点はキャップの事ではなく“最後まで使い切った事は殆どない”ということなのであります。これは途中で不具合が生じたり、浮気をして他の商品に移ったりというわけではなく、使用途中で“紛失”してしまうことによるものです。

私自身物を失くすことは余り無い方なのですが、どういうわけだか「リップクリーム」だけが紛失率が高いのであります。基本ズボンの左ポケットが定位置なのですが、冬場になると着ている物も含めてあちらこちらにポケットが登場しますよね。

チョットがさついてきたからズボンから取り出して、使用後に咄嗟にコートにしまい込み、お店に入るときにコートを脱いだ時にジャケットへ移して・・・などをしているうちにベロベロの状態で自宅に帰ったらそのままの状態で爆睡。Zzzz・・・。さあ翌日は慌てて自宅を飛び出すと、北風ピューピューで「オッとリップを」と思いすかさずズボンの左ポケットに手を入れても“ない”

そうこうするうちに別のジャケットから去年の懐かしいリップちゃんが突如救出される。お~~こんなところで1年熟成をしていたなんて、いやでもひょっとしてこれは一昨年の物か?ですから毎シーズン使うタイプは変えないと、いつの物か判別不明になるわけで・・・。そんなことが私自身毎年この季節の風物詩になっていますが如何でしょうか。

 

亡くなっちゃいましたね、ホイットニー・ヒューストンさん。あのホテルに数年前に家族で泊った事があるのですが、非常に残念です。これから暫くはこのどさくさで稼ぐんだろうな~追悼盤出す会社は・・・。

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