理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.011

『トップも色々 2021年夏』

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何だかんだと結局コロナ禍は落ち着く様相もなく、あっという間に今年も半分終了してしまいました。先日の父の日にライオンズが試合前に粋な計らいをしておりました。自チームの外国人選手のために、球場のモニターにコロナ禍で来日できず一緒に生活できなくなっている選手の家族を、サプライズでモニターに映し出して家族からの父の日メッセージを流したのであります(涙)。

同じプロ野球のジャイアンツの助っ人の1人は、家族と一緒に生活ができないことを理由に活躍中にもかかわらず急遽退団をしておりましたが、本当にこの新型コロナウイルスって奴が多くの人の人生に影響を及ぼし続けております。そこで粋な計らいのライオンズのパフォーマンスはほっこりする話ですが、これを見せつけられた対戦相手の外国人選手は心中穏やかではありませんよね。

ライオンズが対戦相手の助っ人達の戦意を喪失させる作戦でこのようなことをしたならかなりしたたかで凄いことだと思いますけど、どうせやるなら日本プロ野球リーグが全チームでこれを実施すれば、現在日本のプロ野球に所属中の外国人選手だけでなく、世界中の野球ファンに対しても好印象を与えることが出来たでしょうに、プロ野球関係者のトップはこのような考えには及ばなかったのでしょうね。

トップといえば東京都のトップが緊急入院されました。コロナ対策やオリンピックの準備と連日御多忙であったことはよく存じております。身体の疲労も日々の心労も常人には耐えられないようなものであったのかもしれません。ただここにきてのいきなり休養をがっつりとってドロンパするのは、あまりにもタイミング的に如何なものかと勘繰りたくなりませんか?

つまり都議会議員選挙が公示されて、さあこれから戦うぞ!のモードに入ったところでのこれです。前回の都知事選で小池さんは自ら率いる『都民ファースト』をバックに、自民党の古狸をものの見事に超悪役に仕立てて、未だに殆ど達成されていない5つの公約を掲げて、都政の保守である自民党に戦いを挑んで大勝されたわけです。

ですから勿論今回の都議会議員選挙でも都民ファーストのリーダーとしてその議席を1つでも増やすべく、選挙戦にも応援に打って出ないといけない立場のはず・・・。そんなトップが今この状況でどこの病院にてどんな加療が必要で、なんの休養をしているのかも公式にはオープンにしないまま、週明けには入院も延長戦に突入されました。

どうも現状を見ていると今回の選挙は、オリンピック開催の兼ね合いもあり都知事の彼女としては既に自民党としっかり手を握ってしまったようなのですね。そこで自分がリーダーである都民ファーストの議員を応援するということは、当然自民党を再び敵に回すことになるわけですから、もうそのようなことは今回の選挙では不可能となっているのです。つまり彼女の中では都民ファーストなる政党は勝手に見切ってしまったオワコンであり、そこのところを麻生さんは「自分の蒔いた種でしょ」と言ったのですね。

自分の都合だけで仲間に無断で勝手に敵側に日和ってしまうトップなんて、最前線の兵隊からすればこれはもう最低のトップと思われても仕方ありません。都議会議員選挙が終わったときに、都知事が果たしてきちんと記者会見に応じるのか?そしてその結果(おそらく自民党の圧勝)に対してどのようなコメントをするのか?「都議会選挙よりも今は新型コロナ対策とオリンピックの対応の方が優先順位は上です」とでも言うのか、これは見ものではあります。

「ボランティアの皆さんは1回のワクチン接種で1次的に免疫をつけて参加しろ」と、2回接種の意味をキチンとご理解されていないオリンピック担当大臣から、かっこよく“ステークホルダー”とか言われて矢面に立たされてしまったアサヒビールさんです。丸川さんがマスク越しにあ~だ、こ~だと屁理屈を言う前に、自ら率先して「新型コロナ感染拡大を少しでも防ぐため、オリンピック会場ではアルコール類の販売は一切いたしません!!」と言ってしまえば、会社としてのブランドイメージは間違いなく絶対にアップしていたはずです。

それぞれの競技会場なんて入場制限されて飲酒できる人間の数もたかが知れています。つまりテレビ観戦しながら家飲みする人達の方が圧倒的に多いわけですから、「よっしゃ~、それならアサヒを飲みながら日本とアサヒを応援しよう」という人が確実に出現して売り上げは激増すると思うのですが、このようなアピールだって立派な広告宣伝になるわけで、『損して得取れ』的な広告発想がこの会社のトップにはなかったのでしょうか?

我が国のワクチン担当のトップの肝いりで、いきなりのイケイケどんどんで始めだした職域接種が既にもう頓挫です。社員、職員だけではなく、その家族から出入りの業者まで、通学中の学生に、隣近所のおっさんに不倫中の愛人まで、こうなったらもうミソもクソも何でもいいから接種いたします的に大風呂敷を広げたと思った途端、「ワクチン足らなくなりそうでエントリーはご勘弁ください」だそうです。

挙句の果てには「60歳以上は今後アストラゼネカのワクチンで・・・」、と言い出しました。いやいやもう60歳以上はかなりの人が接種済みですから、おそらくすぐに「アストラゼネカが余っていますけど接種されていない皆様にはこちらで如何でしょうか?」と言い出しそうな雰囲気です。

ワクチンの在庫数の管理なんて単純に足し算引き算だけですよ。微分や積分してくれと河野大臣にはお願いしておりません。はっきり申しまして小学校低学年の算数レベルのお話なのですけれど、ワクチン担当のトップにはこれが何か支障を生じてしまう事なのでしょうか?

オリンピックの男子バスケットボールチームにはNBAで大活躍の八村塁選手が参加するそうですが、であれば侍ジャパンのメンバーに大谷翔平選手を入れないのは納得がいきません。ピッチャーならあとはMLBからダルビッシュ有選手と菊池雄星選手と前田健太選手がいれば先発はもうこれで十分でしょう。侍ジャパンのトップにはこのような選択肢は与えられていないのでしょうね~~~。

“人のふり見て・・・”ではありませんけれど、「クリニックのトップがこれではね~~~」、と人様から言われることの無いようしっかりと気を引き締めなくてはと思った次第でございます。様々な業界のトップの実力が問われる2021年の夏となりました。

 
 
先日上野動物園に双子のパンダが誕生したようです。これから当然のようにネーミング合戦が繰り広げられることと思われますが、ここはもう2021年に東京で生まれてしまったという運命のもとに「オリオリとパラパラ」か「ファイファイとモデモデ」のどちらかでよくないですか(苦笑)。

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