理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.009

『あと約50日』

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6月になってしまいましたが、大規模捜索が実施された横浜(戸塚)のアミメニシキヘビも、なんてことはない灯台下暗しで飼われていたアパートの屋根裏に潜んでいたところを無事に捕獲されました。IOCに睨まれた東京は、正に“蛇に睨まれた蛙”のような状況で、誰も中止を宣言出来ることなく刻一刻と開催に向かって事は進んでおります。
 
本当に無観客でやるのなら、それはそれでもう完全に割り切って、全国民は自宅でテレビ観戦に徹してもらい、熱中症対策も含めて家から外に出ない生活を強いてもらえば、これは一種の緊急事態宣言状態となりますから、これで人流はかなり抑える事が出来そうな気もしてきました。ひょっとすると全国的(首都圏以外は)に感染者数も激減したりして。
 
そこでまさかの代々木公園におけるパブリックビューイングの設置のお話ですが、あれだけ「密になってはいけません!」、「ステイ・ホームでお願いします!」と小池のおばさまは連呼しておきながら、言っている事とやっていることが真逆というこの矛盾。一体何を考えているんだ!と誰もが怒りをあらわにしております。
 
まあそれもこれもパブリックビューイングの大画面のモニターを提供する家電メーカーが今回のスポンサー様で、その会場で観覧者に対して飲料水を提供するメーカーも今回のスポンサー様で、このようなスポンサー会社の広告宣伝のためだけに“3密は必至”の会場を無理矢理にでも設置するというお話なのでしょう。
 
口を開けば「医療崩壊が既に起こっている!!」、これまた日々ステイ・ホームと連呼していたにも拘らず、ご自身は応援議員の政治資金のためのパーティーを主催していた日本医師会の会長が、自分が理事長を務めておられる札幌の病院では、ナント新型コロナのクラスターが発生したようです。
 
こそこそと会食したり、夜の銀座に出向いたりしていた国会議員に向かっては、ドヤ顔で「先ず隗より始めよ」と声を大にして進言されていたような気がしておりますが、日本医師会の会長さんなんてしょせんはまあこんなものであったと化けの皮が剥がれてしまったお話でした。
 
そんな中で世界的にも遅れをとったワクチン接種の方はと言えば、突然あちこちで大規模接種の準備が始まり、キャンセルで余ったワクチンは、取り敢えず未接種の人がいれば希望者には誰かれ構わず接種しまくる流れが止まりません。何故か山口県と和歌山県の接種率が高いと、これも安倍と二階のおかげなのかと言われる始末で・・・(笑)。
 
そうなってくるともう年齢や基礎疾患のあるなしにかかわらず、なし崩し的に「夜の繁華街に勤務する人に優先的に!」とか、訳の分からんことを政府が言い出しております。つまりこの業界にワクチンが行き渡れば、さあこれで安心して大手を振って国会議員の皆様も銀座に陳情伺いに行けるという事ですかね?
 
遂にオーストラリアのソフトボールチームが、大会前の事前合宿のためにやる気満々で我が国にやってこられました。もうここまで事態が動いてしまったらもう「やっぱり止めますわ~~~」とは言えない状況になってきますよね(汗)。そうなると大会には必要不可欠なボランティアの方々です。以前のコラムでも書きましたが、ボランティアの方々へのワクチン接種の話もようやく出始めているようです。
 
実はそのボランティアへの登録を済まされている方から聞いたお話なのですが、未だにいつ、どこで、どの様な活動をしてほしいとか、ボランティア活動に関しての具体的な連絡が未だに全く届いていないとの事なのです。そこでその方が心配になる気持ちをSNSの掲示板に「どうなっているのか?大丈夫なのだろうか?」とポソっと呟いたところ、あっと言う間に返信が来たそうです。
 
そして一気にやって来た180通の返信のうち、178通は『あなたは本気でオリンピックの開催を望んでいる人なのですか?』、『この期に及んでオリンピックに参加しようとするなんて一体どういう人間なんだ!!』、『もし同じ会社にこんな人がいたら本当に困る!!』etc.といったような、この方の人格どころか存在までも否定するような罵詈雑言が並びに並んだというのです。
 
このコロナ禍でのオリンピック開催の是非はともかくとして、純粋に必要とされるボランティア活動を真剣に心配をされている人に対して、これだけの心無い発言をしてしまう人だらけという現状に私は正直驚いてしまいました。しかしこれは未だに出口の見えてこないコロナ禍や、中途半端としか言いようのない“屁みたいな”緊急事態宣言などに、本当に多くの人達の心がささくれ立ってしまっている証拠なのではないかと感じるのであります。
 
前回のコラムでも書きました“キャンセルカルチャー”も、ある意味このささくれ立った心がそうさせている部分はかなりあるのではないかと思いますし、とにかくこの武漢に事を発したと思われるウイルス(トランプさんに言わせるとチャイナウイルス)は、WHOが特定の地域(国)の名前は良くないと言い張ってCOVD-19と言わせていました。
 
ところが変異したものはイギリスだの、南アフリカだの、ブラジルだの、インドだのと平然と国名をくっつけて羅列するのはなぜなのかよくわかりませんけど、このウイルスによって全世界の人々の身体のみならず、精神も確実に蝕まれているのだと私は確信しているわけですが、いよいよオリ・パラ開幕まで約50日となった6月のスタートであります。

 
 

ところで大坂なおみさんはオリンピックに出場されましたら、試合後の記者会見はやはりボイコットされるのでしょうか?(この件は彼女の今後の選手生命にも影響する事件だと思いますが、次回のコラムで触れさせて頂きます)

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