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院長の部屋

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.371 「2004年 ベルリンにて」 NEW

DRkobayashi

前回の令和2年最初のコラムは実際に令和元年末に執筆したものですから、今回のコラムが令和2年になって初めて書くコラムという事になります。長期予報通りと言いますか、年明けからも暖冬傾向は続いておりまして、各地のスキー場や札幌の雪まつりまでもが巷では“雪不足”と騒がれております。

そんな中で世界的には、アメリカとイランの関係の緊迫状態だったり、中国ではまた何やら新型の肺炎が認められたり、セレブとロイヤルを勘違いしたと揶揄されるイギリスの皇太子“妃”ご夫妻のお騒がせ問題など、遂に来てしまったオリンピックイヤーの今年も様々な話題に事欠かないようですが、コラム読者の皆様方に於かれましては幸先よく令和2年をスタートされておられる事と存じます。

ただ昨年末から年始にかけての最も人騒がせな事件と言えば、カルロス・ゴーン被告のレバノンへの大脱走劇に他ありませんよね。今のところ本人がどのようにして国外脱出を成功させたのかを語っておりませんので、真実はまだ解明されておりませんが、マスコミの報道によるところがほぼ真実であるとすれば、正に三流映画のシナリオのようなお話であります。

除夜の鐘と共に出て行きましたぁぁぁ!! ゴ~~~ン。

正に“風と共に去りぬ”=“ゴーン With The Wind” ってな感じでしょうか(笑)

それにしても一緒の罪で起訴されたグレッグ・ケリー氏は、彼からこの脱走作戦に関しては全く事前に聞かされていなかったでしょうから、正に「寝耳に水」とはこの事でしょうし、新春早々してやられたぁぁぁ、とさぞかし悔しがっておられるのではないでしょうか。しかも裁判は1人で戦わなくてはならなくなったわけですから・・・。

閑話休題。

我々のクリニックがスタートして今年で21年目になりますが、この間にそれはそれは色々なことがありました。その中でも私個人としては、2004年は生涯忘れる事の出来ない年となったのであります。

その年にはベルリンで頭髪関連の国際学会がありまして、我々のグループを代表して小生が発表に出向いたのであります。内容的には遺伝子検査によるAGAの将来的な予後に関するものでした。

結果的にその学会におけるポスター発表部門での学会賞を受賞することとなったわけですが、こちらとしてもまさかそのような賞を受賞できるなんて夢にも思っていなかったので、正直何が何だかわからない状態で閉会式にて多くの参加者の方々の前へと登壇する事となったのです。

受賞のスピーチなんて全く用意をしているはずも無く、完全に舞い上がった状態でマイクを渡され「この学会に参加できて非常に有意義であったが明日帰国の途に就かねばならない。実は日本で待ってくれている仲間たちにベルリンのお土産をまだ準備していなかったけれど、この受賞でもう何もお土産を買って帰る必要はなくなりましたぁぁぁ!」と自分ではスピーチしたつもりでしたが、あまりうけなかったのでうまく英語で表現が出来ていなかったのだと、これは本当に今思い出しても赤面してしまうお話であります。

私の人生において国際学会でこのような賞を頂けるなんてことは、後にも先にもあれがきっと最後だと思いますが、そのお膳立てを全てして下さったのが、その学会にもご同行頂いた北里大学医学部名誉教授の川上正也先生なのでございます。

先生にはクリニック開設直後から、微に入り細に入り親身な御指導と御鞭撻を賜り、我々の臨床における基礎研究部門を強力にバックアップして頂けたからこそ、このような賞を頂ける運びとなったわけであります。

先生との出会いは、30年以上前に私がまだ北里の学生であった頃、先生は当時の『分子生物学(基本的には遺伝子を中心とした生物学)』という講座の主任教授でいらっしゃいました。つまり医学生として先生の授業を受ける立場からのスタートであったと言う訳です。

私は高校1年生の時に生物の授業を受けて以来、長きにわたる受験勉強での理科系は物理と化学を選択していたものですから、大学に入学後も生物学関連の授業(正しくは試験)に大変苦労を強いられたものです。ところが川上先生はそのような出来の悪い学生に対しても、非常に温情溢れる採点をして下さる、学生からすれば仏様のような教授であったことを今でも覚えております。

北里を無事卒業後、医師となってからは精神科の臨床の方に進みましたので、川上先生の教室に関連するような仕事(研究)からはやや距離のある立場でいたのですが、大学を離れ現在のグループに入ってから再び先生にご教授頂くことになろうとは、人の縁というものは誠に不思議なものであります。

先生は常に朗らかでにこやかにされておられ、私などがどんな稚拙な内容の話をしても親身に聞いて下さり、そして私が理解できるようなレベルまで話の内容を噛み砕いて最後まで解説をして下さる、本当に私が医者になってもまだ仏様のような先生でした。

でした・・・、という言葉を用いなくてはならなくなってしまったことが、令和2年早々我々のグループにおける大きな事件であるとしか言いようがありません。ちょうど1年前に福岡のクリニックの初代院長である九州大学名誉教授の中溝先生を失い、今回は川上先生と“虎の威を借りる狐”においてその大切な虎がどんどんいなくなってしまう事となってしまったのであります。

これからは生物学上不可能を承知の上で、『狐』が少しでも『虎』になれるようにと、可能な限りの精進をして少しでもより上を目指して進んで行く事をお約束いたしまして、謹んで川上正也先生の御冥福をお祈り申し上げます。

先生本当に今までありがとうございました!!

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